レコ路地/2009.0211〜

吉祥寺、下北、新宿辺りの中古レコを玩味。

散歩と物探しと暇つぶしを兼ねた三位一体の娯楽です。

ザ・ビートルズUK盤/THE BEATLE(STEREO)

2010年06月19日 | ザ・ビートルズ
昨日はポールの誕生日でした。68歳。相変わらず元気なようでうれしいです。

さて、今回購入は通称「ホワイト・アルバム」のステレオ盤です。ビートルズがビートルズを壊して前に進もうとしている変容の過程をとらえたこれぞザ・ビートルズ・ネイキッド。
ホワイト・アルバムの特徴は「モノラル盤」と「ステレオ盤」では多くのミックス違いの曲が存在すること。このことから本盤は「2枚組、全30曲」と枠組みで聴くのではなく、「4枚組、全60曲」のアルバムとして楽しむことができるわけです。
中身は歌詞付きの大型ポスター、4人のポートレート。白い保護紙付きの完品でした。


モノとステレオの違いは、ジャケ裏の右肩に小さくスタンプされた「Stereo」の文字だけ。


1968年の作品。ステレオ(MAT:-1/-1/-2/-1)。26,000円。(176)

ザ・ビートルズ/BEATLE FOR SALE(モービル盤)

2010年06月16日 | ザ・ビートルズ
モービル・フィディリティの「BEATLE FOR SALE(STEREO)」です。1986年頃に購入しましたが、自宅のレコ棚に未開分のまま保存されてました。(他にもまだ未開封が3枚ほどあります。値段は忘れました。)モービル・フィデリティ盤は、米国のモービル・フィデリティ・サウンド・ラボ社が、独自のマスタリング技術を行い、マスター・テープのデータを限界まで引き出した復刻盤です。
週末に開封してこの前購入したUKオリジナル盤との聴き比べを愉しみたいと思います。

湿度が高くジメジメ。エアコンがさっそく機能しています。ほ。(175)


ドノヴァン/CATCH THE WIND 

2010年06月14日 | ザ・ビートルズ
関東地方も梅雨入りしました。霧雨の一日でした。
ドノヴァンのデビュー作「CATCH THE WIND」です。ディラン的フィーリングに溢れる65年の名盤です。歌とともに彼の奏でるアコースティック・ギターもいい音を出しています。この後も66年の「サンシャイン・スーパーマン」がヒット。さらにフラワー・ムーヴメントの潮流に乗り「メロー・イエロー」「バラバジャガ」「ハーディー・ガーディー・マン」も続いてリリース。68年にはインドにてビートルズとの接近もあり、ドノヴァンの吟遊詩人的な世界観やサイケデリックなムードはさらに増幅し、日本でも人気の高いミュージシャンでした。しかし、70年代に入ると求められるものは変化し、その存在感もフェード・アウトしていきました。今にして思えば極めて自然な成り行きであり、ドノヴァン自身もそうなることは達観していたように思えます。

1965年の作品。1971年の再発盤。1050円。(194)

ザ・ビートルズUK盤/BEATLES FOR SALE

2010年06月12日 | ザ・ビートルズ
本タイトル盤はずいぶん時間をかけて探しました。あるにはあるのですが、なぜか、ボロジャケだったり、傷盤だったり、高価だったり・・・やっと良盤に(しかし、残念ながら完璧な初回プレスではありませんでした)出会いました。
このアルバムは1964年12月に発売されたビートルズの4作目となりますが、アメリカ・ツアーとイギリス・ツアーの合間に断続的に録音されており、14曲中6曲がカヴァー曲となっています。ジョンの内省的な作品とチャック・ベリー、カール・パーキンス、バディ・ホリーのカヴァー曲、さらにはハンブルク時代からレパートリーなどが混ざり合って、不思議な印象のアルバムとなっています。何より、クリスマス・シーズンに出たアルバムとしては「当たり前ではない」アプローチとなっていて、ビートルズらしいな、と感心します。
また、同時期のシングル、「I Feel Fine/She’s A Woman」の出来栄えも加味すれば、この時期にビートルズが4人のバンドで出来る限りのグルーヴを求めていたことが分かります。「Help」以降の展開を見れば、ここがバンドのいわば<分水嶺>かも。音質もUKモノラル盤にしては軽く切れのよいサウンドになっています。


1964年の作品。UKオリジナル盤(MAT:-4N/-3N)。10,990円。(173)

The Rolling Stones/ Jumpin' Jack Flash

2010年06月05日 | ザ・ビートルズ
『ガッガー、ガガガーガガガーガガガ、ガッガー、ガガガーガガガーガガガ・・・』のギターリフで始まる言わずと知れたストーンズの代表曲。オリジナル・シングル盤の音圧はすごい!!。家具がビリビリと震えました。
1971年の夏、ジョージ・ハリスン主催の「バングラディッシュ難民救済コンサート」でレオン・ラッセルがこの曲をスワンプなアレンジで見事に決めています。こちらも名演です。
B面の「Child of the Moon」もいいです。タイトルがジョンっぽく、聴けば、ビートルズの「レイン」を彷彿させます。



1968年の作品。UKオリジナル。1800円。(172)