妻は胃ろう  手抜かり 老老介護

2007年9月、56歳、アルツハイマー病と診断
2018年1月、胃瘻造設手術
2023年9月、体調悪化

発作

2020-03-16 06:55:23 | 発作
トイレから戻ると、妻の呼吸がハアハアと荒かった。

発作のヤマが過ぎて治まり掛けているときの症状だった。


いつもの発作であれば、目を見開き、舌が硬直したはずだ。

指でその舌を動かしてやり、呼吸を再開させると、10秒か20秒で治まってくれるが、

今回は、自然に治まったのか、あるいはそれほど強い発作ではなかったのか。


発作で窒息するということはないのだろうか。

苦しかったと思うが、荒かった呼吸も治まってきて、ゆっくりと目が半眼になっていった。


3:00を過ぎた頃だったので、いくら俺でも起きるには早すぎるので横になった。

なかなか寝付かれなかったので、美幸姐さんを流した。

聞き慣れた川中美幸は聞き流せるので邪魔にならない。


次の日もちょっと強めのピクンピクンが朝から来て、日中も時々出たので心配したが、

大事には至らなくてほっとした。



☆ 日曜は排便の日。

  6:00 下剤の効果が現れた。

  
  パジャマが汚れないようにズボンを脱がせ、フラットタイプのオムツで

  腰回りを覆う。


  毛布に臭いが付かないように防水シートや専用のバスタオルも掛け、

  その上から毛布を掛けてやるとまた眠ってくれた。

  
  9:00すぎ、処理開始。

  1時間ほどで終了。


  トイレットペーパーを半ロール使う。

  12ロール入りがまだ2袋あるので、大丈夫だ。


  夕方、入浴介助のヘルパーさんが来る時間になったので、

  準備のため車椅子からベッドに横にならせると、臭いがした。

  
  第二弾が来ていた。

  それほど多くなかったのでパット交換だけで済んだ。


  18:00すぎ、ヘルパーさんが着いて、入浴開始。

  髪も少しカットして1時間ほどで上がる。


  ヘルパーとデイで週3日お世話になっている事業所はスタッフが10人程度の中小企業だ。

  コロナウィルスで休業なんてことになると、

  俺も困るが、事業所も収入が途絶えることになる。

  何とか早く収束してほしい。


  
  ☆ 3・11のあと、電池式の石油ストーブを2台買ったが、

    しばらく振りに使ってみた。


    1台は問題なく点いたが、もう1台の方は、煙だけが上がってなかなか着火しなかった。

    芯が何となく正常じゃない感じだったが、熱で赤くはなっていたので

    フーッと何回か息を吹くと 「ボッ」と炎が上がった。


    ストーブの上にヤカンを乗せるなんてしばらく振りだ。


    NHK仙台では、「あの日あのとき」 という番組で、

    ご遺族や被災者の声を届け続けている。

      小学5年の孫娘を亡くし、仮設住宅に一人で暮らす男性を、

      近所で仲良しだった同級生が成人式を前に訪ねて来た。

      最初は笑顔で話しをしていたが、男性が突然、嗚咽し涙を流した。


    何年経っても、悲しみが癒えることはない。


     

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