今日の女王サマ

映画、本、音楽、お出かけ、思ったことなどズラズラ書き連ねています。

叔母-その3

2007年06月06日 | 家族
アメリカへ帰るのが6月13日なので、日本滞在も残すところあと1週間。

叔母は今朝早く、東京駅八重洲口行きの高速バスに乗り、我が家を去りました。
ホテルへは帰らず、そのまま新幹線で博多へ向かいます。
藤沢の従弟の実家で、父や叔母の一番上のお兄さんの家です。もう伯父は亡くなりましたが、この伯父も生きていた頃は元気で、80歳を過ぎても大牟田から藤沢まで車で高速道路を飛ばし遊びに来ていたほどです(要するに父の兄弟は全員タフってこと?)。

叔母とはいろいろ話をしましたが、面白かったのは、白内障の手術が怖いと言っていたこと。下瞼にアイラインの入れ墨をしたのに、なんで白内障の手術が怖いんかなぁ(笑)。私は麻酔なしの入れ墨の方が怖いけど・・・。

それと、叔母が若い頃、最初に運転免許を取得したのはドロップアウトした高校生ばかりを集めたスクール(?)だったとかで、2週間で取れたそうです。もちろん無料。
でも70歳になったときに高齢者用の試験を受けたそうな。
英語で受けた筆記試験は6問間違えてアウト(5問までがセーフ)。次は「日本語でのテストはないのか」と聞いたらあったので、日本語で受けたら11問も間違ってしまったとか。もう大笑いです。

叔母は美人じゃないけど、若い頃からオシャレでした。アクセサリーもいろいろ貰いました。爪も伸ばしてきれいにマニキュアしていたけど、最近は目が不自由になったのか爪は素のまま。ちょっと寂しい気もします。

私は小学校に上がる前に数カ月、神戸に住んでいた叔母と同居していたことがあります。
その頃、叔母と一緒に暮らしていた男性は子供好きな人だったらしく、叔母よりも私のことを可愛がってくれました。
今でも叔母が言うのですが「朝起きると、アンタ(私のこと)と○○さんが仲良くご飯食べとるんよね。仲良かったよ」と。私はよく覚えていませんが・・・。

「よいこ」という雑誌を叔母が私に買ってくれたので読んでいたら、その男性も会社帰りに「よいこ」を買ってきてくれてダブったことがありました。すご~くガッカリした顔をしていたのを今でも思い出します。
日曜日になるとテレビで野球の試合が観たくても、私に「ポパイ」を観せてくれました。私は「ポパイ」なんて観たくなかったんだけど(笑)。
トイレに入って大声で歌っていた大らかなその男性ももう亡くなったと聞きました。

さて、74歳になった今、叔母は韓流にハマっているとか。アメリカでも日本でもオバ様方の道はひとつ、って感じですねぇ。
小田和正や桑田圭祐のCDも聴くという若い感性を持ったオシャレな叔母。是非、今度はアメリカへ訪ねて行きたいものです。