11月3日(木)
秋晴れのおくんち日和。
14台の曳山が、唐津の町を駆け抜けました。
少し違った順に曳山を並べてみました。
上杉謙信の兜は10年前。
珠取獅子は8年前。
武田信玄の兜は6年前。
青獅子は4年前。
そして、今年が七宝丸。
もう、おわかりですね。
総塗替えをした順です。
こうして定期的に総塗替えをしたり、改修をしたりしながら、守り継がれている唐津の曳山。
しかし、大事なのは、曳山だけではなく、唐津くんちという伝統行事を守りつないできた町の人々です。
だからこそ、曳山の芸術品としての素晴らしさを認めた重要文化財ではなく、曳山の素晴らしさプラスくんちを守り受け継いできた人々の素晴らしさが認められて、1980年、国の重要無形民俗文化財に指定されたのです。
そして、今年。
ユネスコ無形文化遺産への登録がほぼ確定となりました。
唐津くんちが、京都祇園祭や博多祇園山笠などとともに、世界のお祭りとして認められることになったわけです。
11月1日の全校集会では、全校児童にこのことを紹介して、世界のお祭りになった唐津くんちを守り継いでいく心を大事にしていこうという話をしました。
ふるさとに誇りを持ち、そのふるさとと関わり、ふるさとを愛する心を育てることが、子どもの成長につながる。
子どもたちにとって、唐津くんちとは、そういうお祭りなのだと思います。
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