レコ路地/2009.0211〜

吉祥寺、下北、新宿辺りの中古レコを玩味。

散歩と物探しと暇つぶしを兼ねた三位一体の娯楽です。

ジョージ・ハリスン/My Sweet Lord(BLAIRカッティング)

2016年02月09日 | ザ・ビートルズ
いつもお立ち寄り頂き、ありがとうございます。本日で当ブログも開設から7年を迎えます。私も歳を重ね、更新はますますスローペースになりがち。時々、勝手に休んでもいますが、もう少し続けていきます。

さて、7年目の1枚目は、ジョージ・ハリスンの「My Sweet Lord」のシングル、UK盤セカンド・プレスです。ピクチャー・スリーブは、LP盤のデザインそのもので、いいような悪いような(-.-;)y-~~


裏面はさらに手抜き度アップです。



ジャケは冴えませんが、このシングル盤は、名カッターのクリス・ブレアにカッティングされたもの。A面には「BLAIR」の手書きの刻印があります。


一聴では分かりにくいのですが、繰り返し聴くと、確かに違いがはっきりしてきます。音質のよさは、耳が慣れ、耳が疲れてきてから、その実力を発揮します。


他にもUK初回盤、フランス盤(モノラル)や国内盤など、徐々に増えている「My Sweet Lord」のシングル盤。でも。何枚あっても邪魔にはならない不思議なレコです。



1976年再発。UK盤。2800円。(414)

マリーナ・ショウ / WHO IS THIS BITCH, ANYWAY? (2015年盤)

2016年02月02日 | ザ・ビートルズ
アルバムタイトル「WHO IS THIS BITCH, ANYWAY?」 は、実際にマリーナ・ショウ本人が酔いどれ男に言われた言葉だそうですが、この酔っ払い、ジューク・ボックスでマリーナ・ショウの歌を繰り返し聴きまくっていた、というから面白い。



40年くらい前、ユーミンがラジオ番組で話していたこと。電車に乗っていると、2人組男子が乗って来て、一人が「お!あれ、荒井由美じやない?」。すると、もう一人が「え~?あんなブスじゃないよ!」と言われてしまい、ずっと下を見て寝たふりをしていた、という話を思いだしました(笑)関係ないけどね。



レコに針を置き、3分間近いおしゃべりに続き、一曲目の「Street Walkin' Woman」が始まります。
Hey! Street walkin' woman Got a heart of stone
Use your money for your bus fare And leave me alone
Because I gotta go home I gotta go home…

この一曲目のインパクトがこのアルバム全体を象徴しています。チャック・レイニーのベースが凄い!ハーヴィー・メイソンのドラムが凄い!デヴィッド・T・ウォーカーのギターが凄い!三者の絡み合いがもの凄い‼これがファンキーだ!これがグルーヴだ!歌も楽器と一体となり、まさにこれこそ完璧な一曲。ちなにみに「Street Walkin' Woman」と前段の3分間のダラダラしたおしゃべりの間にはオリジナル・アナログ盤に溝はなく、1994年のCDも溝はなし。しかし、2009年のCDや2015年の再発アナログ盤は、「Street Walkin' Woman」に飛べるようになっています。

SideA
1.You, Me & Ethel~Street Walkin' Woman
2.You Taught Me How To Speak In Love
3.Davy
4.Feel Like Makin' Love
5.The Lord Giveth And The Lord Taketh Away
SideB
1.You Been Away Too Long
2.You
3.Loving You Was Like A Party
4.Prelude For Rose Marie
5.Rose Marie (Mon Cherie)



1974年12月に録音された数々の曲は、40年以上を経ても今もなを輝きを増すばかり。すべて一発録りとのこと。当時、クロスオーバーと言われ、後に軽視された音楽の本質は凄かった!ただただ必聴の一枚です。このレコ、長い間捜していましたが、なかなか遭遇できず、やっと手に入れたのは「Free Soul 20th Anniversary」の再発盤でした。改めてオリジナル盤で聴きたい(≧∇≦)

74年の作品。2015年再発盤。2800円。(413)