聖書に学ぶ神のみことば

teacherが感じ、思ったことなどをいろいろと綴ります。聖書の一節をちょっと添えて。

夏休み 映画あれこれ

2008-08-14 12:50:28 | Movie&DVD
 映画「ラストゲーム」そして「ふみ子の海」

 「ラストゲーム」~とんでもない駄作 「ふみ子の海」~陰の良作

 夏休みここまで映画を二本見た。しかも、対照的な映画だった。大手系列で公開となる駄作と、ミニシアターや地方巡回で上映される陰の良作と、日本の映画界を象徴している二本を見たということになろうか。

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「ふみ子の海」 上映終了後ロビーで笑顔の高橋恵子さん 大女優さんは持っている「気」が違います。

 札幌の道新ホールで上映会があり、足を向けましたが、昭和初期、盲目の女の子ふみ子の按摩修行を描くすさまじい映画。高橋恵子さんは、按摩の師匠を助演しているのですが、これがまた実に素晴らしい演技。障害を持つ人がどう生きていくべきか、時空を超えて考えていかねばならない問題がこの映画には凝縮されています。これが大手劇場公開とならないところに、邦画の在り方が問われていると思います。ちなみに道新ホールは満席。ぎりぎり当日券で入れました。 



8月7日 札幌での試写会にて

公開前ですから、ネタばれは避けねばなりませんが、あまりの駄作に映画好き、野球好きのteacherも辟易。映画のタイトルを聞いた時点で、どんなシナリオか先読みができますし、その先読みどおりスクリーンも進行していく映画とは一体何か?そこに迫真の演技が詰まっていればいいが、石坂浩二、柄本明、藤田まことなど大物ばかり使って、なんだか締まりがないのだ。早慶の学生を演じる若手俳優も、やがて徴兵されるという悲壮感など表情に出ていないし、野球賛美の映画にすらなっていないような気がして、1時間40分、苦痛でありました。

こうした駄作が大手劇場公開となるのだから、邦画もちょっとおかしくないかい?そんなことを痛切に思うのです。

野球映画は、いかなる題材でも、あの名画「フィールドオブドリームズ」を超えることはできない。そう思います。

まだ見たい映画が2~3本あるんですが、夏休みは終わっていきそうです。