マリリンの映画日記

エッセイスト瀧澤陽子の映画ブログです!新作映画からオールドムービーまで幅広く綴っております。

「浜町映画塾」第2回講演会 第3回映画上映会

2017年01月31日 | 講演

 

船橋市「浜町映画塾」第2回、3回のお知らせです。

今回の講師は私・瀧澤陽子です。上のフライヤーをご覧の上、お時間のある方はぜひに!

 

 


「映画とわたし」 フリーキャスター・進藤晶子氏講演会のご報告~「浜町映画塾」

2016年11月28日 | 講演

「映画とわたし」(浜町映画塾)というテーマでフリーキャスターの進藤晶子さんの講演においでいただいた皆様、本当にありがとうございました。


進藤さんの映画に対する熱い思いが伝わり、大盛況で幕を閉じました。

進藤さんが司会をなさっているBSテレビ朝日の「熱中世代 大人のランキング」には、たくさんの映画人が登場しています。

岸恵子さん、有馬稲子さん、香川京子さん、崔洋一監督、戸田奈津子さんなどのエピソード。

進藤さんお勧めのイラン映画の「運動靴と赤い金魚」中国映画「初恋のきた道」の話になると、司会進行の私の人生においても最高の作品だったので、思わず身を乗り出して、相槌を打っていました。

最近では、大ヒットの「君の名は。」。キャスターだけでなく、お母さん業もこなしている進藤さんはお子さんと一緒にご覧なり、親子共々、感動なさってそうです。

私も「君の名は。」は今年の邦画ナンバーワンだと思いますので、これにも大共感しました。

ラストでは、現代の映画界が抱えている問題にまで言及してくださり、非常に新鮮で濃密なものになりました。

まだまだ、ご報告するお話はたくさんありますが、とにもかくも、進藤晶子さんの映画のお話は既存にない、新鮮で画期的なものでした。

映画の愛し方は人それぞれです。講演をご覧になったたくさんの皆様は、より一層映画が好きになったのではないかと思いました。


船橋市「浜町映画塾」 フリーキャスター進藤晶子氏の講演会

2016年10月24日 | 講演

 

 

私・瀧澤陽子主宰の「実験的表現舎」の「映画塾」の講演会が決定しました。

今回は地元・船橋市の浜町公民館と共催で開催いたします。

講師はTBS「がっちりマンデー」やBS朝日「熱中世代 大人のランキング」の名司会で好評を得ていますフリーキャスターの進藤晶子氏です。映画に関する貴重なお話が聞けると思います。

なお、司会進行は私・瀧澤陽子です。

画像のフライヤーをご覧の上、お近くにお住まいの方は、早めのご予約をお願いいたします。

なお、2017年度 2月4日(土)の第2回「浜町映画塾」では、私の講演会、 2月18日(土)には映画上映会では「ローマの休日」の解説をいたします。

この告知については追ってご連絡いたします。

【日時】 2016年 11月26日(土)  14時から 開場13:30

【会場】船橋市 浜町公民館 講堂

【参加費】 無料

【申し込み】 事前予約必要  11月1日から受付開始  

 浜町公民館 まで ☎ 047-434-1405

まで、かなり人気の講演なので、お早目のご予約を!


『寅さんとマドンナたち』

2016年03月04日 | 講演

『寅さんとマドンナたち』というテーマで講演した。

歴代の最多マドンナ、浅丘ルリ子こと松岡リリー。竹下景子、吉永小百合。そして、48作全シリーズに登場する妹・さくらこと倍賞千恵子こそ、実は本当のマドンナなのではないだろうかという思い、その胸のうちを話した。

いずれにしても、浅丘ルリ子、竹下景子、吉永小百合、倍賞千恵子も、『男はつらいよ』シリーズに出演したことで、女優としての本来の才能を開花したと言っても過言ではない。

