マリリンの映画日記

エッセイスト瀧澤陽子の映画ブログです!新作映画からオールドムービーまで幅広く綴っております。

『寅さんとマドンナたち』

2016年03月04日 | 講演

『寅さんとマドンナたち』というテーマで講演した。

歴代の最多マドンナ、浅丘ルリ子こと松岡リリー。竹下景子、吉永小百合。そして、48作全シリーズに登場する妹・さくらこと倍賞千恵子こそ、実は本当のマドンナなのではないだろうかという思い、その胸のうちを話した。

いずれにしても、浅丘ルリ子、竹下景子、吉永小百合、倍賞千恵子も、『男はつらいよ』シリーズに出演したことで、女優としての本来の才能を開花したと言っても過言ではない。

渥美清が病に倒れなければ、完結50作目のマドンナは黒柳徹子さんだったそうだ。熟年になった寅さんの最後のマドンナとして、徹子さんはぴったりだったような気がする。

幻の50作目だが、どんなものかと想像すると、実際に見たくてたまらなくなった。