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マリリンの映画日記

エッセイスト瀧澤陽子の映画ブログです!新作映画からオールドムービーまで幅広く綴っております。

『ごくせん THE MOVIE』

2009年07月13日 | 映画
 

 テレビドラマをあんまり見ない私だが、唯一『ごくせん』だけは毎週楽しみにして見ていた。シリーズ第1作目の3年D組の不良生徒、松潤(松本潤)、小栗旬、成宮君の時は、それほど熱心に見なかったが、第2作目の亀梨君、小池徹平あたりからかなりのめり込み、第3作目の三浦春馬君では、欠かさず毎週見ていた。


 『ごくせん』の最大の魅力は、もちろん教師ヤンクミ演じる仲間由紀恵のぶっ飛んだ演技力だ。楚々とした端整な美しいマジ顔の仲間由紀恵が、極道の家庭に育ちながらも、教育者として、不良や落ちこぼれの生徒と命がけで向きあう。

 絵に描いたような理想的な教育者像であるが、ヤンクミは臭くなく、正直で、時にはコミカルで人間的だ。そして、お笑いの要素がバッチリ込められ、老若男女問わずに大笑いさせてくれる稀有なドラマだ。

 『GTO』の反町隆史演じた鬼塚教師と生徒たちの関係とどこか共通点がある。

 初映画化された『ごくせん THE MOVIE』はテレビシリーズの完結編で、もうヤンクミは2度と見れないそうだ。新3年D組の落ちこぼれたちを賀来賢人や玉森裕太(ジャニーズJr)が演じ、そこにすでに卒業して社会人になった三浦春馬が関わった事件が絡んでくる。

 ストーリーはテレビと同じパターンで、麻薬事件に巻き込まれた三浦春馬君を救うために、ヤンクミはジャージ姿で髪をほどき、めがねをはずして、敵地に殴りこみをかける。

 「ちゃん、ちゃん、ちゃん、ちゃちゃー」とヤンクミ登場のお決まりのBGMが流れた瞬間、いつものことなのに胸がドキドキしてしまう。

 ラストはいつもハッピーエンド。これも変わりばえしないのに、なぜか涙が流れてしまう。

 この強烈な魅力は何なんだろう?

 そう、これは『男はつらいよ』シリーズのフーテンの寅さんや、『釣りバカ日誌』シリーズの浜ちゃんに共通する魅力と似ている。

 映画『ごくせん』はこれでエンドなのだが、もっとシリーズ化してくれればいいのにと、思っている。何しろ、大好きな『釣りバカ日誌』シリーズが次回作で完全ラストを迎えてしまい、日本の映画界から人気シリーズものが1本無くなってしまうからだ。

 


 ごくせんTHE MOVIE公式サイト

監督:佐藤東弥
出演: 仲間由紀恵、亀梨和也、生瀬勝久、高木雄也、三浦春馬、石黒英雄、中間淳太、桐山照史、三浦翔平

7月11日から全国公開中

『HACHI 約束の犬』とリチャード・ギア

2009年07月08日 | 映画
 
 いい男は何歳になってもいい男である。

 リチャード・ギアは59歳。立派なおっさん年齢になっても、その色気とハンサムぶりは健在である。昨日、銀座のペニンシュラホテルで、8月8日公開される『HACHI 約束の犬』で来日した主役のリチャード・ギアの記者会見に参加して、改めてそれを実感した。

 リチャード・ギア様よりはうん歳ほど若い私だが、四捨五入すれば、立派な「アラカン」のSAME世代なので、ジョニー・デップやブラッド・ピットなどを見るよりも、心が落ち着き、年相応の安心感と親近感が湧いた。

 会見場に現れたリチャード・ギアは、ただ一言、「いちいちカッコよかった」。いちいちカッコいいということは、姿かたち、どの仕草をとっても完璧で、何から何までカッコいいということだ。「いちいちカッコいい」というセリフは、以前、テレビ番組でDAIGO君が使っていて、とても面白いセリフだからいつかは使ってやろうと思っていた。

 熟成された男の色気の自信、熟成された演技への自信、熟成された感性への自信。そして、熟成された人生への自信に満ち溢れていた。おまけに今回の作品では、「主役は自分でなくて、3匹のワンちゃん(HACHI役は2匹の男の犬と1匹の女の犬が場面場面に応じて演じていたそうだ)だった」という謙虚さ。

 そう、リチャード・ギアは本当に「いちいちカッコいいのだ」。

ということで、4年ぶりに来日したリチャード・ギアを私は舐めるように見つめていた。

 多分、映画『HACHI 約束の犬』に感動しない人はいないだろう。動物と人を描いた作品には駄作なし。興行収入だってそこそこ読める。

 動物が人に与えてくれる素晴らしさを知っている人には、普遍的なテーマであり永劫のものだからだ。今まで、動物と人間をテーマにした大味小味の作品どれを取っても涙が出なかった映画はなかった。
 
 まぁ、その動物とは、私にとっては競走馬なのだが、主人公の「HACHI」の飼い主パーカー・ウィルソン教授を演じたリチャード・ギアにとっては、犬ということなのである。

