レコ路地/2009.0211〜

吉祥寺、下北、新宿辺りの中古レコを玩味。

散歩と物探しと暇つぶしを兼ねた三位一体の娯楽です。

吉田美奈子/FLAPPER

2012年11月11日 | ザ・ビートルズ
吉田美奈子の「FLAPPER」。三軒茶屋の中古レコ屋で遭遇です。


76年制作、77年発売のレコですが、この頃は、75年にシュガーベイブやナイアガラ・トライアングルVOL1が発売され、翌年にはこのアルバムへと続き、日本の音楽界の変貌には本当にわくわく感がありました。
まず楽曲。吉田美奈子のオリジナル曲に加えて、山下達郎2曲、細野晴臣1曲、大瀧詠一1曲、矢野顕子1曲、佐藤博2曲を提供。美奈子の表現力を通じて、それぞれが持ち味を試していますが、どれも完成度が高いです。
そして演奏。細野晴臣(B)、鈴木茂(G)、林立夫(Dr)、松任谷正隆(Key)、佐藤博(Key)、矢野誠(Key)、矢野顕子(key)、浜口茂外也(Per)、山下達郎(cho)、大貫妙子(cho)、村上秀一(Dr)、高水健司(B)、松木恒秀(G)等々、ここまでのメンバーがバックアップしたい思う美奈子感は存在がすごい。
後世に残したい日本の名アルバムです。

1977年の作品。国内盤。900円(297)

マリーナ・ショウ/FROM THE DEPTHS OF MY SOUL

2012年11月04日 | ザ・ビートルズ
マリーナ・ショウをアナログ盤で聴きたくて探していたところ2作目に遭遇。初聴きです。


クレジットをみるとコーネル・デュプリー(g)、ヒュー・マクラッケン(g)、ロン・カーター(b)、ウィルバー・バスコム(b)、グラディ・テイト(ds)…などなど、ニューヨークの強者がバックアップ。この次に発売された名盤「WHO IS THIS BITCH, ANYWAY?』のむけての肩慣らし的1枚か・・。当然、「買い」です。レコに針を落とすと、デヴィッド・フォスターがいたスカイラークのヒット「Wildflower」やミュージカル『JESUS CHRIST SUPERSTAR』からの「I Know I Love Him」などがあり、選曲にも味があります。南部出身らしいマリーナらしいフィーリングあふれる一枚です。タイトルの通りです。
よいレコに出逢えた日は幸せ。

1973年の作品。USオリジナル盤。2300円(296)

ザ・ラスカルズ/ THE ISLAND OF REAL

2012年11月04日 | ザ・ビートルズ
65年に「ヤングラスカルズ」としてデビューし、68年からはバンド名は「ラスカルズ」となりました。私的には67年作の名盤「グルーヴィン」で満足してしまい、他のアルバムを聴いたことがありませんでしたが、本日、ラスカルズのラストアルバムを3ケタ 安レコ箱から発掘!


この時期にはオリジナルメンバーは、フェリックス・キャバリエとディノ・ダネリしか残っていませんが、バジー・フェイトンのギターやロバートポップウェルのベースなど招聘されたミュージシャンのプレイのクオリティーは抜群で、従前の持ち味のブルーアイドソウルのテイストと後々のフュージョンに繋がるポテンシャルがぎっしり詰まっています。まだまだレコ道は深くて楽しい。

1972年の作品。US盤。720円。(295)