帰路・・

北海道の集荷活動は・・毎年2回　春と秋　函館から北見まで５泊６日で『コア』を仕入れる・・２５年以上も続いている・・。

今回は震災の為、苫小牧～常陸那珂港のフェリーが利用できず、再び陸路で帰ることになった。

キワードは・・往きの空車走行と違って、満載の荷物を積んでの帰路のため・・時速８５KM位のスピード走行を余儀なくされている。


・・前日までは何とか順調に進み、いよいよ最終日を迎えた・・

AM５:００に札幌をスタート　フェリーの乗船時間の制約で函館までの３００KMは余裕で運転　一時間前に到着・・青森港にPM３：２０下船　給油を済ませてPM４：００に東北自動車道に入った・・。

ここから６７０KM先の岩槻まで・・９時間を想定AM１：００を目標　『走るぞ～！』！！　トラックに喝をいれてアクセルを踏み込む・・。
深夜の運転は目の疲労が大きいので、日没までガンバテてPM７：００軽い夕食をとる・・会社まで４１０KM地点！・。

・・気持ちを引き締めるために荷物のロープを締め直す・・ここからは夜間運転のため安全運転第一で平らに走らせることを心がけた・・睡魔との戦いに備えて・・眠気覚ましに飲むオロナミンＣは５本を買いだめした・・。

・・予定通りＡＭ１：００無事帰社・・やった!！　

・・最終的にはフェリー代と飛行機代が浮いたものの、深夜の運行は安全管理者のやることではないな～・・と反省している・・。

準備完了！

『そろそろ　来る頃でしょ!　震災の被害はなかったの？』北海道の仕入れ先から何本もの電話が入った！　ありがたい!！

出張準備は既に資材部員の手で終わっている・・東北自動車道の道路状況は、週開けに盛岡まで走っている社員から『心配しないで出かけてください！』・・と電話も受けた・。

例年だと日曜日　AM5:30に会社を出発して青森に13:30に着くスケジュールであるが、今回は一時間ぐらいの余裕をもって出かけるつもりである・・。

帰路は・・震災の影響から苫小牧から出航するフェリーはコンテナ専用になっているので、陸路で北見から会社まで走らなくてはならない・・長距離を戻るため、仕入れたパーツが傷つかないようにパーツを保護する毛布はいつもよりも多い１２０枚を用意した！　用意万端である!！

・・お客様が期待しているパーツをたくさん集荷できるか？　不安は残るが・・これは例年のことで、今回は特に『居眠り運転』をしないように前日のビールを控え、安全運転を心がけて出張するつもりである・・。　　

おもてなし

我が家の最高のおもてなしは・・広くなった庭で・・バーベキューパーティーが定番となっている・・。

３年前に購入したこの土地は長い間建物の下にあったので・・『庭にするには、土を入れ替えなければダメだね～』というのが大方の見方であった・・。

アメリカの絵本作家　ターシャ・チューダの世界に魅せられていた寿子さんは『自分の手で始めから庭作りをししたい!』と言いだして、建物を壊して更地になった土地に・・一人で立ち向かうことになったった・・。

まずは土に陽を当てることから始まり・・土を掘り返して石を取り除き、その穴にコンポスト作り、生ゴミを入れて腐葉土と混ぜる。掘り起こして山になった土は、乾いた部分からふるいに掛けて腐葉土と園芸用の土と混ぜて新しい土に再生する・・こうした土改良が毎日毎日続いた・・。

こうして３年目の春を迎えた・・土を掘るとミミズ・ダンゴムシ・冬眠中のカエルなども発見、朝晩には近くの公園にいるムクドリやオナガドリなどがやって来るようになった・・。

そして休日には孫達が『ちゃ～ちゃの庭でバーベキューがしたい～！』と遊びに来るようになった・・バンザイ！・・。


『春を待つ喜びがあるよ。想像力を枯らしてはだめ、どんな時も幸せは心の持ち方にあるのだから。　ターシャ・チューダ　』


　PS：鳥が運んできたらしく野草でも珍しい『キンラン』も咲いています

5月1日のスキー場

スノーモービルで『春スキーを楽しもう！』というイベントがゴールデンウイークに高杖スキー場であった。３．１１以降クローズになったままでシーズンが終わり、何か中途半端な気持ちでいたので・・区切りをつけるために出かけた・・。

昨年　同じ時期に長男家族とロマンスコースの頂点まで登ったが・・雪田のように所々に雪が残っている程度のものであったが、今年はまだまだ十分にスキーができるだけの残雪があった・・。

震災後　早くも今シーズンのスキーを断念してしまったので、この日は昨年同様にロマンスコースの上まで歩くことにした。『春スキー』のコースになっているパラダイスコースの端を歩いていると『ふきのとう』が芽を出し始めていて・・まさに食べ頃を迎えていた・。

霧雨であたり一面がガスっていたが、１時間半近くでロマンスコースの頂点まで登った。晴れ間から会津駒ヶ岳・田代山の雪山を望むことが出来た・・。

下りは林間コースを抜けてカラマツコースを歩いていると、スノーモービルで春スキーを楽しむ二人のボーダーが視界に入ったので・・ホホホホ～　ホホホホ～と呼びかけると・・かなりびっくりした様子でこちらを見つめていた・・。

今回で２回目であるが・・シーズンが終わったスキー場はコース全体を熟知していることもあり、安心して疑似冬山登山が体験できる格好の場所である・・雰囲気は十分楽しめる・・。

山行の締めくくりは・・ワインズのオーナーから差し入れられた『おにぎり』をほおばりながら・・来シーズンの夢をさらに膨らませたところで・・無事終了した・・。

運送費高騰！

３．１１の震災の後・・宅配業者の福山通運(株)は東北６県及び北海道への運送費をこれまでの契約単価を破棄して、一般単価でないと『荷を受けません！』と一方的に改訂運賃表をFAXで送りつけた・。

すぐに営業所に掛け合ったが・・『本部通達のため・・』と言うことで押し切られた。すぐに他の運送会社に切り替えたが・・この値上げ情報をネット上のショップで修正するまでにタイムラグが発生、この間、震災地以外の北海道・秋田・青森・山形方面への発送が、従来の業務形態のまま進んたでしまった・・。

後日　送られてきた福山通運の請求書には・・なんと!　北海道に送ったバンパーの運賃がどれも１万円を超えていた！　商品代金を遥かに超えた運送費が請求された!　のである・・この改訂料金は東北自動車道が全線開通した現在も続けられている・・もう少しきめ細かい料金設定ができないものか？　と運送会社の無策ぶりにあきれるばかりである・・。

リサイクルパーツは全国に張り巡らせられた宅配網のお陰で普及を遂げた・・と言っても過言でない。九州にあるパーツを北海道のお客様にお届けすることを可能にした・・。

・・運送費の高騰により、リサイクルパーツの全国流通は縮小せざるをえない状況に追い込まれ、限られたエリア内での流通しか出来なくなる恐れを・・何とか避けて、運送会社と折り合いをつけることが大切であると思っているが・・。

・・あまりのも短絡的な運送会社の値上げに・・あきれ返っている・・。