 渋谷駅ハチ公口に、ぽちょんと立っている「忠犬・ハチ公像」。飼い主が亡くなっても、いつまでも駅に迎えに来ていた伝説の犬、「ハチ公物語」を、アメリカでリメイクした作品だ。実にシンプルな内容だが、HACHIが亡き主人を待ちわびていたベッドリッジ駅は、古城のように美しく、ロマンチックで、心が洗われた。

 犬のHACHIが人間たちを見る時にだけ、スクリーンがセピアカラーからモノクロ変わる瞬間を見逃してはならない。犬から見ると人はモノクロにしか見えなかったのか!いやー、お見事!実に上手いカメラワークと演出だ。

 監督は『サイダーハウス・ルール』『ギルバート・グレイブ』を産んだスウェーデンのラッセ・ハルストレムではないか!

 なるほど、なるほど、大納得である。

「HACHI 約束の犬」公式サイト

監督: ラッセ・ハルストレム
出演:リチャード・ギア
   ジョーン・アレン
配給 松竹
 8月8日から公開

『TAJOMARU』

2009年07月06日 | 映画
ユナイテッド・シネマ豊洲で、小栗旬主演の『TAJOMARU』の完成披露試写があったので出かけた。

日曜日の朝に完成試写があるのも珍しく、場所が行ったことがなかった豊洲であったので、これはおもしろそうだなと思い行ってみた。

『TAJOMARU』の原作は芥川龍之介の「藪の中」。

黒澤明監督の『羅生門』の原作も「藪の中」。黒澤作品は、言うまでもなく、世界中で注目され、多くのファンの心をつかんでいる傑作だ。『TAJOMARU』は『羅生門』で三船敏郎演じた伝説的な大盗賊にスポットを当て、小栗旬が演じる大盗賊「多襄丸」(TAJOMARU)として新しく蘇る。

 三船敏郎から小栗旬にバトンタッチされたわけである。

 作品そのものは、時代劇を現代タッチで描いているので、黒澤明の作品と比較してはいけない。あくまでも新生『TAJOMARU』は地位と名誉を捨て、愛する女に命をかける男の現代風トゥルーロマンスなのだ。

 衣装も斬新、役者たちの殺陣も迫力あり見事だった。主役を張った小栗旬さながら、八代将軍で男色の足利義政演じた萩原健一(私の世代ではショーケン)、旧多襄丸演じた松方弘樹の脇に回ったベテラン俳優陣の貢献度も大だった。

 ところで、この完成披露試写には、配給会社のワーナーブラザースのご配慮で、試写や記者会見を取材するプレスや一般観客すべてに、ドリンクとポップコーンのサービスがついた。これはとても有難い。

 売店はすでに長蛇の列だったので、最後尾に並んだ私。すると、なんと、左隣に、ワーナーエンターテイメントジャパン㈱社長のウイリアム・アイアトン氏が並んでいたではないか。

 私は思わずアイアトン社長に声をかけてしまった。

「社長自らドリンクの列にお並びになっているなんて、素晴らしいですね」と私。
 
「いえいえ、社長だからこそ、自ら現場に顔を出して、映画を鑑賞して下さる方たちと一緒に時間を共有することが大切なんですよ。皆様の生の声の感想を伺うことも勉強なんです。でも、時間がなくて、たくさんは来れないのが残念です。」と、ご堪能な日本語とお優しい笑顔でお話になった。

 売店に並んだ列越しというシチュエーションで名刺交換したことは画期的なことなので、私は大感激だった。

 ユナイテッド・シネマ豊洲の大きなスクリーンも見ごたえたっぷりで、見終えた後のショッピングモール「豊洲ららぽーと」でショッピングするたくさんのお客たちの活気にも圧倒されていた。

 何よりも腰の低い謙虚でお優しい紳士、アイアトン氏が『TAJOMARU』にかける心意気を知り、とても有意義な楽しい完成披露試写会だった。


TAJOMARU公式サイト

【監督】 中野裕之
【出演】小栗旬、柴本幸、田中圭、やべきょうすけ、池内博之、松方弘樹

2009年9月12日、13日、先行ロードーショー。全国にて公開



蟹工船

2009年06月30日 | 映画
 大学時代、小林多喜二の小説「蟹工船」を読んでいたら、友達から

「ガチガチのプロレタリアートなんだね?ちょっと古くないか?」と奇異の目で見られたことがある。

 当時流行っていた文学といえば、芥川賞受賞した村上龍の「限りなく透明に近いブルー」だった。米軍基地福生を舞台に、セックス・ドラックに溺れる若者を描いた斬新な文学だった。

 でも、なぜか私は「蟹工船」に魅了されていた。なぜだったんだろう?労働者が国家権力の元にある漁船の中で、命果てるほどこき使われ、搾取される物語に、「限りなく透明に近いブルー」以上の魅力があったのかもしれない。

 そしていつしか、馬車馬のように働かされている貧しく無学な労働者たちのそれぞれの不満が爆発し、権力に立ち向かう大きなパワーが燃え滾り始まる。労働者の権利を命がけで主張し始めるのだ。
  
