[今日の学習]
読者の方から、私めの顔はどんなのか、とメールをいただきました。
私は自分の書いた本にも写真を掲載したことはありませんでした。
恥ずかしながら、今回ブログに掲載することにしました。
これは今朝撮ったものですが、若く見えてるでしょう?でも私めは還暦を過ぎています。
私はこの英語でシンプルで合理的な姿を生徒たちに伝えるのが、彼らに英語脳構築というものを与えることではないかと思います。
最近、「書いて覚える作業」が軽視されていると思います。ただこれは文法問題の書き換えといったものではありません。
書く作業は子供たちの頭を活性化させる、これは私も体験してきたことです。
なお、教材にはCDがついていますが、「団体使用」であれば、これをコピーして生徒たちに配布することも可能です。
購入されたある塾の先生は、「家で聞きなさい」とコピーして販売されているそうです。
この教材の製作において以下のようなbe動詞の補語のタイプを中1からしっかり学習させるようにしたのは、中学3年でその成果を結実させるためです。
今回は、後置修飾の最終として関係代名詞をとりあげました。
3年・第3級 ① 確 認 学 習
課題 関係代名詞の用法
【基本文】I have a friend who lives in Canada.
私には、カナダに住んでいる友だちがあります
[1] 主題提示型の発想を持つ英語の発想
英語には、つぎのような主題提示型、つまり主題をポンと出し、それを説明する発想があります。
① something → to drink *不定詞の形容詞的用法
何か 飲むための
② the book → on the table *前置詞の形容詞的用法
その本 テーブルの上の
③ the boy → playing tennis *~ing形動詞フレーズの形容詞的用法
その男の子 テニスをしている
④ the book → written by him *~ed形動詞フレーズの形容詞的用法
その本 彼によって書かれた
⑤ the book → he wrote *節で名詞を飾る用法
その本 彼が書いた
[Ⅱ] 関係代名詞も主題提示型の発想を持つ
関係代名詞も以上と同じように、主題提示型の発想をもっていますが、⑤と同様、節で主題を説明する方法です。
the girl → who played the piano
その女の子 (その人は)ピアノをひいた
ピアノをひいた女の子
以下、主格、所有格、目的格の用法をわけて説明します。
(1) 関係代名詞・主格の用法(who・which)
whoは先行詞(節でもって飾られる主題のこと)が「人」の場合に使い、人間以外(物や動物)の場合は、whichを使います。
the boy → who can speak English
その男の子 (その人は)英語を話せる
英語を話せる男の子
the dog → which has long ears
その犬 (それは)長い耳をしている
長い耳の犬
この主格の用法では、whoやwhichに続くのは動詞などです。
(2) 関係代名詞・所有格の用法(whose)
whoseは、「人」や「人間以外(物や動物)」に使います。
the boy → whose eyes are blue
その男の子 (その人の)目は青い
目が青い男の子
the dog → whose ears are long
その犬 (それの)耳が長い
耳が長い犬
この所有格の用法では、whoseに続くのは名詞です。
(3) 関係代名詞・目的格の用法(whom, which)
whomは先行詞(節でもって飾られる主題のこと)が「人」の場合に使い、人間以外(物や動物)の場合は、whichを使います。
the boy → whom I like
その男の子 (その人を)私は好きだ
私が好きな男の子
the dog → which she wants
その犬 (それを)彼女が欲しがっている
彼女が欲しがっている犬
この目的格の用法では、whom, whichに続くのは主語です。
※このwhom, whichは省略されることもあります。
the boy I like
私が好きな男の子
the dog she wants
彼女が欲しがっている犬
(関係代名詞を使う場合に注意すべきこと)
関係代名詞を説明する場合、学校等や参考書ではつぎのような説明をしています。
This is the girl. She played the piano.
↓
This is the girl who played the piano.
I know the boy. His eyes are blue.
↓
I know the boy whose eyes are blue.
This is the boy. I like him.
↓
This is the boy whom I like.
以上の説明は、私たちが関係代名詞を使って表現する場合に、まず前者の2つの文を作り、それらをおもむろに、1つの文に作り替える作業を教えていることでしかありません。
Sheだからwhoだ、Hisだからwhoseだ、himだからwhomだという説明はまったく英語の発想を教えていないというわけです。
英語の発想では、つぎのようになっていることを確認してください。
ただし、これは読解するときの発想です。
the girl who played the piano
その女の子だ、(その人は)ピアノをひいたんだ
the boy whose eyes are blue
その男の子だ、(その人の)目が青いんだ
the boy whom I like
その女の子だ、(その人を)ぼくが好きなんだ
つまり、関係代名詞というのは、単に前置詞や~ing形動詞フレーズ、あるいは~ed形動詞フレーズ([1]を参照のこと)などでは、説明できないことを、節(主語+動詞のもの)で説明できるとても情報豊かな表現法だといえます。
Do you know the girl (whom) I met yesterday?
あなたは、ぼくが昨日会った女の子を知っていますか?
The girl (whom) you met yesterday is my sister.
君が昨日会った女の子はぼくの妹だよ
「コミニカ中学英語基礎編>」より転載
この「コミニカ中学英語基礎編>」で学習してきた人が、いとも簡単に英検2級をとったり、高校で好成績を獲得したり、しかも英語が話せるのがわかっていただけると思います。
子供たちに「英語の回路を持たせる」、これがプロとしての英語教師だと思います。
「コミニカ中学英語基礎編」を導入された塾やフリースクールの先生方が、生徒たちがほとんどのストレスもなくスラスラ問題を解く姿を見て驚かれるのはこれが原因です。
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「コミニカ中学英語基礎編」の解説部分が2色刷りになりました。
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この改訂[Third Edition 2009]によって、今までのサンプルもすべて変更したものになっています。
「コミニカ英語教材<基礎編>」
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ブログ書いて聞いて覚える中学英語学習
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