せっかくですから・・・

色々な花と出会い、出来事にも・・折角なので綴ってみました。

アマミヒイラギモチ(奄美柊黐)

2009-12-12 19:09:09 | 

近所の家の裏に植えられている 高さ3m位の木に赤い沢山の実が生っていて

毎年この季節には 赤い実の生る木が多いなぁ等と何と無く見ていましたが…

先日 あれっ?テッペンに沢山ある枝の どれも小判型の楕円形の葉なのに

幹からピョコッと出た小枝にも ↑ 赤い実がついていますが
葉が…まるでヒイラギそっくりのギザギザが痛そうに尖っています。

その一本だけを見ると ↑ まるでクリスマス・ホーリーのミニチュアと言った感じなのです


ヒイラギモチ(柊黐)チャイニーズ・ホーリーは11月30日に ↑ UPしていますが…

こんな葉は この枝だけ?と 良~くみたら

根元のヒコバエが ↑ 何本も出ていて それらは全てギザギザの葉なのです。


接木した木等では 台木の葉が出る事がありますが
この木は接木した様子も無いし 台木が 幹の途中から出る訳も無く

どうも不思議で仕方なく 又いつも助けて戴くHPで

ピラカンサと並べて撮ったり 葉の比較では
ピラカンサの方が細く小さく薄いとか

ご覧のように ↑ ピラカンサの実より随分小さいデス (下がピラカンサの実デス)

ピラカンサの様なトゲが無い などの書き込みをして…
教えて頂き やっと納得出来た次第です。

わが国の奄美大島の固有種

若木の葉は写真のような葉になり 成長して成木になると楕円形になりトゲは無くなるとか

若木やヒコバエにはトゲ状の葉が着きますが
老木になると葉の角が取れて丸くなります。

人間も年を取ると角が取れて 丸くなるのと同じですかね と
教えて下さった方の 面白い仰り様でした

環境省レッドデータブックでは
絶滅危惧IA類(CR)
ごく近い将来に絶滅する危険性が極めて高い種 との事ですが

ネット販売もされていますし
奄美大島原産 耐寒性はやや弱いけれど 繁殖は種撒き または挿し木
と言うのですから 挑戦して見る価値はありそうです…かねぇ