 これが労働組合の原点であったことを知り、私は大きな衝撃を受けていた。

 あれから、33年。最近、不景気のせいか、小林多喜二の「蟹工船」が若者の間で再ブレイクし、ベストセラーになっている。なぜ、「蟹工船」なのかは、多分、私が大学時代に受けた衝撃を、今の若い人もなんらかの形で同じように受けているからであろう。「蟹工船」は派遣、非正規労働者、契約社員という日本の曖昧な労働体系に身を置くワーキングプワーたちに、大きな勇気と意気軒昂を与えているのかもしれない。

 これは、とてもいいことである。

 おまけに、「蟹工船」は映画化されてしまった。主演が松田龍平、西島秀俊。若いファンを魅了するキャスティングで作られた「蟹工船」は、時代背景はもちろんそのままだが、蟹工船経営者側と労働者側が、あたかもラッバー同士がバトルロワイヤルをやっているかのような、軽いノリであった。

 労働者のコスチュームもSF映画に出てきそうなビニール製の雨合羽だったので、これにはちょっと笑ってしまった。ラッパーのノリと雨合羽。実に妙な組み合わせなのだが、小林多喜二の原作に新しい香辛料が加わり、プロレタリア文学の貧乏臭さを残しながらも、新しいタイプの摩訶不思議なスタイリッシュな作品に出来上がっていた。

 小林多喜二もあの世で相好を崩しているに違いない。労働組合結成の原点となったこの物語に、現代の搾取されたワーキングプワーの若者たちも徒党を組んで、この格差のあり過ぎる社会に打ち勝つパワーを持ってほしい。

 蟹工船公式サイト

監督・脚本: SABU
原作: 小林多喜二
出演 松田龍平 西島秀俊 高良健吾 新井浩文 柄本時生 木下隆行 木本武宏
7月4日、シネマライズなどで公開

『白い巨塔』~映画解説作品③

2009年06月17日 | 映画
 山崎豊子原作、山本薩夫監督作品。大学病院の権力闘争で裏技と裏金を使い、教授の座を手に入れる財前教授を田宮二郎が演じている。

まさに「医は算術なり」、患者よりも自分の出世という大学病院の医師のあり方にメスを入れ、見事に抉り出した社会派の傑作だ。この作品は最近、唐沢寿明主演でテレビドラマ化され、かなりの視聴率を取った番組なので、若いファンにも浸透していると思う。

私の子供の頃、田宮二郎は超ハンサムな銀幕の大スターだった。『白い巨塔』の財前役では『太陽がいっぱい』のアラン・ドロンを彷彿させるほど、コケティッシュで悪魔的な素晴らしい演技をしている。

今東光原作の『悪名シリーズ』では勝新太郎とコンビを組み、調子のいい口八丁手八丁の軽いチンピラ役は、もしかしたら田宮二郎の不世出の作品だったのではないだろうか。とにかく素晴らしかった。

今の日本映画にはこんな上手い役者さんが少なくなっているようで、残念でならない。1978年、俳優としても着々と実績を残していた田宮二郎が、自宅で散弾銃自殺をしたというニュースを聞いた時にはびっくりだった。

当時、私は夕刊紙の記者をしていたので、そのニュースをいち早くキャッチできた。自殺の原因はM資金なる謎のお金の流れに巻き込まれたということらしい。

銀幕の大スターの非業の死に驚き、大スターというのは大スターであるがゆえに普通の死に方はしないのものだと痛感した。

日本では夭折した日活の大スター・赤木圭一郎。ハリウッドではマリリン・モンローとジェームス・ディーンが頭に浮かんでいた。

福祉センター上映会のたくさんの視聴者の方たちと、この作品を一緒に見ていて、あまりにも綺麗で薄命だった田宮二郎の人生を思い出し、感慨無量になっていた。




【監督】山本薩夫
【出演】田宮二郎、東野英治郎、田村高廣、 船越英二
 1966年 日本

96時間

2009年06月05日 | 映画
 「96時間」という月並みなタイトルから、ストーリーも月並みでどこかで見たような亜流の作品かと疑心暗鬼で試写を見た。

 リュック・ベッソンが製作に関わっていなければ、きっと見送っただろう。

 しかし、しかしである。私はその辺の道端で20キャロットの高価なダイアモンドを見つけたみたいな、実に得をした豪華な気分になっていた。

 オープニングからエンディングまで、何一つも無駄がない。「まばたき」以外、目を開きっぱなしでスクリーンに釘付けになっていた。最近の私の映画に向き合う姿勢からしたら、ものすごい事である。

 「パリで誘拐された娘を元CIAの秘密工作員だった父親が救い出す」という実にシンプルなストーリーなのだが、その展開は新鮮で斬新で、今まで見たことがない。

 ジョン・マクティアナン監督の『ダイハード』を初めて見た時の衝撃に近いものがあった。『ダイハード』に比べると、上映時間が1時間33分と短いがゆえに、若干荒さはないまでもないが、これはあえて欠点を見つけろと言われたら出てくるネガティブな言葉だ。むしろ、1時間33分にかくも巧妙にまとめたことに畏怖の念を抱く。

