友達に折角紹介していただいたのに、旦那さんと一緒に行ったことなかったので顔見せがてら休日ランチ。青山ショッピングの旦那とそれぞれ自転車で六本木のレストランまで向かう。
ランチにはワゴンサービスのデザート、コーヒーが付くお得コースもありますが、私たちは肉料理が食べたかったのでアラカルトでオードブルと肉料理をオーダー。
(記事~旦那さん)
前菜は「本日のシェフ特製オードブル盛り合わせ」(Hors-d'ouvre Panaches)
色彩が鮮やかで初夏を思わせる一品です。
ぼくが選んだのは「スモークサーモンの温製 シブレットソース」(Escalope de Saumon tiède,Crême de Ciboulette)
スモークのかかりが非常によく、その上、肉感が生のようでとてもおいしくいただきました。自転車をこいで疲れていたのですが、これで簡単に復活。やはり、おいしいものを食べると人間は元気になります。
お嫁さんのメインは「鴨の胸肉のロティー キノコソース」(Suprême de Canard, Sauce Champignons)。ロティというのはロースト。
ここでは、蓋をつけて給仕し、二人の料理を同時に開けるということをしています。せっかくカップルで食事を楽しみに来ているのだから、同時に食べていきたいという気持ちを汲んだサービス。いいですね。
おいしい料理は目に入ってきた瞬間に分かります。この料理はその一例。ぼくも少しいただきましたが、丁寧に調理されているという印象を受けました。
初めて彼女をフレンチに連れて行くという場合は当てはまらないのでしょうが、純粋にフランス料理を楽しみたいという場合に大切なのは安心感です。そういう意味で、丁寧に調理されているというのは信頼できます。
そう考えると料理も心理的な側面が意外と大きいのかもしれません。
さて、ぼくが選んだメインは「仔羊の背肉オイル焼き 香草風味」(Côte d'Agneau aux Fines-Herbes)
羊というと癖があるという思いを抱く人も多いでしょうが、子羊はあまり癖はなく、肉肉しているところが美味。城シェフのこの品はソースが絶品でした。
子羊の骨付きのローストというのはフランス料理ではポピュラーなメニュー。定番と言ってもいいと思います。肉肉しているところがぼくは大好きなのですが、忘れていけないのはソースの存在です。
フランス料理を世界の座に押し上げた立役者はソースと言っていいくらい、ソースはフランス料理では大切。洗練されていなかったフランス料理が宮廷料理としてヨーロッパを支配していく過程でさまざまなソースが生み出されていったのだそうです。
城シェフのソースは正統派。なんだか家に帰ってきた感じがしました。城シェフによると、こういった味は、一手間抜くと維持できないのだとか。城シェフとつい話し込んでしまったのですが、新しい試みも大切だし、ビジュアルも大切だけれど、代々受け継がれていくフランス料理の遺産というのがある、それを守っていきたいという思いが人なつっこい笑顔から伝わりました。
ワインリストのワインは価格高めですが、今度はディナーで行きたいお店です。
住所………東京都港区六本木5-18-23 INACビルB1
電話番号…03-3589-0035
営業時間…ランチタイム11:30~14:00(L.O)ディナータイム18:00~22:00(L.O)
休み………第1・3日曜はお休み。それ以外の日曜・祭日は夜のみ
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