レイン プロスタッフブログ

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100‘s(ハンドレッズ)の牛久沼トーナメントレポート~谷口泰 氏~

2009-12-28 | フィールドレポート牛久沼
我々は牛久沼たまやボート選手会の会長と副会長、二人の年齢をたすと100歳を超えるためその名も「牛久沼たまや100‘s(ハンドレッズ)」。牛久沼たまやボートで毎月行われるバストーナメントを報告します。

Vol.12
牛久沼たまやボート今期最終戦は12月13日(日)に開催された。
たまやでは毎月1回、日曜日に休日大会、木曜日に平日大会を行っており、ポイント制で12月には年間チャンピオンが決定するのだ。(詳細はたまやHP参照)http://www.tamayaboat.com/ 

11月時点で私は9位、今回の成績如何ではチャンピオンは無理だが第2位はありうる。
副会長にいたっては現在3位で年間チャンピオンの可能性ありありである!
我がたまやハンドレッズで1位、2位を奪取し若者どもに高齢者の恐ろしさを見せつけてやるべくももひきとカイロ10枚とともに最終戦に臨んだハンドレッズなのであった。

しかしそんなに簡単に逆転できるわけないと思うでしょ?ところが可能性ありなのです。
なぜなら・・・釣れないから!牛久沼は水深が浅いためディープがほとんどなく毎年12月はかなり難しいのです。
最終戦なので毎年30~40名の参加しますがウェイインされるバスは、2006年0尾!2007年3尾、2008年2尾という状態。
つまり、万が一・・・万が一1匹釣れれば大逆転となるわけです。

7時のスタートとともに選手の集中するポイントは概ね2カ所。
ひとつは今年絶好調!東谷田川上流の蓮畑周囲にある竹柵。
ここは東谷田川には珍しく1.5~2mと比較的水深がある巨大な縦ストなのだ。
先月ここで2080gのモンスターが釣られている。
もうひとつは我々ハンドレッズ得意の西谷田川。
最も小さい流入河川だが2m前後と水深がありブレークがはっきりしているため冬の定番である。



天候は晴れで弱い北東の風、スタート時の水温は9.1℃だったが昼には10℃を超えた。
数日前の雨のおかげで例年に比べて水位は高く条件的にはけっして悪くない。

さっそくサスペンドシャッドでブレークを横切るように引く。
上流に向かって左岸の方がはっきりしたブレークがありお勧めだ。
コツッ!という感触があったが、何か別の魚がラインに触れた感じ?それっきりで次は葦と水没した柳の複合ポイントを今年一番お世話になったレインズスワンプJrの猫リグで攻める。
フィネスだがカバーの魚を獲るためラインはフロロの7lb、しかもできるだけ高価なラインを買うのがコツだ。
若者と違い多少フトコロには余裕がある「必殺!高いラインは強い作戦」である!マァしかしいくらラインが高くても魚の食いが違うわけじゃない・・・あたりなし。
副会長もあの手この手で西谷田川を行ったり来たりしているがまっるきりノーバイト、やっぱり12月大会は厳しいのだ。
天気は良くてそれほど寒くない。
日中にはダウンを脱ぐほどでした。
気持ちの良い水と空と1年間楽しかったなぁ・・てな感じで終了の2時を迎えてしまいました。

さて全体の結果としては出場33名中ウェイインは6名、全員1尾でしたがこの時期としてはピカイチの結果でした。



優勝は斉藤選手、有力ポイントの蓮畑の柵で1700gを釣り上げました。
はじめは前回大会のリリースフィッシュを狙ってたまや付近を釣っていましたがあたりがないため水温が上昇した10時ごろに柵に入りました。
中央付近で1/4ozのラバージグをフォールさせトントンと誘ったところに食ってきたそうです。
フリッピングロッドに20lbラインで強引に抜きあげ最終戦をものにしました。
まさしくワンバイトワンフィッシュの優勝でした。



準優勝は田口選手840g、ほとんど毎週プラに入り、東谷田川河口の広大なシャロー通称「住宅下」で必ず魚が付いている葦島を見つけていました。
まさしくそこで1尾!練習のたまものです。
ルアーは得意のストレートワームのテキサスでした。



3位の山岸選手も斉藤選手同様蓮畑の柵を狙いました。
ただし使ったのは猫リグ、しかもラインは3lb!この柵は枝やロープが交錯しておりかなりのヘビーカバーなのです。
友人から高級なスピニングリールを譲ってもらったとのことで・・・それにしても3lb?!当たりは2回あり、そのうち1回は枝に巻かれてばらしたそうです。
それでももう1尾はキャッチし800gで3位となりました。



そしてボーズであった我々の代わりにやってくれたのが青木大選手!
前回私がプレゼントしたリングクローテキサスで西谷田川の葦を攻め740gで5位入賞!
時間は12時半、みごとに「昼飯バイト」をものにしました。
ちなみに昼飯バイトとは、牛久沼ではモーニングバイトが終わって日も高く昇りあたりもなくなってだれてきたころ11時半過ぎあたりから風などのチョットした変化で急に食いが立つ時間帯があるのです。
30分から1時間ほどで終わってしまいますがそこを真剣に釣ることで私は何回も入賞をはたしています。
その昼飯バイトにはどうゆうわけかリングクローが非常に良く効くのです。
私も12時頃にリングクローを使っていましたが残念ながらノーバイト。
しかし青木選手が釣ってくれたのでなんだか自分のことのように嬉しかったです。



長かった2009年のトレイルも終わり、幸いにして年間順位は副会長4位、私は8位に入賞することができました。
二人そろってのベストテンですから最高の1年でした。
来年はさらに上位を目指しますが、そのために今年以上にプラを増やすとなると仕事や家庭そして腰痛、肩痛、痔に冷え性がじゃましてなかなかハードルは高そうだなぁ・・1年間がんばった自分には最高のウィスキー!当然サントリー山崎です。しっかりしたコクと甘い果実やナッツのような香りが1年間の思い出を走馬燈のように浮かび上がらせてくれます。
つまみは当然、最もお世話になった猫スワンプとリングクロー。
ちなみに山崎には、写真の10年のほかに12年、18年、25年、35年そして50年があります。ナント50年は定価100万円!!それでも即日完売。
私の飲んでいる10年で定価4000円、なかなか高価です。しかし今日くらいはいいじゃないですか。
私がはじめて牛久沼で優勝したのが2000年、来年で10年目です。山崎にあやかってもう一度優勝したいものです。

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