 最近見たサスペンスアクション映画の中ではパーフェクト中のパーフェクトだった!まさに20キャラットのダイヤモンド級の大傑作だ。
 
 父親役のリーアム・ニーソンの迫力あるアクションとフレキシブルな知性と防衛本能。彼の娘への救出劇に、私は得体の知れぬカタルシスを味わっていた。

 従来のサスペンス映画にない一種独特な香りが漂うのも、パリが舞台であったことと、『レオン』『フィフス・エレメント』の傑作を生んだリュック・ベッソン監督お墨付きのフランスの新進監督ピエール・モレル監督がメガホンを取ったからだろう。もちろん、リュック・ベッソンと長い付き合いのロバート・マーク・ケイメンの奇想天外なシナリオの力も見逃せない。アメリカとフランス映画のエッセンスが絶妙に絡み、実にいい味の作品に仕上がっている。

父親・リーアム・ニーソンのカッコいいセリフを一言。

「娘を助けるためなら、エッフェル塔でも壊してみせる」

このセリフに本作の全てのファクターが込められている!

 とにかく面白い!

96時間公式サイト
 
監督・ピエール・モレル

製作・リュック・ベッソン

出演・リーアム・ニーソン  ファムケ・ヤンセン マギー・グレイス

配給・20世紀フォックス

8月22日(土)より TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー

レスラー

2009年05月20日 | 映画
女。女。女…。私は女のはずだ。

しかし、『レスラー』を見ている間、ずっと私は男だった。もちろん肉体は女である。が、心はかつて栄光に輝き、老いのために全てを失った初老の孤独なプロレスラー・ランディの男の気持ちそのものだった。

人生の挫折感、孤独感、葛藤に、男と女の強弱や温度差をつけるのは無謀であるが、あえて私はこの作品でそれを顕著にしたかった。

そう、この『レスラー』は世の男たちのために作られた「男への憧憬であり尊敬」なのである。そして、女である私を男の気持ちにまでさせてしまうほど吸引力をもった説得力のある不思議な作品でもある。

名声を失った元大スターのレスラー・ランディの生き様をミッキー・ロークが、俳優生命をかけているかのように、体から心から全ての力を振り絞って、激烈に演じている。

ミッキー・ロークといえば、『ナインハーフ』(86年)である。ミステリアスでセクシャルな男と女の関係を、ミッキーは実にエロチックに演じていた。これで、彼はハリウッド屈指のセックスシンボルに輝いた。

しかしである。その後IRAの元メンバーで殺し屋としてしか生きていけなかった男の孤独を描いた『死に行く者への祈り』(87)など、いい作品に恵まれているものの、代表作は皆無となり、俳優からプロボクサーに転身したと聞いた時は、びっくりだった。

しかし、ボクサーとしても大成することなく時代は容赦なく流れる。そして13年の歳月がたった。ミッキー・ロークという男優がいたことさえ忘れられそうになった映画界。まさにその瞬間、彼にピッタリのはまり役が回り、数々の世界の賞に輝き、アカデミー主演男優賞にまでノミネートされた。

それがこの『レスラー』でもある。ミッキー・ロークファンの私にはたまらないほどうれしい快挙である。ミッキー・ロークは過去を清算して雪辱を果たした。涙が出るほどうれしかった。

だからこそ、スクリーンに反射する波乱万丈のプロレスラー・ランディの人生が、そのままミッキー・ロークの人生に重なって見えるのは私だけではないだろう。

ミッキー・ローク。素晴らしいカムバックだ!

男なら誰でも、ラストのランディの決断を深く理解し、共感し、熱い涙を流すことだろう。


レスラー公式サイト


監督 ダーレン・アロノフスキー
出演 ミッキー・ローク、マリサ・トメイ、エヴァン・レイチェル・ウッド


2009年6月13日よりシネマライズ、TOHOシネマズ シャンテ、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開

2008,アメリカ,
配給、日活


ブッシュ

2009年05月03日 | 映画
 角川映画宣伝部からいただいたプレスに「ブッシュ妄言録」という面白いページがある。

①01年7月19日ロンドンでブッシュ大統領は子供たちから「ホワイトハウスはどんなところ?」という質問を受けた。

その答えが、

「君、そんなことも知らないの?大丈夫?『白いよ』」

②00年4月23日、U.S.News and Wold Reportでは

「私のことを大統領として知能が足りないと言っている人たちは、その事実をまだまだ甘く見ている」

③01年11月13日、ロシアのプーチン大統領を迎えてのスピーチでは

「隠れ家に一緒にいてほしいタイプです」


 日本の総理大臣や閣僚の失言もバカ丸出しだが、ブッシュ元大統領はケタ外れに大バカだったと証明してくれる。イラクに大量破壊兵器がなかったにも関わらず、巨額の軍事費用を使ってアメリカ兵を派遣し続けていた。そして、罪もないイラクの市民たちのたくさんの貴重な命を奪っていたのだ。もちろん、派遣された若いアメリカ兵だって犠牲者だ。

