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大志小ブログへようこそ!!
学校や子どもたちの活動の様子を日々更新していきます。お楽しみに!!

忙中閑あり

2016-06-18 | 日記

6月18日(土)

 

昼休みになりました。

「今週は図書館まつりです」

という校内放送を給食時間に聞いていたので、図書館に行くことにしました。

 

廊下に出てみると、交通安全の旗を持った子どもたちに出会いました。

「ろうかを静かに通りましょう」

と、時々声をかけてくれていました。

6月の生活のめあてを守ろうという意識づけで、学年で取り組んでくれているのでした。

 

 

「ありがとう。がんばって!」

そう声をかけて、2Fに上がっていきました。

 

2F多目的ホールには、将棋を楽しんでいる子どもたちもいました。

 

 

やがて、子どもたちが集まってきました。

そして、紙芝居が始まりました。

読んでいるのは、図書委員会の子どもたちです。

 

 

図書室に置いてある紙芝居の中から選んだお話は、下級生が喜びそうなお話ばかりでした。 

 

 

おもしろかったので、紙芝居3本、全部見てしまいました。

忙中閑あり。

子どもたちと共有した、ほっこりとしたひとときでした。

 


国語算数だけでなく

2016-06-16 | 日記

6月16日(木)

 

今日は、音楽の特別非常勤講師、山下先生がお見えになる日です。

初めての顔合わせとなった3年生。

まず、クラスごとに、自慢の歌声を聞いていただきました。

 

 

きれいな歌声のポイントを、大志小ではこのように教えています。

 

 

「お互いに聴き合って、どうでしたか?」

との山下先生の質問に、

「1組は、ひびきがよかったです」

「2組は、大きな声が出ていました」

とそれぞれのよさに気づくことができました。

これから、よいところを伸ばしながら、課題意識を持って、歌声づくりに取り組んでいくことになります。

 

 

ふだんの音楽の授業は、多くは担任の先生が受け持っています。

 

 

6年生の音楽の授業をのぞいてみると、ちょうどリコーダーの練習をしているところでした。

 

 

練習曲は「カノン」。

学級を2つに分けて、お互いの音色を聴き合いながら、練習を重ねていました。

 

 

どちらの授業も、ただ歌う、演奏する、だけではなくて、聴き合うことで気づきを持ち、そこから課題を見つけて取り組んでいこうとする、課題解決型の授業になっているというところが大事なことです。

 

では、こんな授業はどうでしょう。

4年書写。

みんないい姿勢で書いていますね。

 

 

「お手本をしっかり見て書きなさい」

と言うだけでなく、授業の初めに、今日のねらいを確認します。

「左」と「右」は、1,2画目の書き順が違います。

「左」は「よこいち」から「ひだりはらい」。

「右」は「ひだりはらい」から「よこいち」。

筆はいったん紙面から離れても、宙でつながっているので、筆順の通りに書けば、「よこいち」が、「左」は上に反っているし、「右」は下に反っている、ということに気づきます。

 

これを、先生が教えてしまえば、教師の教え込みになってしまいます。

筆順通りに書いていくとそうなることに気づかせるところに、子どもの学びがあります。

 

聴き合ったり、筆順通りに書いたりすることで、子どもに気づかせる。

そして、この子どもの気づきから課題を見つけ、学習のめあてとして取り組んでいく。

このような授業が、実技教科でも行われています。

 

ただし、1時間1時間をこのように終わっていくだけでは、子どもの学びは受け身でつながりの薄いものになってしまいます。

これを、もうひとつアクティブにするためには、「なぜ」「何のために」この学習をするのか、という子どもたちの思いや目的意識で学習を貫いていくことが必要です。

 

例えば、書写では、

「自分の好きな言葉を毛筆で書いてお家の人にプレゼントをするために、筆づかいのポイントを学んで練習しよう」

音楽では、

「平和集会で歌を通して思いを伝えることができるように、声のひびき合いを大事にして歌おう」

など、単元を貫いた学習のめあてを立てることで、子どもたちの学ぶ意欲はより高まってくるし、主体的になります。

国語や算数だけでなく、全ての教科が、こうした子どもの思いから学習が進んで行くように、授業づくりを進めていこうとしています。

 

 


国語だけでなく

2016-06-14 | 日記

6月14日(火)

 

おとといの教育の日には、たくさんの保護者・地域の皆さんに、国語と道徳の授業をご覧いただきました。

そして、休み明けの今日の授業。

子どもたちが主体的に学ぶ授業を、先生たちは、さらに追い続けていこうとしています。

 

