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レコ路地/2009.0211〜

吉祥寺、下北、新宿辺りの中古レコを玩味。

散歩と物探しと暇つぶしを兼ねた三位一体の娯楽です。

BECAUSE/JULIAN LENNON

2017年10月03日 | ザ・ビートルズ


100円コーナーで1985年の発売のJULIAN LENNONのシングル盤に遭遇しました、曲名に一瞬、父レノンの曲?と思いましたが、1964年頃、BEATLESと人気を二分していたデイブ・クラーク・ファイブのカバーでした。


デイブ・クラーク本人がプロデュースしたミュージカル『TIME』で歌われたもの。まさかここでBEATLESのジョンの息子に歌わせるとは・・やってくれます。調べてみると同ミュージカルは1986 年4月ロンドンのドミニオン劇場において上演が始まっています。主演がクリフ・リチャード、プロデューサーがデイヴ・デイヴ・クラークです。ミュージカルに合わせて制作された記念コンセプト・アルバムには、フレディ・マーキュリー、ディオンヌ・ワーウィック、レオ・セイヤー、アシュフォード& シンプソン、ジュリアン・レノン、スティービー・ワンダーも作曲で参加していたようです。


85年頃は音楽業界にほとんど興味がなく、こうした熱心な取り組みがあったことを改めて学習しました。「授業料100円」では安すぎます(438)

Strawberry Fields Forever /ザ・ビートルズ

2017年07月09日 | ザ・ビートルズ

ジョンがストロベリー・フィールズで感じた永遠性。ポールがペニー・レインに見た日常性。どちらも子供心の瑞々しい感性や地元への郷愁が詰まった曲です。つまり、この一枚はA面とB面合わせて1作品となる「コンセプト・シングル」です。そして、このアイデアを拡げたサージェント・ペッパーという「コンセプト・アルバム」(^^)(437)






サージェント・ペッパース・ロンリー・ハーツ・グラブ・バンド(2017リミックス)/ザ・ビートルズ

2017年06月12日 | ザ・ビートルズ


CDの方が音がクリアなんだろうな、とは承知しつつ、やはりアナログ盤から聴くことにしました。ちなみに18000円する国内盤「スーパーデラックス・エディション」を新宿タワーレコードで確認しましたが、ヘビー級の装幀。店頭購入には戸惑います。ジョージのアナログ盤「オール・シングス・マスト・パス」よりデカイし重い。ネット購入でいいかも。


さて、アナログ盤を聴き終えました。耳が若返りました。50年前の10代前半の耳が蘇りました。オリジナル・モノラル盤を基準にしたステレオ・リミックス。素晴らしい。若い頃、確かにこのように聴こえていた、という感動と、ずっと聴こえにくくもやもやしていたものがほぼ全部すっきりしました。


これまでビートルズのリミックスの中で最高傑作です。ジョージ・マーチンの息子よ、ありがとう。本当にいい仕事をしてくれました。感謝。
でも、これ以上は、やめて欲しい。「ホワイトアルバム」とかは、もういじらないでね。(436)

ジョニー・ウインター/ジョニー・B・グッド

2017年03月20日 | ザ・ビートルズ

チャック・ベリーが18日死去。さみしい限りです。


この曲をやったことのないバンドはない。この曲を弾いたこのないギタリストはいない。そう思えるほどの定番中の定番が「ジョニー・B・グッド」です。


たくさんのコピーを聴いてきたけど、ジョニー・ウインターのジョニー・B・グッドは最高です。UKモノ、轟音でジョニー・B・グッドを聴き忍んでいます。合掌。


「セカンド・ウィンター」から。

1969年の作品。UK盤mono,1800円。(435)

ジェシ・デイビス/Reno Street Incident//Washita Love Child

2017年02月15日 | ザ・ビートルズ


ジェシのファースト・ソロからのシングルカットです。こんなシングル盤が出ていたんですね(´ω`)
Reno Street Incident
セールス度外視の潔さ。アルバム・トップナンバーでもあり、いきなり沼地に引きずり込まれるドロドロビート。ジェシの 気だるいギターのカッティングと歌声、たゆたゆようなベースとドラム、その合間を縫うように入るピアノはレオン・ラッセルか、ベン・シドランか?はたまたラリー・ネクテルか。あいまいなギターのカッティングから突入するソロの粘っこさ。ジェシの魅力を象徴する名刺代わりの1曲だと思います。
Washita Love Child
シングルはアルバムより1分以上も短い編集となっています。エリック・クラプトンのすんごいソロ半ばの2:50でフィイドアウト。ここからエンディングまで 1分以上にも渡る鬼のようなソロはカットという残念バージョン⁉︎。「こちらは、アルバム・バージョンで」ということか?
以下、UK盤 とUS盤。






このアルバムはスワンプ臭が強いのでいかにもUS録音と思いがちですが、ロンドンのオリンピック・スタジオで録音されたもの。さらにエンジニア、グリーン・ジョーンズつうところも泣かせます。ジェシは、千里を照らす一隅の灯りのような存在でした。
1970年の作品。USオリジナル盤。1700円。(434)