 そのつけで、ブッシュ前大統領は更迭されたようなものだが、こんなブッシュを映画にしてしまうアメリカはある意味で偉大な国だと思う。やる時は徹底的にやるからだ。

 監督がオリバー・ストーン。この人しか撮れない映画である。歴代の大統領を映画化した『JFK』『ニクソン』に続き3作目。この中では『ブッシュ』が一番面白かった。というのも、他の2作品とは全く違った切り口で、皮肉とユーモアを存分に使いこなし、ブッシュ大統領を茶化しまくっているからだ。

 ブッシュにとって、レーガン大統領時代に副大統領を務めた父上がどんなに大きな存在だったかも詳細に描いている。この父上の存在がプレッシャーでブッシュ大統領は己を知らないおバカになってしまったのかもしれない。そう考えると、ちょっとブッシュ大統領がかわいそうに思えないでもない。

 アメリカ歴代大統領でワーストワンに輝いたブッシュ前大統領が大失態をしてくれたおかげで、黒人初のオバマアメリカ大統領を誕生させてくれたのも、皮肉と言えば皮肉な話である。
 

 ブッシュ大統領を演じるジョシュ・ブローリンは本当にブッシュにそっくり。ライス大統領補佐官演じるタンディ・ニュートンの日和見主義人間もめちゃくちゃ面白い。政治的映画というよりも、大爆笑の喜劇映画としても大成功している。


5月16日から公開


ブッシュ公式サイト
監督: オリヴァー・ストーン
キャスト
ジョシュ・ブローリン
リチャード・ドレイファス
スコット・グレン
ジェフリー・ライト
タンディ・ニュートン


北北西に進路を取れ~映画解説者として②

2009年04月26日 | 映画
 某公共施設の映画上映館からの解説の依頼作品がアルフレッド・ヒッチコック監督の『北北西に進路を取れ』だった。

 アルフレッド・ヒッチコックの作品は、ほとんど見ている。ヒッチコック監督の独特で人の心を掴みこむタッチは、現代のサスペンス映画全ての礎になっている。「サスペンスの神様」と称されて当然だと思う。

 ヒッチコック作品のベスト3を上げろと言われたら、私はドリス・ディ、ジェームズ・スチュアート主演の『知りすぎた男』、キム・ノヴァック、ジェームズ・スチュアート主演の『めまい』、アンソニー・パーキンス主演の『サイコ』になるだろう。

 そして、4番目に好きな作品がケーリー・グランド主演のこの『北北西に進路を取れ』である。

 ヒッチコック監督作品の大きなテーマに、「市井の善人がいつのまにか犯罪者に間違えられて、命まで狙われるてしまう」という強烈な流れがある。

 どこにでもいるような普通の人が事件に巻き込まれていくので、見る側はそれを自分に置き換えて、さらに一層ドキドキ感や恐怖感が増してくる。

 『北北西に進路を取れ』の主人公も広告マンでありながら、いつのまにかスパイに間違われて、命を狙われ、追い詰められていく。

 2時間15分の長編であるが、ストーリーの展開に全く無駄がなく、綿密に練られた脚本の巧みさにも驚嘆のしっぱなし。

 何よりも、アルフレッド・ヒッチコック監督は類まれなブロンドの美女がお好きな監督でもある。キム・ノヴァック、ティッピ・ヘドレン、グレース・ケリー、ジョーン・フォンテインなどなど。

 『北北西に進路を取れ』では、最高に綺麗だった頃のエヴァ・マリー・セイントが出演している。

 太っちょで、ちょっとコミカルなおじ様のヒッチコック監督であるが、女性の美を探求し開花させる力には敬服である。

 1959年度の作品なのに、横溢する現代の刺激の強いサスペンス映画にはない、落ち着きと上品さを兼ね備えている。

 孔子の言葉に「温故知新」がある。「故きを温ねて新しきを知る」。そんな孔子の深い言葉が頭に浮かんだ。


原題 : North by Northwest
製作年 : 1959年
製作国 : アメリカ
配給 : MGM配給


出演 ケーリー・グラント
  エヴァ・マリー・セイント  
  ジェームズ・メイソン
  ジェシー・ロイス・ランディス
  レオ・G・キャロル


グラン・トリノ

2009年04月15日 | 映画
何だろう?この強烈な余韻…。

試写を拝見してから、すでに3ヶ月もたつ。それなのに、1日に1度は必ずと言っていいほど、クリント・イーストウッド演じる元軍人ウォルトの言葉や、玄関のポーチでロッキングチェアに揺られ、ビールを飲みながら、アジア系移民の街を眺める姿が頭に浮かばない日がない。


半世紀も生きてきて、映画によってここまで自分の心が占められたことは、初めてかもしれない。

そして、もしかしたら、この感動と余韻は生涯1度しか味わうことができないほど、貴重で崇高なものかもしれない。

 そんなことを常に思っていたら、数週間前の「週刊文春」で作家の小林信彦さんが、私と同じことを思っているのを発見した。

「この映画を見れて、生きていてよかった」というような内容だ。

       まさに、これである!

私も『グラン・トリノ』を見れて、本当に生きていて良かった!

