王位戦第4局 羽生二冠、横歩取り8五飛に

王位戦第4局は広瀬王位の先手。

居飛車を選択した先手に対し、後手・羽生二冠は横歩取りに誘導。8五飛戦法の比較的レトロな戦型となりました。立会人の森下八段、中座七段に気をつかったのでしょうか。

広瀬王位といえば振り穴ですが、横歩取りの先手番は公式戦6戦6勝だそうです。

早咲語録①

「自陣角は死んでも打ってはいけません」

LPSA「日レスインビテーション・カップ」の大盤解説を担当した早咲誠和アマは、数々の名語録を残しています。わたしはこの大盤解説会で初めて拝聴しましたが、確かに示唆に富んだ発言が。

自陣角については、すでに大分方面では広まっている概念とのことです。
馬の価値を高く見ているということで、持ち角を敵陣に打てば、成りかえって２手で馬が出来るのに、自陣に打っては成ってから自陣にまた引き返して３手かかるのでつまらない、という意味。

確か「対局日誌」でしたか、故・村山八段が大山名人の将棋を観て、「将棋は馬を作るといいんだな」とつぶやいたという記述があったと思うのですが、その感覚でしょうか。

確かに馬は大きな駒だと思います。