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越谷フェンダーブログ

地球環境の為に車部品のリサイクルについて考えます。車の話や会社の裏話を公開します。

北海道出張

2008年11月10日 18時48分32秒 | 中古部品の裏話
今年も北海道出張が無事終わり役目を果たしホットしている
メタボ検診で大幅に中性脂肪(180→120にDown)が改善されたせいか?気分的にも体が軽くなった感じで、仕事も順調に進んだ。

旭川にある取引先のS鈑金さんは、社長は82才・3人の息子と孫がスタッフでデーラーの外注を専門にした工場である。社長は只今孫に鈑金作業を教え込んでいる・・。

この社長との出会いは20年以上も前になるが・・当社の稼ぎ頭に成長したリノベートライトのヒントをこの社長の元で見つけた・・ライトの取り付け部の破損は『コンパネを定尺に修理するときに使う平釘』の様なものを使えば元通りの強度が出ると直感し、これをプラスチックの切れ目に埋め込むことが出来れば・・と考え続けていた。

あるときボデーショップレポートの工具紹介にオートバイのカウリング補修につかわれているABSの補修用に作られたステンレスチップを加熱しながら埋め込む『電熱ピン』工具を見つけた・・同時に東京で開催される工具ショーに出展されているのを知ってすぐに出かけ、念願の工具を手に入れた・・。

ここから様々な取り組みが始まった・・(ブログ 2007.4.27 ライト課で紹介)

・・社長を訪ねると ライト売れてるかい・・? といつも心配してくれている。お陰様で・・と答えると満面の笑みをたたえながら・・工場の奥から取り置きしてくれていた、たくさんのライトを出してくれる。おみやげの『草加せんべい』を全員で食べながらしばしの情報交換の時間・・社長の顔はいつも若々しく輝いて見える・・。

業界の会合

2008年09月02日 12時22分28秒 | 中古部品の裏話
9月1日 業界の集まりが東京であった。シュレッター業者・解体事業者・中古部品業者・学者 を含む30社あまりの経営者が集まり、近況報告を交えた今後の展望を話し合った。

7月は猛暑で電装品を中心に中古部品の売上げが伸び、おまけにスクラップ相場も良く、大幅な売上げ増を記録した・・といった報告が続いたが・・

8月に入りスクラップ相場が大幅な下落を記録した。さらに『お盆明けの特需』を期待していたが・・ガソリン価格の高止まり・北京オリンピック中継などで車の利用が極端に少なかった・・などの影響で修理工場に入庫される事故車が減少、中古部品販売が前年対比を大幅に割り込んだと言った報告が大半を占めた。

当社も同様の影響を受けたが・・今回のこの業績不振が個々の事業所に留まらづに業界全体が沈み込んでしまった所に大きな問題を残した。

原油価格の高騰で食料品関係の値上げをはじめあらゆる物価を押し上げてしまった・・その結果消費者マインドは冷え切ってしまっている・・今後車を利用して遠出をするような余裕が取り戻せるか?・・9月に入ってからも現状より好転する材料は全く見受けられていない・・。

・・中古部品販売の低迷が単に『真夏の夜の悪夢』に終わればよいのであるが・・9月の販売状況が・・今後を占う『カギ』を握っている・・。







JPAの会合

2007年06月14日 18時57分02秒 | 中古部品の裏話
日本ELVリサイクル機構の定期総会が品川プリンスホテルであった。
その後 JPAの会合を近くのレストランで開いた。・・・在京の6社が集まった

各社の近況報告が続く・・
・・今日一日の健康・社員の努力・息子である専務の下向きな経営姿勢・・すべてに感謝・感謝・・好調な業績を維持するk社長の話には、悪い要因はみじんも無い。

・・プロのシンクタンクに依頼し『生き残りを賭けた組織のイノベーション』をスタートする・・と熱く語る最長老のI社長

・・もしも中国のバブル崩壊が起こったら!・・素材市場の価格は一気に下落・解体事業者は大打撃を被ると危機感をつのらせる・・・台湾からパーツを輸入する国際派??Tさの熱弁

・・ベトナムの新工場が操業開始の直後・・一ケ月半ほど操業停止に追いかまれた。現在は平常運転に戻っているが・・・役人の対応が一番の難題と共産国でのビジネスの難しさを語る・・上場目前のN社長

・・着実な経営の中で醸造していた『新工場の計画』をいよいよスタートさせる・・新会員のk社長

・・Yahooストアーでの公開在庫を2倍の2500点まで拡大する。・・未開拓の市場を掘り起こす・・従来の市場にやや不満のH社長

とにかくビジネスの『新たな取り組み』を肴に飲む酒は・・いつでもおいしく・楽しい。

還暦を過ぎた『おっさん』たちが・・会社の夢を熱く語る・・いったいいつになったら現役をは離れるのだろうか!!・・・。 


ライト課

2007年04月27日 18時07分01秒 | 中古部品の裏話
ヘッドライトの補修作業はH7年4月にスタートしたので、今年で12年が経過した事になる。


塗装課に所属していた・・社員を一名抜擢して・・通路に作業台を置いただけでスタートした。当時バンパーの売上高が急成長していた頃でもあったので、あまり細かい事を考えずに始められた

