ホワイトカラー・エグゼンプションを導入する理由として、高名な経済学者である産業競争力会議のメンバーでもあり、安倍総理の信頼も厚い方(個人的には、高名な学者とは思っていません)が、ある番組で「日本の労働者の労働生産性が世界的に見ても低く、ダラダラ仕事をして、残業代を稼いでいる。賃金は、時間ではなく、成果を評価すべきである」と仰っていた。
あくまでも個人的ですが、高名な経済学者大先生のお話を聞くと、ムカつく
そこで、労働生産性について一言・・・・
労働生産性とは、下記の式で計算されます。
労働生産性=付加価値(GDP)÷労働者人口
これでいくと、労働者人口が少ないほど、生産性が高くなる。つまり、失業率が高いほど労働生産性が高くなり、世界的に評価されると高名な先生が仰りたかったのかな・・・あまりにも、偉い、偉い先生のお言葉なので理解に苦しむが・・・・・
日本は、OECD加盟国の中でも、失業率は低い。つまり、労働生産性の分母である労働者人口が小さけれいば、生産性は上昇するのである。
企業が従業員のクビを切りまくれば生産性は向上します。
別の見方をすれば、GDPを上げれば、労働生産性も上昇します。つまり、自民党の方々の大好きな公共投資を拡大すれば、労働生産性も向上します。
デフレ経済では、名目GDPも下がっているため、労働生産性が上がらないのは、当たり前の話しです。市場原理主義者の方々の「いかにも論理的」な話は、話半分、嘘半分で聞きましょう。
以上、偉そうな事を言っても、労働生産性の低い、福山君でした。
ちなみに、ルクセンブルグの労働生産性が高いと言われていますが、海外からの不法就労者が多く、これらの就労者については、労働人口にはカウントされません・・・