あまりにも感動が深いと言葉に表現しにくくなる。形容詞で飾った文章など頭に浮かばない。真の感動とは実はそういうものなのだろう。

ただただ、78歳というご高齢になっても、さらにパワーアップし、映画文化に貢献してくれる偉大な映画人・クリント・イーストウッド監督と、『グラン・トリノ』に関わったスタッフと出演者に感謝するのみ!


グラン・トリノ公式サイト

監督  クリント・イーストウッド
出演 クリント・イーストウッド、コリー・ハードリクト、ブライアン・ヘイリー、ブライアン・ホウ、ジェラルディン・ヒューズ、ドリーマ・ウォーカー、ビー・ヴァン


2009年4月25日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開


「三匹の侍」~映画解説者として①

2009年04月11日 | 映画
 


 某公共施設で開催されている映画上映会の解説者を依頼された。

 視聴者はご年配の方ばかりなので、リクエストされた映画は、なんと1964年公開の『三匹の侍』だった。

 『三匹の侍』と言えば、私の子供の頃、大ヒットしたフジテレビ放映の時代劇である。それが映画化され、監督はテレビと同じ五社英雄。主役の三匹は丹波哲郎、長門勇、平幹二朗。

 かなり大昔の作品なので、解説者としての責任でもう一度DVDを見た。96分のモノクロの時代劇であるが、さすが五社英雄監督。テレビよりも、より濃厚に斬新なタッチで三匹の侍を描いていた。


オープニングのシーンでは、黒澤明監督の『七人の侍』がダブった。五社監督もまた黒澤明に影響された日本の監督なのではないかと思った。黒澤作品に五社監督流のエロスの香りと甘美な残虐性が加味されていて、実にいい味の作品に仕上がっていた。


 内容は「善と悪」。時代劇の主流のテーマである。『三匹の侍』では、善が百姓で悪がお代官さま。今ではフラットなストーリーでも、45年前にこの作品が作られたことに驚嘆した。

 大ヒットしたテレビドラマを映画化することは、今の映画界では当たり前のことになっているが、当時ではかなり画期的な試みだったと思う。

 解説者にならなければ、見落とす作品であった。視聴者のリクエストしてくる作品は、自分が知らなかった分野にまで視野を広げてくれ、勉強させてくれる。

 何よりも上映館で、ご年配の視聴者の方たちの映画を楽しむ生き生きとした表情を見れるのも最高の喜びである。

 活字で映画を表現するのもいいけど、視聴者にフェイストゥフェイスで映画を語ることも、生のライブ感があって、とても楽しい仕事だと実感した。

 次回の作品が何になるのか楽しみだ。

製作: 1964年 日
監督: 五社英雄
出演: 丹波哲郎 / 平幹二朗 / 長門勇 / 桑野みゆき / 香山美子 / 藤原釜足

鴨川ホルモー

2009年03月13日 | 映画
 最近、喜怒哀楽減退気味。その中でも喜と楽に関しては特に「鈍感」になってきている。

「喜楽」をイコール「笑い」と定義すると、今年初めて映画でお腹を抱えて大笑いし、「喜楽」の感情を十分満たしてくれた作品が『鴨川ホルモー』だ。他のコメディー映画もたくさん見ているが、瞬時に「アハっ」とにんまり笑うくらいで長続きはしなかった。箸がころげても笑う女子高校生のように、「カンラ、カンラ」と大爆笑の連発をさせた『鴨川ホルモー』は超貴重な一本だ。

「ホルモー」とは、京都にある「京大」「立命館大学」「龍谷大学」「京都産業大学」の4大学のサークル対抗の「鬼退治」合戦みたいなことである。

 この内容だけ聞いては、「くっだらねぇ映画みたい」「アホくさっ!」と見下す人も多々いるかもしれない。

 ところがである。京都の街に展開するこのアホな祭典は、今までの日本映画になかった斬新さを伴い、「笑いのドつぼ」をしっかりと押さえ、お笑いの原点に引き戻してくれた。

 物語の中心となる京都大学の学生演じる山田孝之君、帰国子女枠で京大に入れた濱田岳君のおかしくも切ない友情と丁々発止の「M1グランプリ」並みのトーク。ちょんまげ姿の濱田岳君のおかしさには脱帽だ。そして、サークルの幹事長になる荒川良々の覚めた冷静でシニカルな演技。うまいですねー、荒川良々!!!!

 何よりも、主役は「鬼」のホルモー君だ。京都という古都を舞台にしたアナクロなストーリーにも関わらず、突然CGを駆使した何千匹(?)の身長30センチの「オニ」の大群が登場する。そのしぐさのおかしさは、ジョー・ダンテ監督の「グレムリン」の善玉ギズモと悪玉ギズモにも通じるような可愛さと偽悪さだ。

 これこそCG効果の大成功!

