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新宿機動部隊(将棋)

社団戦出場チーム「新宿機動部隊」のブログ。

LPSA 芝浦サロン

2012-11-16 22:49:53 | 将棋よもやま
芝浦サロン、中倉宏美女流二段の指導対局。



前回は石田流対穴熊だったので気分を変えて居飛車に。上手は4手目の角交換から一手損角換わりとなりました。早繰り銀を指してみたかったので、試しに(生まれて初めて)。
しかし…



左金を7八に上がったのがどうもバランス的に悪い。こう上がるのなら3筋からの仕掛けるタイミングをちゃんと考えないといけませんでした。居玉のまま仕掛けて…



ここから△4五歩▲3四歩△4六歩▲3三歩成△4七歩成▲3二と△同飛、と進むと、金一枚ぽろっと取れても4七のと金が大きく、先手の7八金型が悪すぎ。顔を洗って出直してきます。


蒲田将棋クラブへ

2012-11-14 23:13:51 | 将棋よもやま
久々に蒲田道場へ。



新宿チームが集まりそう、とのことで行ってきました。
トーナメントに入れてもらい、1局目は機動部隊のTさんと。先手の早石田に右四間にしてみました。捌かれて作戦負けを意識しましたが、一瞬の隙に攻守交代してからなんとか攻めきれました。

2局目は先手番で早石田模様に、後手が右四間からの急戦。先日、ブログに上げた局面より、一手早い仕掛けです。同じような展開でしたが、飛車を浮いていないのでやや指しづらい感じ。中盤の構想もまずく、敗北。しかしいい勉強になりました。

新宿チーム幹事長と早指し。先手ぜんた番で矢倉を教わりましたが、急戦棒銀に来られて焦りました。9筋を突きあったので少し定跡と違う形となり、▲4六角と出たラインを生かせて有利な体勢に。しかし居玉のまま攻め急いだのがたたり、カウンターにやられました。

久しぶりの蒲田でちょっと緊張もしましたが、やはりいい修行となりました。またよろしくお願いします。

先手早石田対右四間飛車

2012-11-13 22:11:46 | 研究


先手の早石田に後手・右四間飛車。△5四銀の一手前に▲7六飛と受けると、△5四銀には▲7七桂でぴったり受かるので、△6五歩。▲同歩△8八角成▲同銀△4五角▲5六角△2七角成▲7七銀△5四馬▲6六銀△4四馬▲7七桂、でこの局面です。

後手の馬は大きいですが、先手は左辺の駒が前に進み、中央に厚みを築いています。
この局面はどちらがよいのでしょうか。

相矢倉▲3七銀戦法 91手組

2012-11-12 21:19:28 | Weblog
近年、研究の進んでいる矢倉▲3七銀戦法、図の局面は91手まで進んでいますが、ここまでプロの実践例が現在まで4局。「91手組」とも呼ばれているようです。



先日のA級順位戦、渡辺竜王対屋敷九段戦でもこの形に。後手を持った渡辺竜王にここからの新対策があったようですが(△4三金▲4一龍△4二歩に▲4五桂なら研究範囲)、先手に想定外の手(▲4五桂ではなく桂馬を温存して▲3四歩)を指されて空振り。結局この形は後手が4戦全敗。

途中、変化の多い形なのでこれからさらに進化していきそうです。

「駒落ちのはなし」先崎学・著

2012-11-11 22:09:01 | 将棋本


「将棋世界」誌2002年9月号から2004年8月号まで、2年間に渡った連載が一冊にまとめられたものです。八枚落ちから二枚落ちまでの駒落ちを、単なる定跡紹介ではなく、上手の技や下手が陥りやすい心理などを思わず引き込まれる文章で解説。読み物として充分楽しめ、また駒落ち上手を指す機会のあるアマチュアにとっては格好の指南書でもあります。

本書のハイライトは最終章の「プロ×プロ 駒落ち対決」。先崎八段が木村八段と実際に駒落ち戦を戦かった自戦紀です。手合いは角落ち、初手から一手10秒で、1局ずつ上手下手を入れ替えて10局を対決。結果は木村八段が上手局で2勝を上げ、先崎八段に「完敗」と言わしめました。とても濃密な自戦記で読み応えがああります。

女流王座戦 加藤女流王座、3連勝で防衛!

2012-11-10 20:44:40 | 女流棋界
女流王座戦第3局、加藤女流王座対本田女流三段戦は106手で加藤女流王座の勝ち。

本田女流三段の先手。角換わり、ありそうでない局面に誘導した先手がうまくリード。しかし△7四歩と収めた後手に1筋から攻めた先手の構想を、△5五銀という強手で後手が反発し、攻めきりました。

タイトル戦を通じて、本田挑戦者はいつもの力をうまく発揮できなかったようです。加藤女流王座は第1局の踏み込んだ勝利で流れを掴んだのでしょうか。

倉敷藤花第1局 里見倉敷藤花、先勝

2012-11-08 22:16:10 | 女流棋界
倉敷藤花第1局、里見倉敷藤花対矢内女流四段戦は111手で先手・里見倉敷藤花の勝ち。

▲7六歩△3四歩▲7五歩に△8八角成。これに▲同飛と先手がつっぱったので乱戦の定跡に。棋王戦、久保棋王対佐藤康九段戦でも出てきた△2八角に▲1八飛△3九角打、という変化です。難しい変化の中、24手目△7三銀が矢内女流四段の新手。ここまで踏み込んでいるのは互いに研究している手順のはずで、ここからも難解な展開でしたが、ぎりぎりで自玉を受けた先手が機を見て反撃し、勝ちきりました。

第2局は11月23日対局予定。