林間教育通信(「東大式個別ゼミ」改め「シリウス英語個別塾」)

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ドラゴンスピーチ11

2012年10月18日 | 文房具と読書
ドラゴンスピーチは、私が長い間愛用していた音声認識ソフトであった。 IBM の ViaVoice ノーバージョン9くらいはそこそこ使えるソフトであったが、後発のドラゴンスピーチが完全に追い越し追い抜いてしまったのである。ドラゴンスピーチの6などくらいからはかなり実用的だったのだ。しかしその後ドラゴンスピーチ日本語版は長い間バージョン・アップをストップしてしまう。(英語版のドラゴンは常にバージョンアップし続けた)。たしかDragon Naturally Speaking 2005が最後だったと思う

その間、2008年には、 AmiVoice という音声入力ソフトが登場した。そして、こちらの方が使いやすかった。2010年には AmiVoice SP という新バージョンができ、私自身はほとんどドラゴンスピーチを利用しなくなっていた。稀に利用するとしたら、 IC レコーダーで録音した音声メモを文字化する時だけであった。

今から思うとドラゴンスピーチの設計姿勢の問題点があった。誤変換の修正がしにくいのだ。それが面倒くさいので、敬遠してしまったのだと思う。

このことは、 iPhone iPad iPad touch 用の音声認識音声認識ソフトにもつながっている。「 Dragon ディクテーション」(ドラゴンスピーチによる)と「音声認識 Mail 」(Amivoiceによる)とを比べると、認識率の違い以上に、修正のしやすさという点で使いやすさが大いに違うのである。音声認識Mailの圧勝である。(価格はタダみたいなものなんで、iphone等を所有している人はぜひとも試してもらいたい)。

しかし、ドラゴンスピーチは7年間の沈黙破りついに新しいバージョンのソフトを出した。ドラゴンスピーチ11日本語版である。 iPad 用の Dragon はちょっとダメダメだなと思いながらも、さすがにこれは気になる。一番安いバージョンアップだと1万円未満で入手する事ができる。またアマゾンを見ると、かなり好意的な評価が並んでいるのだ。ドラゴンスピーチを応援してあげなければいけないのではないか、という気になった。

とはいえ、ちょっと分らないことがあったので Twitter で「ドラゴンスピーチ11」と入力して検索してみると、表現よみの提唱者で音声認識の経験を積んでいる渡辺知明さんの発言が出てきた。  結論的に言うと、「それでは、どのような人にこのソフトが向いているか。結論としてこのソフトを使うのに向いているのは次のような人であろう。(1)パソコンのすべての操作を音声認識で試してみたい人 (2)音声認識ソフトの変換の精度がどんなものか試したい人 (3)文章をゆっくり考えながら音声入力をしたいという人」とのことである。これは決定的な評価であった。今回のドラゴンスピーチは、私は買わないことにした。

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