部品の入手で、もたもたしている間に本家が公開されていまして・・・
「たかじん式純A級フルディスクリートヘッドホンアンプ」
純A級で動作させると、どのように音が変化するのかが興味津々で。
こちらの予定としては、終段を1段のみにするとなると、アイドリング電流を2SC1815の3個分を
流したとしても、まだ足りないとふんで、これは困ったなと回路図眺めながら長考してしまう始末で。
いっそのこと、終段のベースに電源ラインから抵抗をわざとつけて、アイドリング電流を
無理やり増やそうかと姑息な事を考えるものの、今度は、異常発熱の問題がでてくるので、
これもうまくいきそうにないと、あれやこれや考えることばかりで手が動かず。。。
そして本家では、初段、ドレイン間に何やら不思議な物が付いていて。
これは、かの、某くアンプの回路に見受けられる物と同等の物かと。
個人的には、「スナバ回路」としか認識できていなかっただけに、
たかじんさんの詳しい解説によって、初めて、この部品の重要性を認識できたので
有難い事だと感謝すると共に、これを以前作った「たかじん式ヘッドホンアンプ」に付けると
どのように変化するか。
なんと、ちょうどよい事に基板に穴が開いているので、1000Pのフィルムコンデンサと330Ωの金皮抵抗が
手持ちにあったので、さっさと取り付けてしまうことに。
音的な変化。
取り付けた直後から変化がわかるほどとは驚きで。
終段のアイドリング電流の最適値をいろいろと変更しているうちに、高域より低域の変化が大きいことに気づき、
両方でちょうどよいバランス(聴いた感じでの)が、段々と分からなくなり、ふと、別のぺるけ式を聞くと
とんでもないこもった音か、高域が抜けるというより、強調しすぎている無理やり感を感じる有様で、
これは困ったことになったなと思っていただけに、この部品を取り付けることによって、低域を強調よりにしつつも
高域がほどよく伸びるという絶妙なバランスを見つけ出して、これはものすごくいいぞということに。
回路図はのちほど。