バカ女が！・・・ドキドキ

私の勤め先のスーパーは、お客様の並んでる方から見て手前左に１号レジ、その向かいに２号レジ、１号レジの並びに３号レジ、２号レジの並びに４号レジという配置になっています。フォーク並びなので、先頭にいるお客様に声かけして「３番へどうぞ～」とか「前のレジ空いておりまーす」とか言うワケです。

で、本日わたくしは１号レジにおりました。ここはお客様から一番見えやすいのでお呼びしなくても、次から次へとお客様がいらっしゃいます。
中には待ち切れずに、まだ先のお客様がいらっしゃるのにカゴを置いてイライラと待っているお客様もいらっしゃいます。

お子さまを連れた女性のお買いもののスキャンをしていたとき、その男性は私のいるレジに商品を置きました。３番レジの同僚が「お待ちのお客様、こちらへどうぞー」と言ったので、私はその男性に「お客様、前のレジがあきましたのでどうぞ」と言ったら、何かブツブツと言って動こうとしません。で、仕方なくスキャンの続きをしていたんですが、突然「早けりゃいいってもんじゃないぞ、バカ女が！」と言ったのでビックリしました。

その場にいた子供さんもビックリして、しげしげとその男性を見ています。その子のお母さんが男性との間に入って壁を作り、子供の目線を遮らなければ、その男性から何か言われるかもしれません。私は平静を装って仕事を続けましたが、内心はドキドキ。

お子さん連れのお客様が去って、その男性の番になったとき「レジ袋、おつけしますか？」と普通に聞いたら、その男性も「はい、お願いします」と（とても穏やかに）答えました。

さっきの「早けりゃいいってもんじゃないぞ、バカ女が！」はホントにこの男性が言ったんだろうか？
まるでもう１人の人格が潜んでいるような・・・。あれはあの男性の心の声だったんでしょうか。

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