女流王座戦挑戦者決定戦、里見女流四冠対本田女流三段戦は130手で後手・里見女流四冠の勝ち。加藤女流王座への挑戦権を獲得しました。
後手の位取り中飛車穴熊に、先手は四枚居飛穴で対抗。先手が右金を繰り出して5筋を制圧する間に、後手は左銀で7筋を攻略。後手が積極的に攻勢を取りますが、少し指しすぎ気味だったようで、先手の強気の反発からの攻め合いは居飛穴一手勝ちの形勢。
ところが、後手の穴熊を上部から押しつぶしてほぼ受けなしにしたところで111手目、▲7五金と打った手が持駒を使い果たした敗着で、いきなり先手玉が逆に受けなしとなり、大逆転。前期は五番勝負に登場した本田三段、無念の敗退となりました。
王座戦五番勝負第1局は10月26日対局予定。