レコ路地/2009.0211〜

吉祥寺、下北、新宿辺りの中古レコを玩味。

散歩と物探しと暇つぶしを兼ねた三位一体の娯楽です。

ジャッキー・ロマックス/Is This What You Want?

2013年09月23日 | ザ・ビートルズ
先日、ジャッキー・ロマックスの訃報を知りました。享年69歳。


ロマックスは60年代末にアップルレコードの契約アーティストとなりました。彼を誘ったのはジョン。デビュー・シングル「サワー・ミルク・シー」はジョージの曲。バックを務めたのが、ギターにクラプトンとジョージ、ベースにポール、リンゴがドラムス、ニッキー・ホプキンスがキーボードと・・これだけ鳴り物入りで出てきたにもかかわらずシングルはヒットせず。同時期発売されたアップルのシングルはメガヒットの「ヘイ・ジュード」やメアリー・ホプキンスの「悲しき天使」だったためでしょう。


しかし、このアルバムは実によくできています。ジョージの1曲以外はすべてロマックスの作品で、作品の幅も広い。この幅の広さがある意味理解されにくかったのかもしれませんが、時代が70年代後半だったらもっと受けが良かったかもしれません。アルバムタイトル曲「Is This What You Want?」は、ジョンの「I Am the Walrus」をパロッっています。度胸も才能もあります。
アップルを去った後も、マイペースで充実した音楽活動を続けられたそうでよかったです。冥福をお祈りいたします。

1968年の作品。USオリジナル盤。700円。(345)


エリック•クラプトン/OLD SOCK

2013年09月16日 | ザ・ビートルズ
発売から半年程過ぎましたが、急に聴きたくなり昨日、アマゾンに発注。午前中に台風の中、クロネコさんが運んでくれました。すみませんでした。ありがとう。


A1からいきなり「Further On Down The Road」。ジェシ•エドのバージョンに引っ張られないアレンジはさすが。B3のポール•マッカートニー参加の「All Of Me」はむろん王道ですが、どの曲もクラプトンの音楽人生にインスピレーションを与えたアーティストのカヴァーとあって、愛溢れる作品となっています。こんな嵐の日に天国にいるような音が聴けてうれしい(^_^)

2013年の作品。US版。2528円(344)

ポールウィリアムス/Life Goes On

2013年09月13日 | ザ・ビートルズ
秋にぴったりの一枚だと思います。


脇を固める面々は、デヴィッド・スピノザ、クレイグ・ダーギ、リーランド・スクラー、ラス・カンケル、マイケル・アトレーなどなど。カーペンターズに提供した曲「I Won't Last A Day Without You」をはじめ実直な曲作り、シンプルで完全無欠な演奏は、何度聴いても飽きのないサウンドです。B面ラストの「That Lucky Old Sun」は多くのカヴァーが存在する中でも秀逸の出来栄えです。心底、泣けてきます。

1972年の作品 。USオリジナル盤。600円。(343)

ビージーズ/Bee Gees 1st

2013年09月08日 | ザ・ビートルズ

1967年に出された「Bee Gees 1st」に遭遇しました。さらに帰り道、ゲリラ豪雨に遭遇;^_^A


サイケ風なジャケットは、なんとびっくり!ビートルズの『リボルバー』を手掛けたクラウス・フォアマンのデザインでした。でも内容はちっともサイケ色はなく、また当時流行りのコンセプトアルバムでもなく、たくさんの佳作が充実した真面目な一枚。多少退屈感もありましたが、それ以上に好感がもてる良質な一枚でした。こんな一枚に出逢えるレコ道、まだまだ深いです。


このあと、ビージーズは、モーリス三兄弟のみになり、71年の「小さな恋のメロディ」のテーマ「メロディ•フェア」で日本では有名になりました。メロディフェアは日本のみのシングルカット。そして、1978年の「恋のナイト・フィーバー 」 では、全米1位, 全英1位と大健闘。映画とコラボすると強いグループでした。

1967年の作品。US版 500円(342)