ジェシ・デイヴィス/KEEP ME COMIN'

2017年02月11日 | ザ・ビートルズ

1970年、『ジェシ・デイヴィスの世界(JESSE DAVIS)』でソロ・デビュー。1971年、ジョージ・ハリスンの「THE CONCERT FOR BANGLA DESH」に参加。1972年、ソロ第2弾『ウルル(ULULU)』発表。そして、1973年、本作『キープ・ミー・カミン(KEEP ME COMIN')』発表。これが最後のソロ・アルバムとなります。

1. Big Dipper
2. She’s A Pain
3. Where Am I Know(When I Need Me)
4. Natural Anthem
5. Who Pulled The Plug?
6. Ching,Ching,China Boy
7. Bacon Fat
8. NoDiga Mas
9. 6:00 Bugalu
10. Keep Me Comin’

やっと3作品がアナログ盤で揃いました。70年から73年がジェシにとっては、充実の4年間だったと思いますが、等身大の彼自身であったかはわかりません。この人はセールスとか無縁のスタンスでギターを弾くのが一番でしょう。ソロ三作のジャケットはどれも秀逸なデザイン。並べて眺めて楽しめます。

1973年の作品。USオリジナル盤。7000円。(433)

ザ・コースターズ/SearchinとThree Cool Cats

2017年01月24日 | ザ・ビートルズ

コースターズの「Searchin」と「Three Cool Cats」です。ビートルズが初期のレパートーリーに取り上げ、DECCAオーディションでも録音した曲。このジャンルの専門店でもないのに何故か2枚、揃ってありました。これを逃す手はありません。即購入です。

カップリングの「Young Blood」「Charlie Brown」も人気ナンバー。A、B面の見分けが付きません。

国内盤を検索したところ「Young Blood」→「ハイティーン気質」、「Searchin」は「あの娘さがして」と邦題がついていました。(^^)

1958.1959年の作品。US盤。各1500円(432)

クリムゾンキングの宮殿/キング・クリムゾン

2017年01月21日 | ザ・ビートルズ

昨年末のグレック・レイクの訃報から何度も聴いている一枚です。30年以上前に買った国内盤をずっと聴いて来ましたが、新春30%オフでUK盤3rdプレスがあったので購入しました。

このアルバム制作時のメンバーの年齢は、ロバート・フリップもイアン・マクドナルドもグレック・レイクも20代前半の若さですから驚愕です。レコに関する内容についての能書きはもう今更なので省略です。高価な1stプレスではありませんが、僕の耳にはこれでも十分に新しく魅力的な音。さて、これ以上「宮殿」の奥間に足を踏み入れないように要注意です(^_^;)


1969年の作品。UK盤。3780円(431)

エブリー・リトル・シング/ザ・ビートルズ

2017年01月14日 | ザ・ビートルズ
ビートルズ全213曲の中、一隅を照らす曲です。


日本盤独自の「ロックンロール・ミュージック」。そのB面が「エブリー・リトル・シング」。UKオリジナル盤『ビートルズ・フォー・セール』のジャケットをそのままシングル盤のスリーブにしてしまう大胆さ。オリジナル盤ではB面4曲目に収録。あくまでも地味な立ち位置。前期の最も多忙な時期に作られた曲で、完成度も高いとは言えませんが惹かれるものがあります。


「エブリー・リトル・シング」のカバーといえば必聴は「イエス」のファースト・アルバムです。クリス・スクワイア(b)、ビル・ブラフォード(dr)、ジョン・アンダーソン(vo)らの初期メンバーによるアレンジと演奏。イントロに「デイトリッパー」のリフが入っていたり、メロディがインド風に展開し「レイン」のような印象になったり・・「ビートルズ愛」を感じるカバーです。

1965年の作品。国内オデオン盤。700円。(430)


サム・カインド・オブ・ワンダフル / ザ・ドリフターズ

2017年01月03日 | ザ・ビートルズ

ぶらっと入った中古レコ屋で、素敵なギターのピンバッチを見つけました。こういう古い小物は一旦買い損ねると2度と手に入らないので、全部買っちゃいました。そしたら店長さんが、「たくさん買ってくれてありがとう。これ、オマケです」と言って検盤中のシングル盤をくれました。手に取り見ると『SOME KIND OF WONDERFUL / King-Goffin/THE DRIFTERS』の表示。


1961年のゴーフィン/キング作曲のヒットナンバーです。ドリフターズはメンバーチェンジの激しさでも有名なコーラスグループですが、この時期リード・ボーカルはルディ・ルイス。ちなみに前任者はベン・E・キング。この頃のドリフターズはゴーフィン/キング作「アップ・オン・ザ・ルーフ(Up OnThe Roof)」のヒットもありました。どちらも70年代に入りキャロル・キング自身がカバーした名曲です。店長さん、ありがとう。ここは「中古」レコ屋ではなく「中吉」レコ屋です( ´ ▽ ` )ノ
購入したピンバッチは小振りながら細やかなつくりです。


1961年の作品。US盤。0円。(429)

