各駅停車の旅 ２

翌朝　宿の送迎バスで大井川線『田野口』駅まで送って頂いた・・浅田次郎の『ポッポや』に登場した駅舎と全く同じ雰囲気があった。素通しガラスはきれいに磨かれ、駅長室にはだるまストーブまで置かれている。・・・大井川沿線の無人駅には地域のボランチアの方々が開業当時の駅風景を保存する活動を行っている。特にこの駅は特別賞に輝いた駅であると新聞記事の切り抜きが張りだされていた。

ちょうど私たちがこの駅に着いた時に、ボランチアの方が正月の門松を設置しに来た。『素晴らしい駅ですね～』このお飾りの南天の枝は山からとってきたのですか？　この竹は山から切り出して来たのですか？次々と質問が飛び出した・・『全部スパーで買ってきた～んだ～』いきなりずっこけてしまった。千頭行きの電車を待つまでの30分近くボランチアの方々と色々なおしゃべりを楽しんだ。

『寸又峡に行きつけの温泉宿を紹介するから・・！温泉入って昼食とってゆっくりしていったら！！』・・その場で予約を入れてくれた。

寸又峡の吊り橋ハイクは時々激しい吹雪に遭いすっかり体を冷やして・・早々に紹介された温泉宿をめざした。地元の人からの紹介とあって思わぬ歓待を受けてしまった。
・・千頭に戻るバスの中・・私のお腹が指し込む様な痛みに襲われた。バスの遅れで駅でトイレに駆け込む事が出来ず・・そのまま電車に飛び乗った。いったんは痛みが治まったものの・・次第に激しい痛みを覚え・・やむを得ずグループから離脱して次の駅でトイレに駆け込む事にした。　・・寿子さんにも付き合ってもらて降りた駅が・・偶然にも今日の出発地点『田野口』駅であった。
・・次の電車は1時間後　日が落ちて暗くなった無人駅で寿子さんと寒さに耐えてジ～ト次の電車を待っていたら・・まるで時間が止まってしまった空間に迷い込んだ錯覚を覚えた・・・。

ボランチアの方が作った立派な門松だけが外灯の下で時間の経過を告げていた。



ＰＳ　静岡駅から購入していた新幹線きっぷが航空券によくある・・車両限定格安きっぷ・・であった為、やもうえずの別行動になりました。　　

各駅停車の旅 １

恒例なっている年末の一泊旅行・・今年は大井川鉄道：千頭駅からバスで４０分　寸又峡夢の吊り橋ハイクに出かけた・・どの家庭も年末の大掃除に追われているこの時期に優雅に温泉を楽しもうという発想のもとで始まった。今回の参加者は８名

昨日まで時間に追われる毎日を過ごしていたのが一転・・東京～小田原～熱海～島田～金谷～下泉（大井川線）・・全線各駅電車に揺られる旅・・なぜか休～日～といった雰囲気がある・・。　途中　川根温泉で下車：日帰り入浴を楽しんむおまけもあった。
本日の宿：町営『ウッドハウスおろくぼ』での夕食は前評判通り豪華なメニューであった。料理長夫妻の『食』のこだわりが随所に見られ一流旅館以上のこだわりを感じた。

夕食後　宿のスタッフによる天体観測教室があった・・冬の夜空に広がる星座・星雲・・頭上に無限の宇宙があったことを忘れいた日常にちょっぴり反省・・。

すっかり冷えた体を布団に潜って暖まるつもりが、心地よい睡魔に襲われそのまま寝入ってしまった・・。

読み違い・・ですね！

今年一年の業務最終日：給与日と重なった・・年末調整の還付金もありで給与袋が二つになる。

９：００銀行のシャッターが半分上がった所で素早く潜って・・受付カードをゲット２番札・・別の入り口から突進してきたいつも見かけるおばさんに一番札を譲ってしまった。

会社に戻って経理担当の中野さんと給与袋にお金を入れる・・給与分は４０分で完了・・順調であったが還付金の段階でアクシデント発生

１１３３０円と３６１４０円の袋が残って・・残金９６７０円　　たいへ～ん　午前中だけのパートさんが帰ってしま～う。

ところが元銀行ウーマンの中野さん・・１１３３０円＋３６１４０円＝４７４７０円が必要なところ　９６７０円の残金・・３７８００円の不足が発生
３７８００円÷９＝４２００　　この計算をさらさら・・と

社長！！　４２００円の還付金の袋に４２０００円を入れていま～す。４２００円の還付金額の人を調べてくださ～い。・・この間３０秒　中野女史の分析通りでした。そういえば以前にも同じ事が起こった。『・・社長の読み違いですね』・・ダメまで押されてしまった。

売り上げが伸び悩んでいる・・今年の最終日にふさわしい言葉でした『・・社長の読み違いですね』・・・・。

一年間

改めて・・今年一年を振り返って手帳のスケジュール表を追って行くと・・一年間の行動が次から次に思い浮かんで来たが・・わずか数分の内に通り過ぎてしまった。

その日その日に起こった問題を懸命に考え・・最善と思った結論で行動してきたのであるが、一年を通して視ると・・ずいぶん平坦で・いつもと変わらない一年間であったように思えてくる。

年末年始の休日の間に　Newyear resolution を探して、来年こそはもっと飛躍する年にしたいと考えている・・・あ～これも毎年代わり映えしない【思い】である・・・。

【運送費】

運送会社から【運送料の値上げ】を突きつけられている。当社の荷物は運送会社２社で競合しているので・・『値上げをすれば他社に荷物が流れますよ・・』と抵抗している。毎月５００万以上の支払いがあるので５％位の値上げでも、年間３００万円もの経費増につながる。

