Rin's Table

結婚を機に福岡から上京。趣味の食べ飲み歩きを中心に記録(ひとりせんべろ~グランメゾンまで)

Ch. Latour 1976 (シャトー・ラトゥール)

2018-02-20 | ワインほか洋酒
Ch. Latour 1976 (シャトー・ラトゥール)
  
(格付) メドック格付 第1級 
(AOC)  Pauillac
(作付面積)カベルネ・ソーヴィニョン80%、メルロ15%、カベルネ・フランとプティ・ヴェルド5%
(セカンド) Les Forts de Latour (レ・フォール・ド・ラトゥール)
     昔は若い木のものもいれていたが、現在は古樹。いまや2級クラスを超えている
(サード) Pauillac de Latour 2001 (ポイヤック・ド・ラトゥール)

 シャトー・ラトゥールは非常に寿命が長いワイン(ボルドー全般で)。50年間はすばらしい品質”を保つといわれており、この日飲んだワインもちょっと液面が減っていたので開栓したんですが、香りも味も、素晴らしかった。ソムリエさんも、もうちょっと長くもちますね~と“晩熟で長命”。
 2012年ヴィンテージから Latourはプリムール販売を行っていない(2018年現在でも未発売)。今5大シャトーでプリムール販売は無くなったため、その人気も伴い、入手し辛い

☆ プリムール販売
 ボルドーワインは、収穫してから醸造、熟成を経てリリースされるまでに非常に時間が掛かります。低価格帯のボルドーであれば、収穫後1年程度でリリースされるもののありますが、格付けシャトーレベルになると、リリースまでは3年ほどかかるといわれています。この間、シャトーはワインを販売できないので、ワインを現金化することが出来ず、これは非常に大きな負担になります。それを解決するため、瓶詰め前の樽の状態でワインを評価し、若干格安の価格でワインを販売する買う側としては安くワインを調達することが出来る仕組み
 販売するシャトーにとっても先に現金が手に入るため、ボルドーの殆どの格付けシャトーがこのプリムールでワインを販売していました
 近年(2011年頃から)、資金繰りの心配のない5大シャトー等だと、「まだ樽の段階でワインを正しく評価することは難しい」「きちんと飲み頃になるまで待ってからリリースしたい」とプリムールで安く販売するよりも、飲み頃を迎え価値が高まった状態でリリースした方が高く販売されると、この制度を取りやめてきています。

☆ メドック格付
 1855年パリ万博の際、ナポレオン3世の命により、ボルドーワインを出展するにあたり、当時良質なワインを造るシャトーを1級から5級に分け順列を付けた
 主にマルゴー、サンジュリアン、ポーイヤック、サン・テステーフの4銘醸村のシャトーを中心に61のシャトーを1~5級に格付け、1級は5つ(いわゆる五大シャトー)以下、第2級(14)・第3級(14)・第4級(10)・第5級(18)で構成。1973年のムートン・ロートシルトの2級から1級への昇格以外、現在まで格付けの見直しはありません。そのため、この格付けの有効性については、賛否両論。確かに、これ4級なの?とかあったり



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