 不況、失業、リストラ、賃金カット。暗い世相を一時でもぶっ飛ばしてくれるような痛快お笑い映画の登場だ。

 鴨川ホルモー公式サイト

公開日2009年4月18日(土)全国公開 

配給 松竹
監督 本木克英
脚本 経塚丸雄
原作 万城目学
出演 山田孝之/栗山千明/濱田岳/石田卓也 
 

ワルキューレ

2009年02月26日 | 映画
 

 「ワルキューレの騎行」はワーグナーのクラシックの名曲だ。

 フランシス・フォード・コッポラ監督の『地獄の黙示録』の戦闘シーンに力強く流れていたのが印象的である。ベトナム戦争へ無駄な介入をしたアメリカ国家を、アメリカという国が、真っ向から批判し反省した作品だった。

 そして、今回のトム・クルーズ主演の『ワルキューレ』も、ワーグナーの名曲「ワルキューレの騎行」が機密作戦のキーワードになっている。

 つまりヒトラー暗殺のキーワードである。ドイツ軍人の中にもヒトラーの独裁を糾弾し、自らの命を投げ打ってまで、ドイツ国家の平和を守ろうとしたドイツ軍大佐の功績を讃えたストーリーである。

 ユダヤ人を救ったドイツ人の物語『シンドラーのリスト』(スティーヴン・スピルバーグ 監督)とかなり近い内容だ。



 暗殺計画実行までの展開はシャープでハラハラドキドキ感はあるのだが、私はなぜか映像の中にすんなりと溶け込めなかった。それは、ナチの大佐であるべきトム・クルーズや他の参謀たちが英語を喋っていたせいかもしれない。

 映画はどの国を舞台にして創っても自由で然るべきである。その国の言語を使わなくても傑作はできる。そのいい例がベルナルド・ベルトルッチ監督の傑作『ラストエンペラー』だった。中国の清朝最後の皇帝溥儀(ジョン・ロー)を主人公にしたこの壮大なスペクタクル映画は、中国が舞台にも関わらず、極力英語で通し続けた。それなのに、全く違和感がなく、紫禁城の歴史に没頭し、陶酔していた。

 『ワルキューレ』になぜそれがなかったのか?世界の歴史から永久に消すことのできないドイツのヒトラー政権をテーマにしているからであろう。

 「ドイツ人の中にヒトラーに反駁した勇敢なドイツ人がいた」という事実は、ドイツという国の内側から誕生して欲しかった。

 アメリカ映画は大国のグローバリズムと正義感で、時として、他国への余計なおせっかいをする代弁者になることもある。

 それは決して悪いことではなく、埋もれていた世界の素晴らしい人材を発掘することに繋がる。斬新なことでもあり、アメリカだからこそ出来る仕業である。しかし、今回の『ワルキューレ』には、強い説得力が感じられなかった。残念だ。

 アカデミー賞主演女優賞を取ったケイト・ウィンスレット主演の『愛を読む人』の試写を見たばかりであるが、これもドイツのホロコーストがテーマの根底になっている。ケイト・ウィンスレットの年下の男の子と恋に落ちるドイツ人女性役の演技は凄まじかったが、作品そのものには『ワルキューレ』と同じものが流れているのを感じていた。



2009年3月20日公開。

監督:ブライアン・シンガー
出演:トム・クルーズ、ケネス・ブラナー、ビル・ナイ、パトリック・ウィルソン



ホルテンさんのはじめての冒険

2009年02月08日 | 映画
 

 北欧のノルウェーには行ったことがない。

 行ったことのない国だからこそ期待と想像力が膨らみ、せめても映画の中で疑似体験をしたくなる。未知の世界を経験できることこそ、これもまた映画の醍醐味なのである。

 ノルウェーの首都オスロ。年金問題でガタガタになっている日本とは全く対極的なのがノルウェーの年金制度である。石油、ガス事業の収入をノルウェー政府は年金基金として確保し、国民の年金のために積み立てているという。よって、ノルウェーの国民は誰もが安心した老後を迎えることができるという。

 この理想的な年金制度を持つノルウェーを踏まえて、「ホルテンさんのはじめての冒険」を見ると、また一味違ったものになるだろう。


 鉄道の運転士として真面目に生きてきた男ホルテンさんが、週末に無事定年を迎える。が、退職前夜、送別会の2次会に誘われたことで、最後の仕事に初めて遅刻してしまう。

 これによって「ぽっぽや」一筋で生きてきたホルテンさんの人生が一変してしまう。鉄道関係者しか知らなかったホルテンさんの前に、九十九折状に様々な人物が交錯し、登場する。定年退職を迎えた初老の男の小さな冒険であるのだが、その登場人物との交流は、時にコミカルでもあり、時には哀感を誘う。

 年金が保障され、老後にはなんの心配もないノルウェーの定年退職者。日本のサラリーマンにとっては憧憬の的ではある。だがしかし、老後が保障されたところで、人間はそんな単純なものではない。

 見終えた後、ヘルシンキを舞台にした日本映画の「かもめ食堂」がダブった。森と泉に囲まれたフィンランドのヘルシンキは、日本人の私にとっては、のんびりとした平和なイメージがあった。しかし、「隣の芝生は青く見える」が、その芝生に入ってみれば、実は虫もいればカエルもいる。決して「隣の芝生は青い」ばかりでなかったことを気づかせてくれた作品だ。