・・お客様には、単品発送の場合のみ【運賃の半分】を負担して頂いている。もちろん２点以上の混載の場合は、運賃無料である。・・お客様にたくさん買って頂いて・・その浮いた経費をお客様に還元する・・単純明快なルールで運賃経費の低減に努めている。さらに・・混載品がキャンペーン中のアイテム商品であればさらに値引きの特典が付く・・サービスもある。

全国のＢＳさまの元へリサイクル部品お届け出来るのも運送会社のネットワークのお陰であるが・・運送料金の値上げはリサイクル品の流通の大きな足かせになる事は間違いない。

・・リサイクル部品だから【安い】という言葉は当てはまらなくなり
・・リサイクル部品の活用は・・地球温暖化の原因となるＣＯ２の削減効果が絶大・・キャッチコピーも変わってくる時代が・・すぐそこに来ている・。

高尾山

毎年　元旦に高尾山薬王院に出かけ商売繁盛・家内安全のお札を頂いている。今年は例年以上の混雑が予想されると言う・・その理由は？　フランス　ミシュランガイドの東京版で『高尾山』が観光地の三つ星に選ばれたからである。祭日・休日はもちろんのこと、平日でもケーブルカーに乗り切れない人の列が絶えないらしい！！・・高尾山報１２月号　

高尾山はハイキングコースとして関西の六甲山・九州の久住山と並ぶ有名コースで小学生から中高年まで登山を楽しめるルートがたくさんある。
・・若者の街：原宿　おば～ちゃんの街：巣鴨のとげぬき地蔵商店街　中高年の健康登山のお山：高尾山　こんな代名詞がつきそうな勢いらしい・・。

元旦　この目で確かめたいと思っている？・・ミシュランガイドの影響力の凄さを！！・・　
天候と体調がよければ・・健康登山の仲間に入って・・陣馬山まで歩く予定である。

母の１３回忌

母の１３回忌に１５名の親戚・兄弟・子供が集まった。
私は６人兄弟の末っ子・・母は現在７５才になる長男を頭に男３人・女３人を育てた。不幸にして次男道雄（越谷フェンダーの創立者）が３９才の時に交通事故で亡くしたが、８５才まで浅草で元気に生活していた。

若い頃の母は、銀座松坂屋の裁縫部に勤めていた・・昔風に言うと職業婦人であった。大工の父と結婚して浅草のひさご通りにある『米久』の裏のあたりに所帯を持った。私が小学生の頃自宅で近所の娘さん達に和裁を教えていた・・このときは母の側に近寄るとよく怒られたのを覚えている。

当時　住宅難でほとんどの人がアパートに住んでいた。大工の父は建て主にお金を貸して２階建てのアパートを作らせる・・家主は１階に住み２階をアパートにして人に貸す・・アパートの揚がりで借金を返す・・この方法で得意先を増やした。当然私の家も２階の部屋を貸して生活していた。・・・・私が自分の部屋を貰ったのも高校受験を控えた頃であった。

父も母も末っ子の私に対してはかなり寛大であったように思える。・・『一二が早川家の一番いい時代に生まれてきたな～』他の兄弟によく言われる。・・・そんな理由で私が父や母の法事を段取ることになっている。

法事の後の会食は、久しぶりに顔を合わせた兄弟の近況報告に終始したが・・父母を囲んで６人の兄弟が騒がしく食事をしたあの懐かしい食卓風景を思い出している様な・・・穏やかな顔が並んでいた・。　

初滑り

先週末　初滑りを楽しんだ。翌日　母の１３回忌の法事を控えていたが、新調したスキー板の試乗が気になって出かけてしまった。
行き先は奥塩原のハンターマンテン・・・ＡＭ９：００リフトの開始を待って明神岳（１６３８Ｍ）の山頂に向かった・・遠くに一面雪に覆われた日光白根山が鮮やかに見えた。

山頂付近の上級コースの斜面がいつもよりも急斜面に見えた・・が、昨夜見たＤＶＤ・元オリンピック選手『木村公宣』の滑降するイメージをダブらせて、スロープに飛び出した。今回新調したスキー板は混雑したゲレンデ向けに一まわり短いものを選び、この日に備えたものだ。

雪面を削る様に滑降する姿は、木村選手以上に乗っていたと思う・・初滑りはやや後傾気味であったが納得のいく滑りであった・・。

恩師から

以前　ブログで紹介した『う～さん』こと恩師の宇野成男先生から手紙を頂いた。

不自由な右手で書いたと思われる『字』であったが、これが以外に芸術的な書体に見える・・それだけでなく、名前を呼んでいただくだけで伝えたい『想い』が確かに伝わってくる・・。

・・人生経験を積んだ老いた人達には、多くを語らずとも　ひとに『想い』を伝える術（すべ）を身につけられるものらしい・・。私もこんな『大人』になりたいと常々おもている。

『う～さん』に早速　長い手紙を書いた・・・。

思わぬ才能

ジャプラ事務局のSさん・・ワインエキスパート資格を持った本格的なワイン愛好家であった。さらに日本茶アドバイザーの資格も最近取得している・・味覚・臭覚の記憶力は天性の才能らしい。

先日　取引先のI社長さんとワインを飲む機会があった。I氏は外国生活が長くかなりのワイン通の実戦派　一方少ない給与の中から高価なワインを試飲して勉強した熱烈なワイン愛好家Sさん・・・この二人の『うんちく』を聞きながらワインを飲み比べる楽しい雰囲気は、周りの人までいい気分にした・・・NHKの『熱中人』を見ているような乗りであった。

・・愛好家は世界各地のワイナリーの『ブドウの出来・不出来』を年毎にきちっと手帳に書き留めて置くそうである。そして・・その年代のワインが出回るのを楽しみに待つらしい・・このこだわり・・『信じられな～い』気がするが・・それだけに奥が深いと言うことか！！・・。