レコ路地/2009.0211〜

吉祥寺、下北、新宿辺りの中古レコを玩味。

散歩と物探しと暇つぶしを兼ねた三位一体の娯楽です。

ダニー・オキーフ/Danny O'Keefe

2013年05月13日 | ザ・ビートルズ
ダニー・オキーフのレコを6作品、一気に紹介します。オキーフに関する情報は手もとに少なく、CD「そよ風の伝説」(92年)の天辰保文氏のライナー、同じくCD「ソー・ロング・ハリー・トゥルーマン」(99年)の小倉エージ氏のライナーが頼りです。ちなみに「ソー・ロング・ハリー・トゥルーマン」のような上質の作品ですら当時国内で発売に至らなかったことはじつに残念です。

では、連休中に探し出したレコを一気にご紹介。


2作目「O'KEEFE」は、以前にも紹介しましたが再度登場。「Good Time Charlie Got The Blues」を含む名盤。アメリカン・サウンド・スタジオの腕利きハウスバンドに、オキーフの優しい歌声が映え、極上のアメリカン・サウンドに仕上がっています。


3作目「BREEZY STORIES」は73年の作品。ダニー・ハザウェイ、ゴードン・エドワーズ、バーナード・パーデイ、ヒュー・マクラッケンらNYの精鋭のサポートに加え、Dr.ジョンらの参加で著名な1枚です。ダニー・ハザウェイのエレピが最高です。USオリジナル盤 1200円(330)


4作目「SO LONG HARRY TRUMAN」は75年の作品。これは、現在のアナログ盤は所持していないのでCDを掲載します。これだけ上質の作品ですら当時国内で発売に至らなかったことはじつに残念です。


5作目となる「AMERICAN ROULETTE」は77年の作品。この年は来日もあり「不朽のAOR」と評する当時の声も貴重ですが、懐の深い大人のウエストコースト・サウンド。時代の流れにも見事に適合した名作です。USオリジナル盤 980円(331)


6作目の「THE GLOGAL BLUES」は79年の作品。ジム・ケルトナーやジム・ゴードン、トニー・ウィリアムス(ds)などが著名なドラマーが名を連ねています。80年代的なサウンドにはちょっと戸惑いますがなかなかの意欲作です。US盤に日本語クレジットで「鯨を救おう」とあり「太陽の子供達、皆で鯨を救おう』と日本語で歌っています。USオリジナル盤 980円(332)


最後は「THE SEATTLE TAPES」は、前出の小倉エージ氏のライナーにも「未聴のアルバム」と記載されています。遭遇できたのはラッキーです。66~68 年の間のセッションからの音源で「Good Time Charlie Got The Blues」のファースト・テイクや初シングル「That Old Sweet Song」など未完でナチュラルなサウンドが堪能できます。77年に発売されています。USオリジナル盤 1100円(333)

簡単ではありますが一気に5作品を載せました。ダニー・オキーフの作品が年代別にきちんと整理され再販されることを期待したいです。ところで今回でレコの紹介が「333」となりました。切りのよい数字です。


ボブ・ディラン/追憶のハイウエイ61

2013年05月05日 | ザ・ビートルズ
連休最終日も間近。タフで自由な気分になりたくて購入です。


1965年にリリースされたボブ・ディラン6作目。マイク・ブルームフィールドのギターとアル・クーパーのオルガンとディランのブルースハープが時代の気分を後世に伝える名盤中の名盤をUKオリジナルモノラル盤で玩味。


アルバムのタイトルになっている「国道61号線」はウィキペディアによると『ニューオーリンズからメンフィスやセントルイスを通り、アイオワからミネソタに入る国道』のこと。この国道にまつわる音楽上の史実・伝説は多く、特にロバート・ジョンソンがギターテクニックを手に入れるために、クラークスデイルのある国道49号と61号の交差点で「悪魔に魂を売った」というクロスロード伝説は有名です。

1965年の作品。UKオリジナルモノ。2800円(329)

フェリックス・キャバリエ/フェリックス・キャバリエ

2013年05月04日 | ザ・ビートルズ
いつもお立ち寄りありがとうございます。連休後半、好天に恵まれうれしいですね。連休セールスで大型レコ屋は混んでいるだろうな、と町中の小さなレコ屋に出かけました。


キャバリエさんのファースト・ソロと遭遇です。1972年に「ラスカルズ」がアルバム「The Island of Real」を最後に解散し、その2年後のソロ・デビュー・アルバムです。USオリジナル盤、PROMOTIONAL COPY NOT FOR SALEのシール貼。ジャケはボロいがレコはピカピカ。500円はうれしい。トッド・ラングレンがプロデュースとギターで参加。他にもジョン・ホール、ランディ・ブレッカー、ロジャー・パウェル等が参加。1曲1曲、とても充実した演奏が聴かれます。さすがキャバリエ!

1974年の作品。USオリジナル盤。500円(328)