 ノルウェーであろうと日本であろうと、仕事をリタイアする人々の孤独感には普遍的な共通点があるのだろう。

 ホルテンさんは、それをしんみりと教えてくれた。


ホルテンさんのはじめての冒険公式サイト

監督・脚本 ベント・ハーメル
出演 ボード・オーヴェ、ギタ・ナービュ、ビョルン・フローバルグ

2009年2月21日よりBunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開




『ジョッキーを夢見る子供たち』船橋競馬場パネル展

2009年01月20日 | 映画
フランスの「騎手養成寄宿学校」を描いた素晴らしいドキュメンタリー映画が公開されます。

『ジョッキーを夢見る子供たち』です。この作品の公開に先がけて、なんと、船橋競馬場で下記のようなイベントが開催されます。瀧澤陽子が協力者として参加し、会場には「名もなき天使たちがペガサスに跨る時」という私の映画コラムも展示されています。合わせて、配給会社CKエンタテイメントのホームページの公式サイトにも掲載中です。

ジョッキーを夢見る子供たち 船橋競馬場パネル展に寄せて

映画と競馬場のジョイントは日本初の試みだと自負しております。競馬ファンの皆様、映画ファンの皆様、船橋競馬場でフランスのジョッキーたちの青春を堪能すると共に、生身のレースの迫力を味わっていただければうれしいです!この作品にはディープインパクトで「凱旋門賞」に参戦した武豊騎手が記録されています。下記が、配給会社CKエンタテイメントからのプレスリリースです。どうかよろしくお願いいたします。



             【   告知   】

お世話になっております。この度、今まで描かれることのなかったジョッキー養成学校の内側を描き、厳しいおとなの勝負の世界の入り口に立つ子供たちを描いた感動のドキュメンタリー『ジョッキーを夢見る子供たち』(配給:CKエンタテインメント)が1月24日より、渋谷シアターTSUTAYAにて公開の運びとなりました。
本作の公開を記念して、船橋競馬場(千葉・船橋)の特別観覧席内にて、映画の世界観を再現したパネル展を実施いたします。スクリーンに映る数々のパネルの他にも、本作に登場するロンシャン競馬場のパネル展示や騎手が実際に使う勝負服など、普段身近で見ることのできないアイテムも展示します。特別観覧席を利用のお客様には、抽選で5組10名に映画鑑賞券をプレゼント。映画と競馬場の珍しいコラボレーションが実現しました。本作には武豊騎手も出演しており、武豊さんからの映画に対するメッセージもいただいています。つきましては是非御媒体にての告知をご検討いただけますと幸いです。ご検討の程、宜しくお願い致します。

【日程】1月21日(水)~2月6日(金) 
※船橋競馬開催及び場外開催日のみ観覧可。開催日程については船橋競馬場へお問い合わせ下さい。
【場所】船橋競馬場、スタンド5階 特別観覧席 千葉県船橋市若松1-2-1 
※特別観覧席は有料入場になります。詳しくは船橋競馬場へお問い合わせください。


【ストーリー】
知られざる世界、そこは騎手養成学校。厳しいおとなの世界の入り口で、思春期の子供たちは生き残りに賭ける。
「ジョッキーになりたい、僕のあこがれの仕事だから!」未来の栄光を夢見て――その先に待つ本当の一等賞とは?
子供たちを馬のスペシャリストに育てるためのフランス国立騎手・厩務員養成学校「ル・ムーラン・ナ・ヴォン」。ここには未来のスター・ジョッキーを目指して親元を離れ、必死に生きる子供たちがいる。彼らの夢は、世界最高峰のレース、凱旋門賞にでること。馬にとっても子供にとっても、勝つことだけが生き残りの道である残酷な勝負の世界。人間より馬が最優先される厳しい現実の世界で、子供たちは馬が持つ恐怖心や強い感受性、力強さなどを嫌というほど体感し、馬とともに成長してゆく。ジョッキーになるか、厩務員になるか、それとも別の道を選ぶか。そんな人生の厳しい試練にさらされる思春期の子供たちの姿と、繊細なサラブレットの躍動感を『皇帝ペンギン』の名カメラマン、ロラン・シャレが捉えた傑作ドキュメンタリー。

『ジョッキーを夢見る子供たち』公式サイトhttp://www.jockey-movie.jp/

製作:ダニエル・マルケ(『恋人たちのパリ』) 監督:バンジャマン・マルケ 撮影:ロラン・シャレ(『皇帝ペンギン』)
2008年/フランス/35mm/カラー/ドルビーSRD/1時間40分/原題:LADS ET JOCKEYS /(C)2008Groupe Deux
 
 1月24日、渋谷シアターTSUTAYAほか全国順次ロードショー!!
お問い合わせ
【映画について】 CKエンタテインメント渋谷区渋谷2-12-24 東建長井ビル6F 担当:泉
TEL 03-5464-0528 FAX 03-5464-0640 
【競馬場について】 よみうりランド船橋競馬事業部 船橋市若松1-2-1 担当:白垣
TEL 047-431-2151 FAX 047-433-7177