感謝状

警察署から感謝状を頂くことがある。いずれもひき逃げ事件による調査協力によるものである

・・現場に残されたひき逃げ車両の部品の断片や防犯カメラに映ったひき逃げ車両の車名・車種を特定するのが協力の内容である・・ひき逃げ事件の初動調査では、車名・車種を知ることから始まるらしい・・。

・・業務でリサイクルパーツの販売を担当する社員は、お客様から頂いた車検書の車両情報をもとに使用パーツを割り出して在庫確認をする・・この作業はメーカーが使用する部品番号などのシールは既に剥がされているので、新車が発売されると同時にカタログから新車のパーツ形状を一つ一つ覚える努力を毎日続けた知識の集積があって出来るものなのだ！・・。

・・日常業務で培った知識をもってすれば、ひき逃げ事件で残されたパーツ断片から車名・車種を割り出すのは、いつもの作業の逆バージョンであり、さして特別な作業ではない・・。

お盆休み前の12日　一件の協力依頼が入った。　特定までには絞り込めずに『たぶん』といった条件がついたくらい難しい遺留物であったが・・
『被害者のお通夜の日に犯人逮捕になりました・・』と　お盆明けに丁寧な報告を頂いた！・・


翌日の朝礼で警察署から聞いた経緯と大変感謝された主旨の報告を全社員に伝えた・・お客様への あいさつの唱和はいつもよりもず～と大きは声になっていた・・。

北八ヶ岳へ

当初の予定では山形県の鳥海山に登る計画でいたが、東北地方の天候が不安定のため、急きょ北八ヶ岳方面に変更した・・山仲間のアドバイスで、強い風雨が予想される尾根づたいに歩くコースを避け、森林帯の中を歩くコースを選んだ・・。

一日目：　PM12.10北八ヶ岳ロープウェー山頂駅をスタートした時点では小雨であったが、次第に強風雨がともなう荒れた天候に変わっていった・・森林帯を歩いていたので体力てきにも十分余裕があったが、さすがに稜線に出ると激しい風雨に見舞われる・・休息はもっぱら稜線に出る手前で行動食と水分補給をした・・岩が凸凹して、滑りやすい悪路であったが、コースタイム＋５０分の４時間半でPM4：40　無事高見石小屋に・・一番最後の宿泊者の到着となった・・。すぐに濡れた雨具・登山靴をストーブの傍に置いて、2Fの大部屋に移動した・・。

・・高見石小屋はNHKの山番組に紹介されたぐらいの知名度の高い山小屋であるが、悪天候のこの日　宿泊者は総勢１２名　・既に全員が布団の中で仮眠していた・・。電燈はすべてランプ、たぶん冷蔵庫のためだろう、遠くで発電機の音が聞こえる。トイレは屋外　長靴を履いて傘をさして用を足す・・夜間は室内のトイレが開設されるが、小のみの使用が許される。使用する便所紙は使用した後に備え付けの箱に入れる。水はポリタンクのコックをひねって使用のため歯磨きはコップ1杯で済ます。・・自然環境に配慮した典型的な山小屋スタイルである・・。

二日目：小雨の中　高見石小屋をAM7：10スタート　白駒池を経由してニュウ（2.361M)を巻いて稲子湯まで４時間近くの行程である。ニュウを巻く山道は宮崎駿の『もののけ姫』に出てくるような原生林・・何重にもなって倒れている大木の上にじゅうたんの様に覆いかぶさる緑の苔が太古の自然を感じさせてくれる！　大感動！！　耳を澄ませていると、異次元に引き込まれてしまうような静寂さを漂わせていた・・。

高度を下げてくるにつれて天気も回復　そのとたん　体中がべとべとしてきた！　早く温泉に入りたい一心で、休憩もそこそこに一気に稲子湯へ駆け降りた・・。

頭から温泉をかぶる・・緊張感が一気に吹っ飛ぶ！　湯に浸っていると・・二日間の山での出来事が懐かしさに変わってじわじわと押し寄せる。　至福の時間が始まった・・。