だそうです。
里見女流三冠対中井女流六段の対決となった第4回女流最強戦は、148手で後手・中井女流六段の勝ち。中井女流六段は同棋戦三連覇となりました。
先手・里見女流三冠の三間飛車に、後手は居飛車穴熊で対応。先手は積極的に動きましたが、と金で着実に攻めた後手が勝ちきりました。
146手で後手・中井女流六段の勝ち。
先手・石橋天河の中飛車穴熊に居飛穴で対抗した中井挑戦者が、後手ながら積極的な動きを見せたのが奏功。
寄せ合いは相当難解に見えましたが、最後は中井女流六段が綺麗に寄せました。これで1勝1敗。
リコー杯女流王座戦が4月から開催されることになりました。詳細は日本将棋連盟にて。
女流棋士のみならず、奨励会員、アマチュアを含めた女性すべてが対象となるようです。さらに海外推薦枠も設けたとのこと。
さまざまな意味で画期的な棋戦と思えます。第1期の行方やいかに。
NTTル・パルク杯第3期天河戦三番勝負第1局、石橋天河対中井女流六段戦は、134手で後手・石橋天河の勝ち。
中井好戦者の初手▲2六歩に、石橋天河は2手目△7二飛! 前例のない手将棋から、双方一歩も主張を譲らない戦いとなりましたが、中盤で駒得となった石橋天河が先手玉を寄せ切りました。
第2局は3月10日の対局。
石橋女流四段対上田女流二段の挑戦者決定戦は、137手で上田女流二段の勝ち。甲斐女王への挑戦権を獲得しました。
後手の石橋女流四段が引き角の趣向を見せ、互いに玉を固めあう展開でしたが、角交換から先着して馬を作った上田女流二段が緩まずに勝ちきりました。
五番勝負第1局は4月5日に対局されます。
女流名人位戦第3局は里見女流名人の先手。
後手・清水挑戦者が2手目△8四歩で早石田を封じると、先手は▲6六歩からノーマル三間飛車を選択しました。
先手は銀冠、後手は左美濃の堅陣から、左辺での捌きあいとなっています。
109手で里見女流名人の勝ち。3連勝で女流名人位防衛です。
清水挑戦者がうまく指しまわしていたようですが、決め手を与えずに指した里見女流名人が、終盤の難解なわかれを制しました。
予選リーグ全勝で挑戦した清水女流六段をストレートで退けた里見女流名人の強さが光ったシリーズでした。
120手で後手・里見女流名人の勝ち。
44手目に飛車を切った後手に対し、清水挑戦者はうまく局面を落ち着かせたように見えましたが、手に乗ってうまく左金を玉に寄せた里見女流名人が、攻勢に転じると緩まず攻めきりました。
これで里見女流名人の2連勝。防衛まであと1勝です。
女流名人位戦第2局は、清水女流六段の先手。
先手は3手目に▲6八玉と上がって、後手のゴキゲン中飛車を牽制しましたが、里見女流名人はそれでも△5四歩。角交換からの乱戦になりうる手順でしたが、先手が▲2六歩と自重し、落ち着いた展開となりました。
先手は飛車を5筋に転換し、中央に2枚銀で厚みを築いています。