ミート・ザ・ビートルズ/ザ・ビートルズ

2017年01月01日 | ザ・ビートルズ
あけましておめでとうございます。今年もさっそくにお立ち寄り頂きありがとうございます。大晦日紅白歌合戦にてポールが来日を公表。元旦よりいきなり予約開始。テンション上がりました。


今年の初買「レコ御籤(みくじ)」は「ミート・ザ・ビートルズ」でした。ジャケは古びて貫禄あるけどお手頃価格、盤質はきれいで「小吉」といったところでしょうか( ´ ▽ ` )ノご覧のようにUSステレオ盤です。UKモノラル盤に耳が慣れてしまったせいか新鮮に聞こえます。今年はアメリカを駆け巡ったビートルズの勢いで突っ走りたいものです。


キャピタルの独自編集で本国イギリスのデビューアルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」とは全く異なりますが強烈な引力と説得力のある1枚。映画「EIGHT DAYS A WEEK」を観れば、この1枚がアメリカのファンにとって、またビートルズにとっても、いかに特別なアルバムであったが分かります。レインボーレーベルも素敵です。『ビルボード』誌アルバム・チャートでは11週連続第1位。『キャッシュボックス』誌でも11週連続第1位を獲得。アメリカだけで500万枚売れたという超人気アルバム。


ついでにVeeJayから出たUSデビューアルバムもあったので合わせて購入です。「ミート・ザ・ビートルズ」の10日ほど前に発売されたもので、曲もほぼオリジナル盤に近いのですが、なぜかこれでは火が点かなかった。ジャケットが正直うまくありません(ー ー;)
1964年の作品。USオリジナル盤。4800円。(428)

アレサ・フランクリン/ベイビー・アイ・ラブ・ユー

2016年12月26日 | ザ・ビートルズ

一体どれだけ聴き込めばこのような風格に至るのか、と思われる1枚のシングル盤に遭遇。レコというより骨董品。それでも音は前へ前へと鳴ります。67年、全米ポップ・チャートで4位/R&Bチャートで1位を記録したアレサの魅力がギュっと詰まった1枚です。


レーベルにはエンジニア:Tom Dowdの名前があります。参加ミュージシャンは、この時期のアレサの音を象徴するメンバー、King Curtis (ts) 、Jimmy Johnson,、Joe South (g) Tommy Cogbill (b) 、Roger Hawkins (d) The Sweet Inspirations (vocal)等々です。まさに60'sソウル・クラシックスの極みの演奏。この時代のベースの音とグルーヴが大好きです。B面もグッド(^^)



1967年の作品。USオリジナル盤。500円(427)

ダニー・ハサウェイ&ジューン・コンクエンスト/I thank you

2016年12月25日 | ザ・ビートルズ

初めて入った新宿のレコード屋でダニー・ハサウェイのシングル盤を引きました。自身初聴。ワクワクしました。カーティス・メイフィールドとの共作、そしてジューン・コンクエストとデュエットという作品。シングルだけの収録曲。これは貴重と即購入!しかも激安‼︎

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年末ジャンボは買い損ねましたがちょっとラッキーな日でした。そうそう今日は12月25日でした。メリークリスマス^_^
1972年の作品。USオリジナル盤。500円(426)

ザ・ビートルズ/ライブ・アット・ザ・ハリウッドボウル

2016年11月21日 | ザ・ビートルズ

ライブ・アット・ザ・ハリウッドボウルのアナログ盤を購入しました。ジャケは、カナダの初公演のためにシアトルのタコマ空港からチャーター機に搭乗するジョン、ポール、ジョージ、リンゴの1964年8月22日の晴れやか姿。眩しい!ウイングスのロック・ショウの歌詞にも「ハリウッドボウル」が出てきます。
If there's a ROCK SHOW at the Concertgebow
They've got long hair at the Madison Square
You've got Rock and Roll at the Hollywood Bowl,
We'll be there........Oo Yeah.......♪

映画を観て再認識しましたが、当時の一連のコンサートは異常事態。「若くて健康な肺が送り出す途切れのない金切り声は、ジェット機の騒音ですらかき消してしまう凄まじさでした」という回想録は決して大袈裟さな表現ではないことを記録映像が語っていて、その後の日本公演の対応があながち間違っていなかったとも言えます。

今回はオリジナル盤に4曲が新たに加わりました。1965年8月30日のジョージの「Everybody's Trying to Be My Baby」が嬉しいです。オリジナル盤を聴き直したり、ビートルズのブートには63年、64年、65年のライブ録音がたくさんあるでこれを機会に楽しみたいです。
2016年の作品。US盤。3300円(425)


リンゴ・スター/バック・オフ・ブーガルー

2016年11月06日 | ザ・ビートルズ

今回の東京公演がハロウィンの真っ只中だったせいか、この「バック・オフ・ブーガルー」のシングル盤のスリーブが実にぴったりでした。もしかしたら、ステージにフラケンに化けて出てくるかな、と期待をしていました。ジョージのスライドもよくネバっているし、ドラムも揺蕩うgroove。シンプルで完璧な一曲。


US盤のみ通常のアップルレーベル。UKや国内版はブルーアップルレーベルです。(^^)
1972年の作品。US盤。1800円(424)