K.Kの日記(鉄道・バスRoom付属ブログ)

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西鉄バス北九州の連接バス

2019年07月22日 22時42分00秒 | バス関係

北九州市で多くのバス路線を運行する西鉄バス北九州。
同地域で初の連接バスを導入し、きょう7月22日に運行が始まりました!

ネットニュースを漁る限り、連接バスの導入はバス路線の定時性や速達性を向上させ、利便性を改善する為の取り組みの一つ…とのこと。
特にこの連接バスは基幹となる路線での運用を想定しており、特快1号線(小倉地区~黒崎BC)と特快25号線(小倉地区~戸畑駅 朝ラッシュ1往復のみ)で運用されるそうです。

見た目にも存在感の大きい連接バスで、海向こうながらも馴染みの街になりつつある北九州を走る新顔。
どんなものか気になり、早速乗ってきました。

▲西鉄バス北九州 北九州230い・202 小倉自動車営業所 0202
メルセデス・ベンツ シターロG CITARO G?
こちらがこの度導入された車両。海外製車両が多くを占める連接バス、国内でも導入事例があり、親会社の西日本鉄道でも数台が活躍中のメルセデス・ベンツ製「シターロ」が採用されました。
ボディカラーは北九州市民を対象に公募し、北九州の歴史に関わり深い「小倉織」と呼ばれる縦縞柄に、市の花だと言う「ひまわり」「つつじ」のデザインを取り入れたものが採用されたそうです。

せっかくの初乗車ということで、起点の砂津から終点の黒崎バスセンターまで乗車。
第一便を見たいところではありますが、都合上乗ったのは15:20発の便でした。

▲平日の昼下がりの便ではありますが、ただでさえ運行本数が多く、「ドル箱」と言われるであろう1号線。運行初日ということもあってか、全区間通して立ち客が出る程の込み具合でした。

この便では最後部から2列目に座ったのですが…
○海外仕様、はたまた機器配置の都合か?座高が高め。
○通路部分には段差が存在しない「フルフラット」仕様。その分座席に上がる時はけっこうな高さの段差あり。
○ドア開閉の警告音2種類。西鉄お馴染み「ドアにご注意…」の肉声と、聞き慣れない警告音。
○乗り心地は硬め、でも国産車との違和感は無し。
○走行音も同上。
こんな感想を抱きました。

車内の仕様はメーカー標準に準じているものだと思いますが、ボディカラーと同系統デザインのシートモケットや木目調床材、ロールカーテンの採用といった、西鉄らしさを感じる部分も見受けられました。

この混雑だったので、他に気付いたのはこれぐらい。

▲同車の母国ドイツ基準なのか、国産車種で一般的な側面の非常口が存在しません。
代わりに天井に脱出口が設けられているほか、側面ガラスそばに専用ハンマーが備え付けられており、万が一の際はガラスを割って避難することを想定した構造です。


▲連接バスならではの楽しみ、車窓から見える前後車両の外板。連接バスに乗る度に思いますが、乗車方法(中扉or最後部扉乗車・前扉下車)といい見た目といい路面電車そのものです。

…乗車すること約一時間、黒崎バスセンターに到着。

▲到着後は黒崎駅BCの西側にある駐車場へ入庫していました。


▲折り返しは黒崎バスセンター16:40発の便。
歩道橋から後姿を撮影、幌の部分がけっこう長いです。

運行初日ということで、当分の間は珍しさでちやほやされるであろう車両。
とは言え同社で乗降の多い路線での運用ということで、連接バスが狙い通りの利便性向上と効率化に貢献することを願うばかりです!



▲帰り道も同じく、連接バス運用の特快1号を利用。番号違い、0203号車のお世話になりました。

帰りは逆に前方に座ったところ、全長18mの恩恵か、エンジン音があまり響かない比較的静かな空間でした!
一人掛け座席が多く配置されて立席空間が広くなっているので、途中のバス停で下車するときは前寄りに乗っておくと移動が楽そうです。