COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 12月号 [雑誌] | |
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講談社 |
せっかくだからCOURRiER JAPON の他の時も紹介しておこう。今回取り上げるのは、「世界が出たNIPPONである」。
1. 香港からSouth China MORNING POSTによる前原外相論
とくに見るべき分析はない。前原の簡単な経歴を紹介したうえで、前原外相が民主党の中にあっては唯一の親米保守派であり、中国に対してはタカ派であると述べる。ただし北朝鮮に対しては交渉できると考えたりしているようだ、と。
2. フランスのルモンド紙による日本経済論
これも常識的な内容。GDPで中国に抜かれても日本経済の実力はなかなかなものだというもの。グローバル経済とローカル経済がすぐれているので、余りに悲観的な見方をする必要ないというもの。
3. ニューヨーク・タイムズによる円高論
円高によって 実は日本はグローバル化したり、海外進出を狙ったりすることができるのだという議論。ここで楽天の三木谷が大きく取り上げられている。ちょっと楽天=三木谷の宣伝みたいだ。楽天が世界でどのように勝負できるのか、私には検討つかないのだが。
4. ニューヨーク・タイムズによる日本のゲーム業界論
日本はかつてはゲーム業界をリードしてきたが、今では世界から取り残されているという非常に厳しい記事である。
5. 中国の『世界博覧』による[メス化していく日本人男性]
これも常識的な日本社会論である。しかし、書かれてあることまともである。
総じて言えば,これらの文章は高校生に読ませると良いのかもしれない。