林間教育通信(「東大式個別ゼミ」改め「シリウス英語個別塾」)

私立中高一貫校生徒を対象とする英語個別指導塾。小田急線の東林間駅(相模大野と中央林間の隣駅)から徒歩3分。

自修室で音読ハイの修行計画

2009年03月14日 | Weblog
東大式個別ゼミは神奈川県東林間にある小さな個別塾です


本当は背中を押してもらいたい生徒がいる。
大きく変われるはずなのにその機会をもてないでいた生徒がいる。
そしてなによりも、わくわくした気持ちで勉強するという体験がない子がいる。

本当は勉強というのは、ある段階を超えると苦しみが悦楽に転化するのだ。いわゆるランナーズハイ現象。脳内麻薬の誕生。

英語や日本語は音読を通じて学びを深めることができるというのは、すでによく知られていなければならないことだ。ある段階までは苦しい。しかし、一定段階を超えると苦しみではなくなる。ランナーズハイにも似た音読ハイといわれる現象があるのだ。

ピアス『トムは真夜中の庭で』をまるまる全部、朗読ー録音したことがある。正直に言えば、いくら名作だとはいえ、最初はかなり面倒に思ったものだ。だが、朗読教材を作るということで、無理矢理音読作業を開始した。黙読だったら途中で挫折していただろう。しかし音読したからこそ、最後まで読み通すことができた。

音読という単純作業を自分に課すことによって壁を越えることができる。さらに、その作業が快楽になる。

子供や大人が変われる体験、そういう場を我が家、我が塾に設けようではないか。ふと私は思いついた。来月、いや今月末にでも、日曜日の昼間、1Fの自修室で、音読ハイ修行大会をやろう。皆がお経でも読むように、好きなテキストの読経をするのだ。

私が読むのは、J.M.Coetzee http://www.nytimes.com/ref/books/author-coetzee.html Ben Okri http://www.contemporarywriters.com/authors/?p=auth82 英語文学だ。五十里くんには、『ライ麦』を読んでもらおう。

変身できる場所が私たちには必要なのだ。

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