レコ路地/2009.0211〜

吉祥寺、下北、新宿辺りの中古レコを玩味。

散歩と物探しと暇つぶしを兼ねた三位一体の娯楽です。

ザ・ビートルズUKシングル盤/The Ballad Of John And Yoko

2010年08月29日 | ザ・ビートルズ
24時間TV見ながら書いています。こんなに暑い中走るのは・・嫌だな。
さて、今日はジョンとポールの二人だけで録音した変則ビートルズの作品。ジェフ・エメリック曰く「ポールの最高のドラミングと作業のスピードが鍵」と言うほど、たった1日で(1969年4月14日)録音とミックスが終了しました。ジョンがドラマーのポールに「リンゴ、テンポを少し上げて」と言い、ポールがギタリストのジョンに「OK!ジョージ」と応える微笑ましい場面もあったと記録されています。さらに4月16日にはB面の「Old Brown Show」の録音。実によく働くバンドです。リリースも素早く5月30日。まだゲットバックがチャートの1位にいるうちの発売です。


音質はB面の方がいいです。どちらもビートルズにとって初のステレオ・ミックス・シングル。

1969年5月30日発売。UKオリジナル盤。1980円。(201)

ザ・ビートルズUKシングル盤/Form Me To You<No.200>

2010年08月26日 | ザ・ビートルズ
1分56秒の「最短瞬殺シングル」。この曲のコード展開は今も本当に新鮮で、その存在感は強烈なポップスです。


A/B面(Thank You Girl)ともオリジナル・アルバムには未収録であり、ビートルズの作品の中で初めてオリジナル・アルバムと明確に差別化されたシングル・オブ・シングルでした。1963年にはビートルズは(英国にて)「Please Please Me」を皮切りに4枚のシングルをリリースしました。本盤は1963年の2枚目のリリースとなりますが、その後も「She Loves You」「I Want Hold Your Hand」をぶっ放し怒涛の快進撃となります。ちなみに1963年は日本では東京オリンピックの直前でありました。B面もジョンの個性がぐっと香る作品となっています。


1963年3月5日発売。UKオリジナル盤。3,600円。(200)

Brian Wilson/ Reimagines Gershwin

2010年08月24日 | ザ・ビートルズ
(おや?!)なんとブライアン・ウィルソンの最新アルバムに遭遇。驚いたことにジョージ・ガーシュウィンの楽曲を取り上げていました。米国にて今夏8月17日にリリースとのこと。シールド開封。針を落として・・・おー、すばらしい。まさにビーチボーイズ的Gershwinサウンド。まだ、こういうアプローチがあったんですね~。
さすが!!これはお薦めです。

新着盤。US盤。2300円。(199)

Ray Charles / I Can´t Stop Loving You

2010年08月21日 | ザ・ビートルズ
またまた猛暑復活。皆様、体調はだいじょうぶですか。私は土曜出勤でした。まだまだご自愛くだい。
さて、本日は帰り道、近所の中古レコ屋で見つけたボロシングルです。が、良く見れば、なんとUK盤のRay Charles 「I Can´t Stop Loving You」。即効購入。
ちなみにこの曲のオリジナルは1958年、白人のカントリー&ウェスタンの歌手、ドン・ギブソンの曲です。

1962年の作品。UK盤。300円。(198)

マイケル・ジャクソン/BEN

2010年08月18日 | ザ・ビートルズ
1972年公開のアメリカ映画 「Ben」 の挿入歌をA面1曲目に配した名盤を見つけました。病弱な少年とネズミ「ベン」のストーリーです。それにしても久しぶりに見る超ぼろぼろジャケットでした。背割れ、天割れで破壊寸前でした。内袋も黄ばんでいました。でもなぜか盤はピカピカ。マイケルの声の伸びが最高の時代です。マイケルが14歳にランキング1位を獲得しました。マジいい声、しています。
「BENのテーマ」ではじまり、「Greatest show on earth」「We’ve got a good thing going」の伸びやかな歌声。モータウンの代表曲「My girl」も14歳とは思えない表現力。さらにスティービー・ワンダーの作品「Shoo-be-doo-be-doo-da-day」もすばらしい。当分、愛聴盤になりそうです。

1972年の作品。USオリジナル盤。1100円。(197)

リンゴ・スターUK盤/SENTIMENTAL JOUNRNEY

2010年08月16日 | ザ・ビートルズ
ビートルズ解散後リンゴのソロ第一弾はスタンダード・ナンバーを歌い上げたノスタルジックなアルバム。リリースから40年経ちオリジナル盤の美しいジャケにはなかなか出会えなくなってきました。選曲・アレンジ、そして音質も素晴らしい1枚です。
このジャケットが撮影された場所は、リンゴが生まれ育ったディングル地区のほぼ中央にある「EMPRESS」というパブ。15年ほど前にこのパブに行きました。昼下がりの時間帯でしたが中に入りギネスビールを飲んできました。


このパブの裏手には集合アパートが広がっていてリンゴの生家やその後に住んでいたアパートもこの一角にありました。もちろん足を運んできましたが廃墟と化していました。リンゴの生家がこんな扱いでいいの?と思いました。

1970年の作品。MAT:-1U/-1U。4000円。(196)