補修作業は試行錯誤を繰り返し・・徐々にその完成度を高めて来たが・・最終的な『品質基準』は? ・・あれこれ考えたあげくの結論は・・『限りなく純正新品に近い状態』に向けて段階的に努力する・・事になった。

品質基準をニーズに合わせて徐々に改善した結果・・販売も順調になって来た。ここで浮上したのが『内部洗浄』であった・・どうしてもこの点をクリアーしないと・・・集荷した『コア』の内部に水滴跡がある物は、これを取り除くに時間かかりすぎる・出荷時間に間に合わない・手間が掛かりすぎて人手が足りない・・・等の理由でスクラップのなってしまう恐れがあった。

知人からの情報で東京ビックサイトで『洗浄ショウ』が開催されることを聞きつけた。・・早速ライトのコアを持って出かけた。参加企業に手当たり次第に話を伺って歩き続けたおかげで・・東製(株)さんと出会い・・超音波洗浄機が誕生した。

その後作業効率が飛躍的に伸びた・・・現在21名スタッフの大所帯になり・・当社の扱いアイテムの中でトップに立っている。・・・

・・・ライト課の存在価値の大きさを・・今改めて噛みしめている

・・・8年8ヶ月ライト課に所属していたA・Kさんが本日で退職になる・・ライト課の『歩み』の中で決して忘れる事の出来ない存在である・・と誰もが認める・・・。

今夜・・社員有志による送別会が行われる・・・栗原さんの今後の活躍を心から願う・・・



労働コスト

2007年04月13日 15時03分32秒 | 中古部品の裏話
10年以上前になるが、大手リビルト会社の社長が当社に訪て来られた。・・・当社が扱う再生バンパーの補修を・・海外の豊富な労働力を活用してはどうか!!・・と暖かい申し出であった。

私が若かった事もあり『リサイクルは国内で』という思いがあり・・お断りした事がある。・・その後 このリビルト会社は単独でバンパー補修を海外で手がけ・・・現在リビルト市場に大きなシアーを獲得し、成功を納めている。

先日 この社長が久しぶりにお見えになった。・・ヘッドライトのリサイクルを海外で再チャレンジする・・というお話であった
・・2~3年前 社長から『ヘットライトの補修を研究していたが海外での作業は難しいと判断した』・・・『在庫のライトを引き上げて・・』という電話をいただき、片付けに行った経緯があった・・・。

ヘッドライトのリサイクルを始めた頃は、品質的な問題よりも品揃えに重点が置かれていたが・・最近は品質が最優先になり、限りなく新品部品に準ずるものが要求される・・集荷してきた『コア』のスクラップもかなりの量に達する

もしこれらのスクラップが海外の安価な労働力によって、十二分に手間をかけて修理する事が出来れば??・・素晴らしいリサイクルの輪が生まれる事は間違い無い

リサイクル率を伸ばすには、労働コストが大きな壁になる・・・コストの壁を打ち破るには・・海外へのシフトがどうしても避けられない状況になる・・。

まだまだ・・国内で努力したい思いは十分あるが・・・カギは・・利用者のリサイクル部品に対する理解度の高まりである・・・・・。・・価格以外の価値観が生まれるかどうかにある・・。

JPA 日本パーツ協会 ①

2007年04月04日 20時51分06秒 | 中古部品の裏話
JPA 日本パーツ協会が昭和59年設立した
メンバーは・・国産ボデー・クランボデー・原田ボデー・サンエム商事・越谷フェンダー・富士メッキの再生業6社と・『月刊整備界』の主幹:入村さんをオピニオンリーダーとして迎え・発足した

当時 再生業界は再生メッキバンパーから社外メッキバンパーへの移行時期で厳しい価格競争を展開していた。その為 表向きには友好関係を保つコミ二ケーションの場がどうしても必要になり、JPAはそれなりに意義のある働きをしていた....

60年代にはいるとウレタンバンパーの装着が徐々に広がり始め・・乗用車の再生バンパー販売が再び主流になり・・本来の再生業に立ち戻り・・JPAのメンバー間も落ち着き取り戻してきた。

この頃から再生業者の方向性も徐々に変わって行った。

国産ボデーは立川から仕入れた部品販売・クランボデーは台湾製の社外部品の輸入業務・原田ボデーは高年式事故車の解体業務・サンエム商事は外車・タクシーの部品販売・越谷フェンダーは外装パーツの再生に専念・富士メッキは大型トラック関係のメッキ業務など・・業務展開の特徴が顕著になり始めた.....。