レコ路地/2009.0211〜

吉祥寺、下北、新宿辺りの中古レコを玩味。

散歩と物探しと暇つぶしを兼ねた三位一体の娯楽です。

ジョージ・ハリスン/ LIVE IN JAPAN

2011年12月31日 | ザ・ビートルズ
年の瀬に思いました。(そうか、今年はジョージ・ハリスンの年だったんだ)と。
まず40年前の1971年。8月にジョージはバングラデシュ救済のチャリティ・コンサートを行いました。


次に20年前の1991年。12月に日本だけのツアーが行われました。


そして今年2011年。11月にジョージの映画「リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」が公開されました。


これらの出来事を無理やり「大震災」と結び付けるつもりはありませんが、ジョージの生き方や言葉にこれからの日本の行き方を学ぶことができます。偶然ではない、廻り合わせのようにも思えます。もし、ジョージが生きていれば、きっと東日本大震災へのチャリティー・コンサートへの動きがあったはず、と信じて疑いません。そんなわけで、先週、とあるレコ屋で遭遇したアナログ盤「LIVE IN JAPAN」を聴きながら年越しです。ちょっと高価でしたが、2011年の記憶を形として残しておきたかったので思い切って購入しました。(CDでいいじゃん、なんて言わないで下さいね)

収録された19曲の音源は東京ドーム(15曲)と大阪城ホール(4曲)。特に12月15日の東京ドームから12曲が選曲されています。皆さんはいつのステージを見ましたか。では、レコをご紹介します。

まずはジャケ。2枚組ですが見開きジャケではありません。


ジャケ裏。


インナーバッグ。紙が薄い。


レコです。極美盤。


カスタムレーベル。


では、今年はこのレコを聴きながら静かに年を越したいと思います。
皆様、よいお年をお迎え下さい。

1992年発売。ドイツプレスのヨーロッパ共通盤。34,850円。(259)

ポール・マッカートニー/PAUL IS LIVE

2011年12月27日 | ザ・ビートルズ
明日12月28日には01年9月11日の米同時多発テロ事件後のポールの姿を追ったドキュメンタリーが発売されるそうですが、僕はもっと前に遡った89年と93年のワールド・ツアーの方がリアルです。そう思っていたら、そのアナログ盤に遭遇しました。まずジャケ。いいですね~。白いワーゲンのナンバープレート等々、じっくりと元祖アビーロードと比べると細かいところにいっぱい謎かけが隠されています。このジャケはやはり30㎝×30㎝で見るのが正しい観賞です。


次に音です。アナログ盤は「初聴」なので膝を正して聴く価値があります。


インナー・バックです。レーベルはオリジナルデザインです。


1993年の作品。UKオリジナル盤。4300円。(258)

フィル・スペクター/ア・クリスマス・ギフト・フォー・ユー

2011年12月25日 | ザ・ビートルズ

ご存知1963年の名盤『ア・クリスマス・ギフト・フォー・ユー・フロム・フィル・スペクター』ですが、本日はそのアップル・レーベル盤の紹介です。定番のクリスマスソングをウォール・オブ・サウンド一色にデコレートしてあります。


内容はまったく一緒だけど、スペクター自身がサンタになっているジャケがすばらしい。右胸に「Back To Mono」の管バッチを付けています。UK盤とういうことも含めて価値ありです。このレコはデモンストレーション用でレーベルに「NOT FOR SALE」とあります。



1972年発売。UKオリジナル盤。2100円。(257)

閑話休題
昨日、近所の中古レコ屋をふらついていると、タイニー・ティムのクリスマスアルバムに遭遇!


これは1993年の作品ですからCDしか(たぶん)ないはず。当ブログではCDは取り扱い範疇外なのでアナログ盤あったらほしいです。初めて聴きましたが、これもすばらしい一枚です。二人と奇才が作った最高のクリスマスアルバムを聴きながら、今夜はゆっくり聖夜、と行きたいところですが、お通夜が入っています・・。

ハッピー・クリスマス/ John&Yoko Plastic Ono Band with the Harlem Community Choir

2011年12月24日 | ザ・ビートルズ
この時期、ラジオやテレビで流れすぎてもう聴くのも飽きたかもしれません。しかし、色々と謎も多い曲です。
USAでは1971年12月1日にリリース。日本も同年リリース。記憶では当時はほとんど話題になりませんでした。


本国UKではその翌年1972年にリリース、という仕打ち。




シングル盤の正式なクレジットは、「John&Yoko Plastic Ono Band with the Harlem Community Choir」。「the Harlem Community Choir」は、バックの子供のコーラス隊の名前でしょう。


その子どもたちへの歌唱指導はヨーコがやっているのが写真からわかります。ジョンはたぶん「先生っぽい」ことが苦手だったのでしょう。そう考えると、この曲のヨーコの関与度は相当大きいです。
気になるミュージシャンたちですが、写真にはジムケルトナーが見えます。他にもニッキ―・ホプキンスやヒュー・マックラケンなどのクレジットがあるようです。ベースは、クラウス・ブーアマンかと思っていましたが、「飛行機が遅延したときにセッションに参加することができなかった」とのデータがありました。何よりもスペクターのプロデュースが冴えています。クリスマスと反戦のメッセージをみごとにスペクターサウンドで融合させています。やはり鬼才。クリスマスソングのプロデューとしても最高の実力者です。メリー・クリスマス。

USオリジナル盤。1000円。UKオリジナル盤。1600円。(256)

ザ・ビートルズ/新規リマスターからのアナログ

2011年12月18日 | ザ・ビートルズ
休憩に入り40日ぶりのレコろじーです。
今年も押し迫ってきましたが。この感じ、嫌いではありません。ちなみにこの土・日は両日勤務でした。
さて休憩中に購入したレコをぼちぼちご紹介します。
まずは新規リマスター音源からのアナログ化第二弾です。(第一弾はペイパー・バックライター/レインでした)


US盤と同じピクチャースリーヴの7インチシングルが2枚です。


1. TICKET TO RIDE / YES IT IS
2. YELLOW SUBMARINE / ELEANOR RIGBY


そして、スリーブなしのアップル盤が2枚。
3. HEY JUDE / REVOLUTION
4. SOMETHING / COME TOGETHER


全世界10000セット限定盤らしいけど、あわてて買わなくてもたぶん大丈夫です。
まだ、到る所で見かけます。値段は現段階では下記から安くはなっていません。

2012年発売。5800円。(255)

ジョン・レノン/フリー・アズ・ア・バード

2011年12月08日 | ザ・ビートルズ
ジョンの命日、「フリー・アズ・ア・バード」を聴きました。
「Free as a bird.it's the next best thing to be.」
「鳥のように自由で在れ。それが二番目に大切なこと。」
そうジョンは歌っています。「じゃ、一番目は何?」・・・彼らはいつも問題を提示したまま先へ行ってしまいます。
この曲はジョンが1977年に残したデモテープをヨーコさんがポールに手渡し、1994年に残りのビートルズの3人がかかわって作り上げた正真正銘4人のビートルズ・バージョンです。誰がなんと言おうと。
改めて味わい深い名曲です。
B面の「Christmas Time(Is Here Agein)」もこの時期にぴったりの曲です。

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