感謝状

酔っ払い運転の取り締まりが強化された頃から、ひき逃げ事件が多発しているらしく・・『事故現場の遺留物から逃げた車両を特定できないか？』といった依頼で、ひき逃げ捜査官の方が来られるることが多くなった・・。

商品管理課の在庫確認する担当者達が対応しているが・・検挙につながったケースが多く感謝状を頂くこともある・。その中には埼玉県警から頂いたものもあり、埼玉県内のひき逃げ捜査班の方々の間では、当社は有名らしい・・。

・・こういった知識は業務の中で必然的に覚えてしまうものである・。例えばボデーショップさんからパーツを仕入れる場合　そのパーツの車名・年式・型式・グレード更には出筋・品薄品・大量在庫品・などの情報を瞬時に読み取って、購入を決定するのである・・。　その部品が社内に持ち込まれると・・入荷リストを作りコンピュータに登録する。

日常業務の中では、一目でパーツ情報が読み取れない社員は・・自然と半人前に扱われてしまう・・それが悔しくて一生懸命覚えるのである・・。

・・業務で使う知識が・・思わぬところで社会にお役に立っていることを知ってか？・・社員の協力意識はかなり高いものになっている・・。

顧客ニーズ

昨年の暮れ　学生時代の友人と忘年会を開いた・。出席した友人たちは全員ゼネコン勤めで、海外勤務の経験者が多く定年まで海外赴任をしていた者もいて、自然と話題が『ＪＡＬ』の話になった。

その中のＮ君は・・イラクがクエートに侵攻した時、クエート郊外でコンビナード建設にたずさわっていたので、その後数か月間クエートに拘束されていた日本人の一人であった。

当時のＮ君の話で・・いよいよ日本に帰れる日　空港で『鶴のマークの日航機』を見て涙が止まらなかった・・と様子を語ってくれたのを今でも覚えている・・。

その彼が・・ＪＡＬは『顧客ニーズ知ろうともしていない』そんな経営姿勢だから当然の結果だと・・話していた。　海外に頻繁に出かけている他の友人たちも納得できる話であったようだ・・。

・・ちょうどリノベートパーツの顧客満足度調査をしていた時期と重なっていたので他人事とは思えず・・話に聞き入っていた・・。

・・早川！社員の為にしっかり舵取りしろよ・・といった友人からのメッセージと受け取った・。

贈り物・・

日本パーツ協会ＪＰＡ会員の久保田社長から・・思わぬ贈り物が届いた。それは久保田社長が自ら書き上げた『自伝』であった。

出来たてのまだぬくもりが残る暖かい贈り物のように思えたので・・机の書類を片隅に追いやって直ぐに読み始めた・・まるで久保社長が横で話しかけているような淡々とした口調で語られていた・・。

・・私がこの業界に入った当時の話になるが・・解体事業者の創業者さんたちが大変苦労されて会社を大きくされた話はよく耳にした。が、しかし・・

・・いつもひょうひょうとしている久保田社長の外見から察すると、自伝の内容に書かれたようなご苦労をしてきたとは到底思えない・・一国一城のオーナーに見られるような『アクの強さ』もないし、腰は低いし、勉強家だし、愛妻家だし、順風満帆の人生を歩んできた育ちの良さすら感じるからである・・。

あ～俺も・・人を見る目がないな～と・・本を読み進むうちに自覚してきた。自伝の全体を占めるキワードが『感謝』であるように、久保田社長がこれまでお世話になった方々への感謝の意がどのページにも素直に書かれていた・・。

・・一気に本を読み終えた・・理想の会社作りにただただ情熱を注ぐ久保田社長に『男のロマン』を感じた・。

ロシア向け輸出・・

ロシア向けの輸出オーダーが入った・・一年振り以上である・。

ロシアの補修マーケットもとうとう在庫が尽きた・・と判断したが・・こちらの台所事情も知ってか？　以前販売していた価格よりも更に低い価格を要求してきた・・。

ロシア人バイヤーも日本の補修マーケット事情を知り尽くしての駆け引きか？・・担当者は頭を抱えてしまった・・。それでも交渉してみる価値がある・・輸出販売のメリットの一つに・・在庫量の調整機能に一役買っていることだ・。

一年振りのオーダーの中には・・是非　この機会に倉庫内の在庫品を整理したいというパーツ類もあり、それらパーツの割合がどのくらいの比率になるか？・・個々の単価に影響してくる。

