レコ路地/2009.0211〜

吉祥寺、下北、新宿辺りの中古レコを玩味。

散歩と物探しと暇つぶしを兼ねた三位一体の娯楽です。

MUDDY WATERS/the best of MUDDY WATERS

2009年09月27日 | Weblog
アマチュアバンドの再活動とともにブルースを聴き直してみようかな、と思い立ったのが10年ほど前。まず聴いたのが本作(CD)でした。
年齢や経歴、あるいは当時の心境などが入り混じり、メンバー全員があっと言う間に、マディの「泥沼ブルース」に引きずり込まれていました。結果、再生されたバンドはいつしか「ブルースバンド」となっていました。
ジャケといい、内容といい、これはやはりレコで所有してこそ実感がわく1枚です。1948年から1954年に至るまでの全12曲はどれもしみます。

原盤は「CHESS LP 1427」。国内盤。1000円。(89)

金子マリ&バックスバニー/MARI&BuxBunny

2009年09月26日 | Weblog
一体いつから聴いてなかったんだろうか。手元から見えなくなって30年近く経ちます。とにかく高校生の時にやたら夢中だった。下北沢のジャニスことマリちゃんと永井充男、難波弘之、鳴瀬喜博のメンバーも息が合っていた。下北ロフトなんかによく見に出かけました。
日本ソウルの名曲「最後の本音」がかっこいい。一緒に「ソー・バッド・レビュー」もあったのでセットで購入しました。たぶん元オーナーは同年代だな。でも、今さらなぜ売った?

1976年の作品。国内盤。760円。(88)

BADFINGER /NO DICE

2009年09月23日 | Weblog
力作です。全曲オリジナル曲で勝負したバッドフィンガー2ndアルバム「NO DICE」。
この盤には、「No Matter What(嵐の恋)」や「ウィズアウト・ユー」など名曲がちりばめられています。
68年にアイビーズ(Iveys)のバンド名でデビューした彼らですが、その後、バッドフィンガーと改名。ビートルズの「サージェント・・・」の2曲目「With A Little Help・・・」の仮のタイトルが「バッドフィンガー・ブルース」であったとか、そんなところから命名されたという話を聞いたことがあります。
いずれにせよ、数少ないアップル・レーベルの作品の中でひと際輝く秀作です。プロデューサーは、ビートルズのエンジニアで有名なジェフ・エメリック。そして、なぜかローディーだったのマル・エバンスの名もあります。彼は「マックス・ウェルズ・シルバー・ハンマー」での「金槌」の演奏で有名です(笑)。

1970年作品。US盤。489円。(87)

レス・ポールとチェット・アトキンス/チェスター&レスター

2009年09月12日 | Weblog
レス・ポール(以下レス)とチェット・アトキンス(以下チェス)が1975年5月にナッシュビルで録音したレコです。
チェスにはジムという兄がいて、ジムはレスポール・トリオにも在籍していたそうです。チェスがレスを知ったころはすでに大物。その畏敬の念は長い間続き、このアルバムの制作に至っています。
ここで演奏されている曲は1920年代から40年代を中心とするジャズとポピュラーのスタンダードナンバー。これをあまりにもさらっと演奏してしまう両雄。やはり次元が違います。
レスとチェスがトレードマークのギターを下げ、にっこりと笑うこのジャケが大好きです。今頃に天国で仲良く2枚目のアルバムでも録音しているかな。

1975年の作品。国内盤。1050円。(86)

閑話休題/モノ・ボックス

2009年09月09日 | Weblog
買いましたよ~。聴いてますよ~。まず、1枚目を聴き、にっこり。
音の粒が安定して、つややかで聴きやすい。
アナログ・ファンには賛否あるでしょうが、それも分かるけど、僕はとてもすっきり受け入れられました。
これから、12枚を残りをゆっくり聴きます。久々の期待感、至福感。楽しい夜更かし。明日は仕事~。
ビートルズに心酔する秋になりそうです。



The MG's/Menphis Group

2009年09月06日 | Weblog
「MG's」と言えば、ブッカー・T・ジョーンズ。そして、スティーヴ・クロッパー、ダック・ダン、アル・ジャクソン。スタックス・サウンドの創造主たち。本盤は、「MG’S」とはいえ、アル・ジャクソン、ダック・ダンの二人に、新たにカーソン・ウィトセット(key)、ボビー・マニュエル(g)を加えて制作したアルバム。
本家МGズは1972年に解散。とありますが、一時活動停止くらいの感じだったはず。なぜダック・ダンらは名バンド「The MG's 」名を継承し、このようなアルバムを作ったのか?誰かのアルバム作成で集まった機会に「では、せっかくですから」って感じで録音したのでしょうか。
でも、心地よいグルーヴは、さすがメンフィス・グループの名を継ぐ1枚です。1曲目のタイトルはなんと「The MG's」。

1973年の作品。USオリジナル盤。1079円。(85)

ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトン

2009年09月04日 | Weblog
エリック・クラプトン、ヤードバーズ脱退直後。そして、クリーム結成直前。この時期のプレイだけに興味津津でした。
レコに針を落として、しばし絶句。すげー音圧!「火を噴くギター」とはこのことです。クラプトンのブルース魂は今だ顕在ですが、若い頃のエモーショナルなフレーズは鮮烈。やはり名盤かつ必聴盤でした。
おっと、これは、ジョン・メイオールのアルバムでした。

1965年の作品。USオリジナル盤。2100円。(84)