ただ生きるのではなく、よく生きる

自然の法則をとらえ、善(よ)く生きるために役に立つ情報を探して考えてみる

   幻   想 

2016-12-22 18:28:17 | 知恵の情報

    
大海原に洗われ、朝に夕にまどろむ陸地の、
 かつては裂けし岩。
 マグマ流入せし玄武の山々、花崗岩の谷々。
 雲母のきらめき、観覧石の緑、輝石の輝きは
      天上の星々を映して
 眠りし母なる火成岩のかいな。

突如として閃光走り、
 海の泡より生まれ出でしヴィーナスの、
 黄金色に雫(しずく)したたる
 長く豊かなる髪の白き肩にかかり、
      口ずさむ海の歌。
 人類は白き人魚より来たりたり。

宇宙を走る彗星の兄弟の、
 天駆ける二百万光年の旅路。、
 我等が父エホバに来たりて告げし言葉、
 神よ 新しき水の星に
  可愛らしき生物が住みたり。

父エホバはアンドロメダの星の上に、
 昼のまどろみの頭をけだるく上げ、答えり。
 ビーラよ 我そのことを知りたり。
 天の使いの十倍の速度で
 我にしらせしものなり。

汝 十九回の次の周期に生きてみよ。
 その新しき水の星は
 火を吹き走る人工の星が飛び交い、
 火を吐かぬ星も 自由に駆け
   地表を隠すほどの魚が空を走るであろう。

ビーラよ その時再びアンドロメダに
 帰り来るならば、
 つまびらかに我に語れ。
 文明の端々に至る歴史を。
  ──ビーラ兄弟は不運にも宇宙に死にたり。

されど我等が父エホバは
 地球を知りたり。
 何故ならば 今
 彼みずからこの星を訪れ、
  その大空と大地を支配せるならん。

         ミカエル(エル・ピラッテラ)

─『天国の証』千乃裕子編著 たま出版より

■宇宙を駆け巡り見てきた人の詩のように感じられる。
普通の地球での生き方でこのような表現ができるだろうか・・・
この詩を読むとき、自分も宇宙へ出て地球史全体を
見つめている気になる・・・