顔見知りのバイヤーが仲介して、買付けに来たロシア人と担当者が商品価格のネゴシエイションが始まった。価格を決定する要素には・・補修状況・梱包状況・納入日・納入場所等の条件も打ち合わせ・・省いた経費分を商品単価に反映させて・・商品単価を更に下げられるか？・・といたところまで採算ペースを計算する・。

ロシア人３名の間で一人単価を調整す担当者の姿は・・狼が羊を捕らえようとする姿に見えてくるが・・担当者の交渉上手は見た目以上・。　

打ち合わせは小一時間続いて・・どうやら商談がまとまった様子・・事務所が急に静かになった。　　・・翌朝　早くもコアが現場に運び込まれていた・。

New Year Resolution

オンリーワン企業を目指す

当社の名称が『越谷フェンダー』なので・・オンリーワン商品はフェンダーですか？　といった質問をうける。フェンダーは息の長い再生部品ではあるが・・時代を席捲するような華やかなものではなかった。むしろ・・オンリーワン商品は時代と共に変遷してきた・・。

・・メッキバンパーの再生品をオンリーワン商品として・・当社は外装部品の再生業をスタートさせた。やがて再生メッキバンパーは台湾製の社外新品に押され、そのシェアーを落としていった。

このころから車のデザインが一遍してバンパーの素材はウレタンバンパー・ＰＰバンパーに変わった。この変革期に『塗装部』を立ち上げ、補修方法をいち早く確立し『リノベートバンパー』で商標登録を済ませ、純正新品とそん色ない塗装済のカラーバンパーをオンリーワン商品として売り出した・。

バンパーの補修技術がアフターマーケット市場で確立され始めると・・再生バンパーの伸びが横ばいを続ける時代に入った・。このころになってヘッドライトのデザインが斬新的なものに変わり・・素材もプラスチック製のものに替ってきた。

次のオンリーワン商品はヘッドライトである・・と閃いて、専任社員2名で1年かけて補修技術を確立した。翌年の平成7年4月　このころからヘッドライトがオンリーワン商品として中古業界でクローズアップされ始めた・。

・・・開発をスタートさせてから15年目を迎えた今日・・ヘッドライトのオンリーワン商品としての品質はまだまだ完成の域に達していない。なぜならばヘッドライト構造自体が今でもすごい技術革新を果たしているからである・。

これまでオンリーワン商品を生み出してきた環境は・・素材の技術革新やデザインの斬新さであった・・そんな延長上に『地球環境』のキワードが頭を横切る・。

・・オンリーワン商品を生む『オンリーワン企業』であり続ける創造性豊かな社員集団を作ることが私の最後の使命と考えている・・。

新年会

毎年１月２日　寿子さんのお母さん：フデさんを囲んで・・神田の実家で新年会が開かれる。この日はちょうど寿子さんの誕生日と重なり、新年会から誕生日会に切り替わってケーキを食べるのが定番である。

今年は・・寿子さんの妹の華子ちゃんの長男ひろ君のお嫁さん：えみさんが初参加、もう一人・・二男ゆうじ君の長女ゆかちゃんも一才で初デビュー・・一段とにぎやかになった。フデさんの子供夫婦・孫夫婦・ひ孫の総勢２４名が集まった・・。

甥っ子・姪っ子達が和気あいあいと話し合っているにぎやかさを目にしていると・・いつまでもこうして仲の良い関係でいてもらいたいな～と願う・・。

自分もフデさんの様な年齢に達した時に・・子供や孫やひ孫に囲まれて・・このような穏やかな時間を過ごせるだろ～か・？　はなはだ疑問であるが・・そう出来るようにいろいろ考えて置く必要があるかもしれない・・。

・・まずは健康管理からかな～・・。　

ご苦労様でした

昨年の暮れ・・３６年間　勤務した富永工場長の送別会を開いた。

年末の最終日　工場内の片付けを終えた後、ＰＭ６：００近くのうなぎ屋さんに社員・パート社員６２名が集まって富永工場長のハッピーリタイアメントを祝った。

会社の状況が許すならば・・もっと長く努めてもらうところであったが・・後継の育成もひと段落したところもあり、部品販売の低迷が続く中・・あまり長居をさせてかえって良くない印象をあたえてしまうことも考えられるので、ひとまずけじめを着けることにした・・。　