レコード・ストア・デイ/Paperback Writer // Rain

2010年08月14日 | ザ・ビートルズ
アメリカで2008年にはじまった「レコード・ストア・デイ」と呼ばれるレコ救済イベント。ここでは様々な限定のアナログが販売され盛り上がっています。今年はビートルズの2009年のリマスター音源からのカッティングで「Paperback Writer / Rain」が販売されました。微妙なタイトルを突きますね~。英国1000枚、米国で4000枚のみの限定販売とのこと。ファン心理をくすぐる枚数です。


時々レコ屋で見かけた値段は2万円前後。そりゃ、高過ぎ!ってことで無視していましたが、ぼちぼち値段も落ち着いてきたようで、本日購入しました。


(195)

ザ・ビートルズUKシングル盤/Please Please Me

2010年08月13日 | ザ・ビートルズ
ファースト・アルバム「Please Please Me」より先行して1963.1.11にリリースされたシングル盤です。
作曲者が(McCartney―Lennon 
と表記されています。( )も後ろが表記ミスで中途半端な感じです。
確認してみるとこれが「Lennon-McCartney」になるのは「I Want To Hold Your Hand」からでした。なぜ?なんですか。どなたか教えてください。

1963年発売。UKオリジナル盤。(194)

ザ・ビートルズUK盤/Please Please Me(ゴールド・パーラフォン)その4

2010年08月12日 | ザ・ビートルズ
ジャケットについての追記です。
ファースト・プレスのジャケットは、右下のAngus McBean(写真家)のクレジットが「右寄り」になっているといわれています。確かめてみました。確かにそうです。画像の上がオリジナルのプレス、下が4thプレス(2010.7/25掲載)です。

ジャケの色合いはファースト・プレス(左)は青みがかったダークな発色です。


(続く)

ザ・ビートルズUK盤/Please Please Me(ゴールド・パーラフォン)その2

2010年08月09日 | ザ・ビートルズ
このアルバムに関してはとにかく傷が少ないものを見つけるのが困難です。購入した盤はとても丁寧に扱われていたようで傷一つなくすばらしいコンディションです。

さて、音の方です。まさにエネルギーの溢れた新鮮なサウンド。この音を録った当時の録音スタッフの偉業、よくぞこれほどいい仕事をこの若造相手にやってくれました。まさに目の前で演奏しているような聴き応えのある音圧です。それでいてビートルズ4人の冷静さもすごい。ビートルズのアルバムの中でもこれこそ「最高の音」という評判に異論なし。

B面のレーベルです。言うまでもありませんがマトリクス・ナンバーは1N。マザーはA面は2、B面は1。



(続く)

ザ・ビートルズUK盤/Please Please Me(ゴールド・パーラフォン)

2010年08月08日 | ザ・ビートルズ
猛暑の折、勢い余ってゴールド・パーラフォンの「Please Please Me(MONO)」を購入してしまいたした。Dick James Musicクレジットの正真正銘のファースト・プレスです。
まずはレーベルの画像からご紹介。購入した盤は「FACTORY SAMPLE NOT FOR SALE」のシールが貼られています。


気になる音質、そしてジャケットなどの詳細については続けてレポートします。(193)

ピーターとゴードン/A World Without Love(愛なき世界)

2010年08月06日 | ザ・ビートルズ
1964年のデビュー・アルバムです。
アルバム・タイトル曲の「A World Without Love(愛なき世界)」はポール・マッカトニーの作品。
[E]Please lock me [G♯7]away
and [C♯m]don't allow the day
Here in[E]side where I[Am]hide
With my[E]loneliness
I don’t[F♯m]care what they say I won't [B7]stay
in a world without [E] love[B7][C7]

といった感じのコード進行ですが、僕はこの曲をギターで弾くたびにジョンの書いた「ノー・リプライ」なんかを思い起こします。「Please lock me away」の2つのコード、E→G♯7でもうこの曲の世界は作られます。さらに次のC♯mで「and don't allow the day」も切ない系初期のジョンっぽいメロディです。いいなぁ。あとアルバム最初の曲、リトル・リチャードの「Lucille」もなかなかです。これもポールの十八番でした。


1964年の作品。USオリジナル盤。810円。(192)

ザ・ビートルズUKシングル盤/All You Need Is love

2010年08月01日 | ザ・ビートルズ
1967年の夏、「愛こそはすべて」この1曲が世界の気分を象徴しました。6月25日に五大陸をつなぐ衛星放送で4億人の人々が見たと言われているライブ録音です。それにしても1967年のビートルズはすごかった。1月からサージェント・ぺパース・・の制作に取り掛かり、6月に発売。本盤はその直後7月にリリース。さらにたたみ掛ける様に8月後半からはマジカル・ミステリー・ツアーのレコーディングに入り、12月には発売。B面は「Baby, You'r A Rich Man」。神憑りとはこのことです。


プロデューサーのジョージ・マーティンの名前がこのシングルから記載されるようになっていることは特筆すべきことです。サージェント・ペッパー・・の成功で、プロデューサーやエンジニアの存在が世に認められました年でもあったわけです。英国では7月7日、日本では8月5日発売。僕は小学校3年生で、テレビでモンキーズやタイム・トンネルやコメットさんを見ていました。


1967年7月7日発売。UKオリジナル盤。1790円。(191)