渥美清が病に倒れなければ、完結50作目のマドンナは黒柳徹子さんだったそうだ。熟年になった寅さんの最後のマドンナとして、徹子さんはぴったりだったような気がする。

幻の50作目だが、どんなものかと想像すると、実際に見たくてたまらなくなった。


「マリリン・モンローとオードリー・ヘップバーン」

2015年07月08日 | 講演

船橋市南福祉センターの教養講座で「マリリン・モンローとオードリー・ヘップバーン  映画女優物語」というテーマで、講演した。

モンローとオードリーの生い立ちから作品論を吐きそうなくらい、熱く語った。

私の持論は「マリリンは愛されたかった女優で、オードリーは愛したかった女優」。

幼少期の生い立ちから、私はこの二大女優をこう表現した。

モンローは36歳で自殺とも他殺ともわからないような謎めいた死で、人生の幕を閉じた。そして、その死は未だに波紋を呼んでいる。まるで、マリリンの人生そのものが、映画そのものだったような気がする。

オードリーは64歳で死去。決して長生きではなかったが、晩年はユニセフの大使として、社会貢献をし晩節を美しく飾った。

あまりにも相違点のある二人の女優の人生に、

「皆さんは、マリリンとオードリーの人生のどちらに共感できますか?」

と、観客に聞いた。

みんな、黙っていた。当たり前である。そんな大それた質問をした私がアホだった。

しかし、私ははっきりと言い切った。

「私はマリリン・モンローの人生に共感します。マリリンは切なくて悲しくて、抱きしめてあげたいくらいかわいい存在だったから」と。

そしたら、奇跡が起こった。マリリンが降臨して、私の体に乗り移ったのだ。

その姿を見て、観客は大爆笑。ま、こんなパフォーマンスも、ライブのようで、ある種の講演会のやり方の一つなのかもしれないと、実感した。

 それにしても、私はいい年して「アホ」だな。

 


「昭和の銀幕を語る~名作、名優、名セリフ」

2011年11月05日 | 講演

11月2日、船橋市南老人福祉センターの教養講座の講師として、「昭和の銀幕を語る~名作、名優、名セリフ」の講演をしてきました。

邦画では「愛と死を見つめて」「キューポラのある街」「紅の拳銃」など、日活全盛の頃の作品。そして、昭和を代表する作品を心を鬼して絞った結果、黒澤明監督の「生きる」と小津安二郎監督の「東京物語」でした。

洋画ではアメリカ西部劇の代表的作品「シェーン」、アルフレッド・ヒッチコックの「サイコ」における主役のアンソニー・パーキンスの魅力。

デビット・リーン監督の「旅情」とキャサリーン・ヘップバーン。

ビリー・ワイルダー監督の「お熱いのがお好き」とマリリン・モンロー。この作品には最高の名セリフがありますね。もちろん「Nobody is Perfect」(完全な人間はいないよ)です。

「カサブランカ」における、イングリッド・バークマンとハンフリー・ボガート。最高の悲恋であり最高のラブロマンスです。この作品にも「here`s looking at you、kid」(君の瞳に乾杯)、ラストの素晴らしい男の友情「Louis、I think this is the beginning of a  Beautiful friendship」(これこそ、美しき友情の始まり)という伝説的な名セリフがありますね。

フランスではルネ・クレマン監督の「太陽がいっぱい」とアラン・ドロンの魅力。

デボラ・カー主演の「お茶と同情」「めぐり逢い」「情事の終わり」、ぺティ・デーヴィスの「イブの総て」と、出てくるわ、出てくるわ。

たくさんあり過ぎて、なかなか、一時間の講演では語り尽くすことができませんが、来年の3月に続編の講演がありますので、その時補足するつもりです。

で、ラストはやっぱ、「風とともに去りぬ」ですよね。南部の女の底力とたくましさを演じたスカーレット・オハラことビビアン・リー。「after all 、Tomorrow is another day」(明日は明日の風が吹く)」の名セリフをお客さまと一緒に叫んでもらって終わりにしました。

「明日は明日の風が吹く」。最高にボジティブな言葉で、元気がでますよね。

講演にいらした方から、「シェーン」のアラン・ラッドの身長の話が一番面白かったというご意見がありました。

アラン・ラッドは公表身長は175センチメートルですが、実際は165センチ弱で、身長を高く見せるために台を置いて矯正した「セッシュ」というトリックを使ったことは有名ですよね。私にとっては当たり前の情報でしたが、初めて聞く皆さんはびっくりしてました。

ハリウッドのスキャンダル本「ハリウッドバビロン」みたいな話が、実は皆さんお好きなのかしらね。