せっかくですから・・・

色々な花と出会い、出来事にも・・折角なので綴ってみました。

遅咲きの桜たち-3(六種類)

2010-04-29 18:26:41 | 
ハナガサ(花笠)


先ずは華やかなハナガサ(花笠)です

花は大輪の八重咲きで紅色 開花期は4月下旬



北海道の浅利政俊が1963年に福禄寿の実生から育成選抜した大輪で美しい桜です

名前はモチロン
花の咲く形状が花笠に似ている事からの名前です

ボリュームのある沢山の花びらで 華やかで派手です


ベニユタカ(紅豊)

こちらはもう少し地味な感じの花ですが

花は大輪の八重咲きで淡紅色 開花期は4月上中旬

北海道・松前町で浅利政俊が八重桜を交配し 1961年に作出した桜です。
染井吉野にやや遅れて咲く 美しい八重桜です。

撮った時は雨降りの早朝 チョッとの止み間でしたので
綺麗に撮れていませんが…

ショウゲツ(松月)

こちらは今年初めての仲間入りした桜でショウゲツ(松月)です

里桜の栽培品種 明治期の東京の荒川堤から始まったそうで

花は大輪の八重咲きで淡紅色 開花期は4月下旬

こちらもボリューム満点のとても美しい八重桜です。

フゲンゾウ(普賢象)


サトザクラの代表的な園芸品種
淡紅色で八重の大きな花をつける 開花期は4月下旬

こちらは室町時代からあったと言われる古い品種で
 
花の中心から二本の緑色の葉の様になった雌しべが突き出て
先端がそり返っているところを 普賢菩薩の乗った象の鼻に見たて
この名が付けられたと言われています

この日は快晴 やはり桜は青空が似合いますが
朝日を浴びて輝いて見える お陰で花の色がチョッと違って見えます
雨では撮れず 風が強くても撮れず ナカナカ丁度良いタイミングは無いので…

これでも曇天よりは綺麗に見えるので まぁご勘弁を


ヨウキヒ(楊貴妃)

この花も大輪 八重咲きで淡紅色 開花期は4月中旬

奈良の興福寺に居た玄宗と言う僧侶が庭の桜に愛情を注いだ事から



その美しさを中国の楊貴妃を連想して 名付けられたと



言われる桜で 木は余り大きくならないそうです。

大きな花ですが スッキリとしたピンクが名前のお陰でか

華やかなのに どこと無く上品に見えます(笑)

センダイヨシノ(仙台吉野)


仙台吉野桜 仙台紅枝垂桜と染井吉野桜の人工交配から生まれた桜で
作った方のお名前を頂いてサカバザクラ(坂庭桜)とも呼ばれるそうです

八重咲きで 底の部分が赤く染まる小さなかわいい桜です

花は小さくても 木は大木です