10月26日(土)
学校生活の中で、子どもたちがとっても楽しみにしている時間のひとつが、給食の時間です。
おととい、給食準備の様子を取材してきましたので、紹介します。
4時間目の授業が終わったら、給食の時間になります。
子どもたちは、当番の子もそうでない子も、マスクをつけ、手を洗います。
給食当番の子は、給食着を着けて、みんなでそろって出発です。
2階、3階の子どもたちが向かう先は、ろうかのエレベーター近くです。
1階の給食室からエレベーターで運ばれてきた給食コンテナが、ここに準備されています。
おかずや牛乳、食器などを、みんなで協力し合って、教室まで運びます。
教室の様子です。
ひとりひとりがお盆を持って、並んでもらっていくクラスもありますが、このクラスでは、当番さんがついだおかずを、準備のできた子どもたちがどんどん配って回っていました。
なるほど、こうすると準備が早くできるなあ、と先生の工夫に感心させられました。
「合掌。いただきます!」
班ごとに机を合わせて、会食形式でおいしくいただきます。
これは、大志小だけに限らず、多くの小学校では一般的なスタイルだと思います。
みんな、おいしそうですね!
給食後の様子です。
食器をきれいにそろえて片付けたり、牛乳瓶を運んだり・・・。
1年生だって、はい、このとおり。
歯みがきも、ちゃんとしています。
ここまでが、45分間の給食時間の流れです。
余談です。
東日本大震災が起きたとき、暴動や商店の襲撃などが起きず、被災者の方たちが、配給の食事を静かに、順番に待って、みんなで分かち合って食べていたということが、海外のメディアに大きな衝撃と感動として報道されました。
この、CWS(Calmly Wait and Share)の心に感動したという話を聞いて、私は、毎日学校で給食の時間に当たり前に行っていることと同じことを、東北の方たちは当たり前に行動されたんだと思いました。
給食の準備では、ひとつの食缶に入っているおかずやごはんをみんなで公平に分け合うこと、みんなが食べる準備ができるまで静かに待つこと、を教えます。
このように、学校給食が日本の子どもたちに与えている意義は、単に、体格がよくなった(昭和23年と平成23年比べ、小6男子の平均身長が約15cm大きくなっている)という身体面の成長ばかりでなく、心の教育にとっても非常に大きいと思っています。
☆学校給食の歴史をもう少しくわしく見てみたい方は、下記のサイトもご覧ください。
http://www.juk2.sakura.ne.jp/rekisi.html#top
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます