命の授業
11月8日(火)
子どもたちがのぞいているものは何でしょう?
この色紙の中央には、針の先で開けた小さな穴がありました。
「これが、あなたたちの命の始まり。お母さんのおなかの中にいた時の卵子と同じ大きさなのですよ」
こうして、講師にたなべクリニック産科婦人科の看護師さんをお迎えして、4年生「命の授業」が始まりました。
さっきの針の穴ほどだった卵子が、お父さんの精子と受精して、お母さんのおなかの中でしっかりと成長していきます。
「3か月でビー玉、5か月で小さなペットボトル、7か月で大きなペットボトルの大きさほどになり、10か月でおよそ3,000ほどに育って、生まれてきたのですよ」
と、実物大のお人形を見せながら説明されました。
ここで、もうひとり、特別講師の登場です。
昨日から産前休暇に入られたばかりの山崎先生です。
現在9か月の山崎先生のおなかには、しっかり赤ちゃんが育っています。
その赤ちゃんの心臓の音と、4年生のお友だちの心臓の音を、比べて聞くことができました。
赤ちゃんは1分間に170回、4年生の子どもたちの2倍以上も、心臓を動かしていることが分かりました。
山崎先生に、出産を前にした気持ちを、子どもたちの前で話していただきました。
待ち望んでいた赤ちゃんができた時には、とっても嬉しかったし、奇跡のように思えたそうです。
そして、体調がすぐれなかった時期も通り過ぎ、今では赤ちゃんとの出会いが楽しみでたまらない。
きっと皆さんのお母さんも、同じ気持ちだったと思いますよとおっしゃいました。
休み時間になりました。
赤ちゃんのお人形を抱っこしてみたり、自分の心臓の音を聞かせてもらったりしました。
後半のお話になりました。
赤ちゃんがおなかの中にどのように入っていて、どのようにして出てくるのかというお話でした。
ここで、妊婦さんの登場です。
4の1担任の山﨑先生です。
子どもたちが家族になり、
「がんばれ!」「がんばれ!」
と声をかけて、出産シーンの再現です。
「赤ちゃんが生まれる穴から、こうやって赤ちゃんは出てくるんですよ」
「おんぎゃあ!」
赤ちゃんが生まれました。
現在1児のパパでもある山﨑先生から、自分の子どもが生まれて時のお父さんとしての気持ちも話していただきました。
西の浜の学習が終わった4年生のまつかぜタイムは、「2分の1成人式」へとつながる「いのち」の学習が始まったところです。