今日の女王サマ

映画、本、音楽、お出かけ、思ったことなどズラズラ書き連ねています。

映画のハシゴ-2本目

2005年09月02日 | 映画&本&音楽&TV
余韻に浸りながら、銀座1丁目のテアトルシネマを目指します。
次の映画は『ヴェラ・ドレイク』

生まれてすぐに手放した黒人との間にできた娘。その娘が、母である自分を探して訪ねてくる『秘密と嘘』の監督、マイク・リーの作品です。
主人公のヴェラは貧しいながら、完璧な主婦、完璧な母、完璧な妻、完璧な隣人です。いつもにこやかに、細かく気を配る。私もこんな知り合いが欲しい(笑)。

しかし、ヴェラには人に言えない秘密を持っていました。法に背いてモグリの堕胎をしていたのです。お金を儲けるためではありません。「その女性が困っているから」なのです。
処置が失敗して病院に担ぎ込まれた少女から、ヴェラの存在がばれてしまい、警察に呼ばれ(よりによって娘の婚約祝いの夜に)、全てが明らかになってしまいます。
ヴェラはもちろん大いに苦しむのですが、夫、息子、娘、娘の婚約者、夫の弟も同様です。しかし子供たちに向け、夫であるスタンが「ママの優しい心が人を救ったんだ。それにもう十分に罰を受けた」と言ったことで全員が救われたような気持ちになります。

ヴェラには2年6カ月の禁固刑が言い渡されますが、彼女には戻ってくるのを心待ちにする人たちがいるのです。

◆映画『ヴェラ・ドレイク』はこちらから ⇒ http://www.veradrake.net/




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