スコットランド の フィンドホーン財団 で、 あるプログラムを受けた時のこと。
1週間の日程の中に、 1日だけ Silent day ( 沈黙の日 ) がありました。
文字通り、 朝起きたときから夜眠りにつくまで沈黙で過ごす日なのですが
正確にはそれだけでなく、 何も読まず書くこともせず、 他者へのアイコンタクトや身振り手振りもしてはいけません。
つまり、 外部へのコミュニケーションを絶ち、 普段は外側に向けているエネルギーを内側に向けてみよう
自分自身と向き合ってみよう というものです。
その一日は、 周囲の人にも分かるように自作の Silent day カード を身につけます。
私たち10人ほどのグループは、 午前中は海岸で石や流木のオブジェを創作し、 午後は自由行動という日程。
楽しいはずの食事の時間 も、 他の人たちとは離れたテーブルが用意され、 黙々と神妙な顔つきに 。。。
それがまた可笑しくて、 こらえればこらえるほど笑いが止まらないことも。
話し好きな私には、 まる一日まったく言葉を発しないこと自体がストレスになったものの
初めての Silent day は、 難なく終わりました。
でも、 もしこれが1週間 10日となった場合、 どうなるのでしょう。
まったく違う経験になることも想像できます。
それぞれが、 それぞれに体験する Silent day。
クリスマスの直前には、 5日間の Silent day を過ごすプログラムもあるようです。
参加すれば、 特別なクリスマス になるのかもしれませんね。
( ケイトリンのえくぼ )