これからは趣味の魚釣り・盆栽と野菜作りの晴耕雨読の毎日を過ごすことになりそうだ・・と語る。

好きなお酒とたばこを控えめにして・・健康で元気に過ごしてほしい！・・これが富永工場にお世話になった社員全員の思いであった・。

トランプ手品

高杖スキー場のペンション村に『ワインズ』がある。２日間のスキーを楽しむ場合の定宿になりつつある・。今年も正月休みに二男の家族と一緒に利用した。

若いオーナー夫婦が切り盛りする『ワインズ』は、自宅にでも居るような気がするアットホームな雰囲気を作っている。奥さんの手作りでもてなすフランス料理もまた絶品である。

ワインを楽しみながら食事をしていると・・中学生と小学生の兄弟が決まってあいさつにくる。・・先日お邪魔した時に、食事が終わって居間でくつろいでいたら本棚にあるトランプが目に入った。早速この二人にトランプ手品を披露したら目を輝かして興味を示してくれた・・。

そもそも私がトランプ手品を覚えたのは・・林間学校やスキー教室に参加した時、食後の自由時間に先生や宿の人と一緒にトランプ遊びをしていた頃に教わったものである・・。

そして機会あるごとに教わった手品の数は、子供たち相手に小一時間位つぶせる数にのぼっている。
それで子供を見つけては手品を見せながら・・子供の頃の自分とダブらして楽しい時間を過ごしている・・。

・・種あかしをした時の歓声と尊敬の視線ががなんともいえない面白さである・・。


ワインズ　http://www.pension-wines.com/

元旦

今年も元日の始発バスに一番乗り,運転士さんに『おめでとうございます』と声をかける。そしたらマイクを通しておめでとうございますと返事をもらった。

これから２０１０年『商売繁盛』のお札を頂きに高尾山：薬王院に向かう・・ＡＭ9：30からのお護摩奉修に参加するためである。

・・武蔵野線の北浦和辺りで車窓から見える『初日の出』を拝み一年の無事を祈ったが・・辺りの乗客の誰一人として興味を示さずに全員がうとうとしていたのにはガックリ・・。仕事に行く様な服装の人が多くいたがそれにしても無反応すぎる・・・。

お札を頂いた後はどことなくスッキリしてきたので・・城山まで１時間半ほど歩くことにした。そして城山でちょうどお昼・・薬王院さんのお神酒とあったかいおでんとおにぎりを頂いていると・・ＢＳのＴＢＳ『酒場放浪記』出演している吉田　類さんを見かけた。

こんには～・・と声をかけたら・・ちょうど空いていた隣のベンチに腰かけた。『山で会うなんてミスマッチな感じがしますね～』とか言いながら番組の感想をチョコと話すと、人なつっこい目を輝かして話の相手をしてくれた。なかなか気さくな人と見える。

いつもは高尾山に戻るところであるが大変な人混みが予想されているので、日影沢をぬけてバスでＪＲ高尾駅に戻った。

お年賀の羊羹を『有喜堂』で買う為に再び高尾山駅に立ち寄ったら、案の定すごい人ごみで早々に引き揚げてきた。・・ＰＭ5：30　帰宅・・ＰＭ9.00　就寝・・。

手白沢温泉

2009年の締めくくりに温泉に出かけた。メンバーは山仲間９名　行き先は栃木県の手白沢温泉

東武鬼怒川温泉駅からバスで１時間半：女夫渕温泉に到着。ここから目的地の手白沢温泉まで２時間半・・途中八丁湯・加仁湯を通って鬼怒川の源流沿いを歩く・・。

今年は雪が多く・・山道は一面雪で覆われて凍りついているところもあり、かなり手こずって歩いていた。ところが・・簡易アイゼンを着けた用意周到の仲間もいて、スタスタ歩いている・・改めて山の装備を甘く見てはいけないな～と思う。

幸いお天気は良かったので山行をゆっくり楽しむことが出来た・。

用意した懐中電灯も使わずに・・日が沈む前に無事宿に到着　早速秘湯の湯に浸った・・車の入らない温泉宿ならでわの静寂があたりを包み込み一面の雪景色は別世界を思わせる・・。

夕食の美味しい料理とワインを頂きながら・・取り留めのない話の中で一年間の『心のアカ』を落とせるのも・・この会の楽しみの一つである・・。

夜明け前に入った露天風呂で・・頭上の星空から北斗七星を見つけた・・いつまでも健康でありたい・・と願いを込めた・・。