 

国語の授業だけではありません。

 

 

理科や算数でも、子どもたちが自力解決を図る力を身に付けるような授業を進めています。

 

 

できるだけ子どもたちで解決に近づいたところで、先生からの補足や説明が入ります。

 

 

そして最後は、もう一度、自分一人でふり返りをして文章にまとめます。

国語だけでなく、いろいろな授業で、子どもたちが主体的に学び、自力解決する力を育てようと取り組んでいます。

 


教育の日

2016-06-12 | 日記

6月12日(日)

 

今日は唐津市教育の日。

2時間目が国語、4時間目が道徳を、全学級でそろえて公開しました。

そして、その間の3時間目は、京都女子大学・大学院教授の井上一郎先生に、

「学校が変わる、授業が変わる」

という演題で、お話をしていただきました。

 

 

会場となった2階多目的ホールには、170名以上の保護者・地域の皆さんが集まり、立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。

これからの時代を生きる子どもたちが、今どのような勉強をしているのかを、6年生になったら必ず受ける「全国学力学習状況調査」の問題を例示されながら、具体的に説明されました。

今までのように、持っている知識の量だけでは、新しい時代を生き抜いていけない。

新しい課題が目の前に現われた時に、自分で考え、多くの人と関わり、知恵を出し合いながら、判断し、解決していくという力が求められている。

だから、大志小学校でも、教師主導で教えられる授業ではなく、課題を整理し、まずひとりで考え、グループやクラスの友だちと話し合いながら課題解決を図り、最後はもう一度自分で考えを整理するというスタイルを学習場面に取り入れていこうとしていることを、分かりやすく話していただきました。

これが、「アクティブ・ラーニング」と呼ばれる教育方法の基本です。

 

そして、もう1つ。

保護者アンケートで最も質問の多かった、

「親は、子どもと、どのように家庭学習でかかわればよいのか」

というお話でした。

 

井上先生のお答えは3つ。

①読み聞かせをしたり本や新聞などに積極的に触れさせること。

②親子でいっぱいいろんなことを話すこと。

③「勉強しなさい」と言わない(言い過ぎない)こと。

 

このように聞くと、結局、井上先生は勉強のできる子を育てればいいという人か、と思ってしまう人もいるかもしれません。

それは違います。

井上先生の根っ子にあるのは、

親の収入の差が教育の格差に表れてしまってはいけない、という考えです。

 

井上先生自身、中学を卒業したら高校に進学できる家庭環境になく、泣く泣く造船所に就職し、旋盤や溶接の仕事をしながら、大学で学びたいという思いを自力でかなえられました、

それだけに、家庭の環境にかかわらず、高校、大学で学びたいという意欲と力を持つ子どもたちがその夢を実現できるためには、塾などに頼らず学校でしっかりと学力をつけていく方法を確立し、実践していくことだ、という強い思いを持って、先生たちへの指導を続けておられます。

 

さらに、友だちと学び合うということは、お互いの考えを尊重し合うという思いやりの心を育てることにもつながってきます。

 

これらはどちらも、高い人権意識に貫かれたものであり、ここに私も共感しています。

 

「アクティブな授業になっているか」

「子ども主体の授業になっているか」

こうしたことを問い返しながら、大志小学校の先生たちは、日々の授業に取り組んでいます。

 

 


立腰のすすめ

2016-06-11 | 日記

6月11日(土)

 

「立腰!」

教室で毎朝、そして、授業の初めと終わりに毎時間行っているこの立腰には、どんなねらいがあるのでしょう。

 

 

6月の全校集会で、立腰を続けることで、こういうところが鍛えられるんだよということを、全校のみんなに話しました。

 

 

立腰とは、書いて字の如く、「腰骨を立てる」ということ。

しかし、そこには、いろんな効果があります。

 

 

体幹を鍛え、丹田に集中し、外の目で自己を見つめる。

毎日毎日続けることで、「た・い・し」の力を身に付けると考えています。

立腰は、さらに深くて広い世界があるのですが、小学生の子どもたちには、このように話をしています。

 

 

このような話をした後、もう一度、みんなで立腰をしました。

先生たちも指導に入り、背筋がピンと伸びた子どもたちです。

 

 

この立腰に取り組む学校は、全国でどんどん増加しています。

大志小では、長松小、第一中とも一緒に、これからも実践を続けていきます。