トイレから戻ると、妻の呼吸がハアハアと荒かった。
発作のヤマが過ぎて治まり掛けているときの症状だった。
いつもの発作であれば、目を見開き、舌が硬直したはずだ。
指でその舌を動かしてやり、呼吸を再開させると、10秒か20秒で治まってくれるが、
今回は、自然に治まったのか、あるいはそれほど強い発作ではなかったのか。
発作で窒息するということはないのだろうか。
苦しかったと思うが、荒かった呼吸も治まってきて、ゆっくりと目が半眼になっていった。
3:00を過ぎた頃だったので、いくら俺でも起きるには早すぎるので横になった。
なかなか寝付かれなかったので、美幸姐さんを流した。
聞き慣れた川中美幸は聞き流せるので邪魔にならない。
次の日もちょっと強めのピクンピクンが朝から来て、日中も時々出たので心配したが、
大事には至らなくてほっとした。
☆ 日曜は排便の日。
6:00 下剤の効果が現れた。
パジャマが汚れないようにズボンを脱がせ、フラットタイプのオムツで
腰回りを覆う。
毛布に臭いが付かないように防水シートや専用のバスタオルも掛け、
その上から毛布を掛けてやるとまた眠ってくれた。
9:00すぎ、処理開始。
1時間ほどで終了。
トイレットペーパーを半ロール使う。
12ロール入りがまだ2袋あるので、大丈夫だ。
夕方、入浴介助のヘルパーさんが来る時間になったので、
準備のため車椅子からベッドに横にならせると、臭いがした。
第二弾が来ていた。
それほど多くなかったのでパット交換だけで済んだ。
18:00すぎ、ヘルパーさんが着いて、入浴開始。
髪も少しカットして1時間ほどで上がる。
ヘルパーとデイで週3日お世話になっている事業所はスタッフが10人程度の中小企業だ。
コロナウィルスで休業なんてことになると、
俺も困るが、事業所も収入が途絶えることになる。
何とか早く収束してほしい。
☆ 3・11のあと、電池式の石油ストーブを2台買ったが、
しばらく振りに使ってみた。
1台は問題なく点いたが、もう1台の方は、煙だけが上がってなかなか着火しなかった。
芯が何となく正常じゃない感じだったが、熱で赤くはなっていたので
フーッと何回か息を吹くと 「ボッ」と炎が上がった。
ストーブの上にヤカンを乗せるなんてしばらく振りだ。
NHK仙台では、「あの日あのとき」 という番組で、
ご遺族や被災者の声を届け続けている。
小学5年の孫娘を亡くし、仮設住宅に一人で暮らす男性を、
近所で仲良しだった同級生が成人式を前に訪ねて来た。
最初は笑顔で話しをしていたが、男性が突然、嗚咽し涙を流した。
何年経っても、悲しみが癒えることはない。
発作のヤマが過ぎて治まり掛けているときの症状だった。
いつもの発作であれば、目を見開き、舌が硬直したはずだ。
指でその舌を動かしてやり、呼吸を再開させると、10秒か20秒で治まってくれるが、
今回は、自然に治まったのか、あるいはそれほど強い発作ではなかったのか。
発作で窒息するということはないのだろうか。
苦しかったと思うが、荒かった呼吸も治まってきて、ゆっくりと目が半眼になっていった。
3:00を過ぎた頃だったので、いくら俺でも起きるには早すぎるので横になった。
なかなか寝付かれなかったので、美幸姐さんを流した。
聞き慣れた川中美幸は聞き流せるので邪魔にならない。
次の日もちょっと強めのピクンピクンが朝から来て、日中も時々出たので心配したが、
大事には至らなくてほっとした。
☆ 日曜は排便の日。
6:00 下剤の効果が現れた。
パジャマが汚れないようにズボンを脱がせ、フラットタイプのオムツで
腰回りを覆う。
毛布に臭いが付かないように防水シートや専用のバスタオルも掛け、
その上から毛布を掛けてやるとまた眠ってくれた。
9:00すぎ、処理開始。
1時間ほどで終了。
トイレットペーパーを半ロール使う。
12ロール入りがまだ2袋あるので、大丈夫だ。
夕方、入浴介助のヘルパーさんが来る時間になったので、
準備のため車椅子からベッドに横にならせると、臭いがした。
第二弾が来ていた。
それほど多くなかったのでパット交換だけで済んだ。
18:00すぎ、ヘルパーさんが着いて、入浴開始。
髪も少しカットして1時間ほどで上がる。
ヘルパーとデイで週3日お世話になっている事業所はスタッフが10人程度の中小企業だ。
コロナウィルスで休業なんてことになると、
俺も困るが、事業所も収入が途絶えることになる。
何とか早く収束してほしい。
☆ 3・11のあと、電池式の石油ストーブを2台買ったが、
しばらく振りに使ってみた。
1台は問題なく点いたが、もう1台の方は、煙だけが上がってなかなか着火しなかった。
芯が何となく正常じゃない感じだったが、熱で赤くはなっていたので
フーッと何回か息を吹くと 「ボッ」と炎が上がった。
ストーブの上にヤカンを乗せるなんてしばらく振りだ。
NHK仙台では、「あの日あのとき」 という番組で、
ご遺族や被災者の声を届け続けている。
小学5年の孫娘を亡くし、仮設住宅に一人で暮らす男性を、
近所で仲良しだった同級生が成人式を前に訪ねて来た。
最初は笑顔で話しをしていたが、男性が突然、嗚咽し涙を流した。
何年経っても、悲しみが癒えることはない。
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