林間教育通信(「東大式個別ゼミ」改め「シリウス英語個別塾」)

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できる高校生向け英和辞典・英英辞典は?

2011年04月03日 | 英語学習
このブログでは、進学校に通う普通の中高生向けには、なるべくやさしい英和辞典を勧めてきました。中学生であれば『アクセス・アンカー英和辞典』。 中学3年生以上であれば『ニューヴィクトリーアンカー英和辞典』 です。日本の大学を受験するのであれば、たとえ難関大学を受験するのであっても、紙の辞典は『ニューヴィクトリーアンカー』で十分対応できるはずです。

もっとも、ある程度基礎ができているという高校生には、上述の辞典ではちょっともの足りなく見えるかもしれません。そこで2009年に新しい版が出た『グランドセンチュリー英和辞典』 も、私たちは同時に薦めています。この辞書は、『アクセス・アンカー英和辞典』を卒業したいという高校生にも最適な英和辞典でしょう。辞典は新しいければ新しいほど良いので、今、旬の辞書だといえます。

かなり英語に自信のある中高校生もいるでしょう。センター試験の英語では8-9割くらいは取れてしまうとか、英字新聞や洋書を読み始めているような生徒さんです。そういう生徒さんにとっては『グランドセンチュリー英和辞典』でも、ちょっと物足りないかもしれませんね。(文法書・単語帳だと思えば、『アクセス・アンカー』でもかなりレベルが高い学習英和辞典なのですが)。それならば是非とも学習者向けの英英辞典を試してもらいたい。(逆に言えば、学習英英辞典を使えないような英語学習者は、『ジーニアス』や『ウィズダム』などに手を出さないで欲しい!) 学習英英辞典にはいろいろと種類がありますが、最初の1冊は定評のある『ロングマン現代英英辞典』 が良いでしょう。

英語のできる生徒が、英和辞典も新調したいというのであれば、どうしましょうか。私ならば、『ウィズダム英和辞典』(2006年)  か『オーレックス英和辞典』(2008年)  、『ロングマン英和辞典』(2007年)、あるいは『リーダーズ英和辞典』 の中から選んでみたらどうかと提案することでしょう。

英和辞典についてちょっと消極的な表現になってしまいましたが、それには理由があります。『ウィズダム英和辞典』に代表される難解な学習英和辞典を使うのであれば、むしろ電子辞書で大型英和を活用してみれば良いのではないかと思っているからです。例えば私の持っている電子辞書には、『ジーニアス大英和』 が入っています。しかし、もし金銭的余裕があるのであれば、研究社『大英和辞典』『英和活用大辞典』が収録されているものが良いのでないでしょうか。

また、英語力はまだ英検2級レベルだが、難しい単語を調べる必要が時々あるという学習者であれば、『ニューヴィクトリーアンカー英和』と電子辞書を併用するというのも悪くない考えです。そのときには、なるべく収録語数が多い電子辞書を選ぶべきでしょう。

ところで iPhon/ iPod touchで購入できる辞書ソフトはどうなのか。これは一種の電子辞書ですが、私もいくつかソフトを購入し、このブログでも紹介してきました。 iPhon/ iPod touchは、電子辞書よりもサイズが小さいのが長所であり短所です。持ち運びには便利だが、キーボード・タッチは電子辞書よりもちょっと面倒です。とはいえ、大学生以上であれば iPod touch (やiphone)を購入し、いくつかの辞書ソフトを購入してみること強く勧めます。

辞書ソフトの中でとくに私が推すのは、『英辞郎』の英和(和英)辞典です。辞書としての信頼性に疑問符がつけられることがありますが、(1)操作性が良い、(2)最新語も豊富で、収録語数が多い、(3)安い、という点で文句のつけようがありません。収録語数の多い『リーダーズ英和辞典』の対抗馬にもなるのではないでしょうか。

他にも評判の良い辞書として『ウィズダム英和・和英』がありますが、悪くありません。もちろん、『ロングマン』の辞書も人気のある選択ですし、『ケンブリッジ学習辞典』はちょっとリーズナブルな価格になっています。個人的には American Heritage が気に入りました。


まとめましょう。

『アクセス・アンカー英和』     
『ニューヴィクトリーアンカー英和』

『グランド・センチュリー』

『ロングマン現代英英』

『ウィズダム英和』
『オーレックス英和』

『電子辞書』(研究社大英和、大ジーニアス、リーダーズなど)
iPhone/ipodtouch(英辞郎など)

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