【どうして日本人は英語が話せない?】
先日、DHCTHEATERの日下公人塾『日本出動』#02という動画のことについて述べました。「英会話にはイントネーションが重要だと言われているが、「リズム」で話す英語こそが大事だという」
今回は、そのことを具体的に説明している私の動画をぜひご覧下さい。
内容は、「give動詞でこれだけ話せる」について述べていますが、以下の文例について述べています。
これは「日常英会話必須基本16動詞(HTML版・音声つき) 」からの引用です。
[VO感覚] give+名詞(目的語)
【今日の学習】
英語はbe動詞系列と一般動詞系列の2つで成り立っています。言うなればbe動詞系列のam, are,is、was, wereとdo, does, didということです。
今回のものは、[九九]のように覚える英会話にとりあげた「6つの英会話のテーブル」の内、一般動詞現在形のテーブルです。
○英語の九九 ファンクションフレーズテーブル
一般動詞 現在形
前々回のbe動詞系列現在形のテーブルとどこが変わったでしょうか?
単に、am, areがdoに、isがdoesとなっただけです。つまり三人称・単数の主語のものがdoes系列になります。
しかしそれは「理屈」だけの話で、口からとっさにこのファンクションフレーズが飛び出すためにはトレーニングが不可欠です。
つまり「様々の主体の現在の行為・欲求など」を表すためには以下のように宣言するとことになります。
このテーブルにある[GROUP-A]から[GROUP-D]は以下の表現展開を支えます。
[GROUP-A] 肯定形
-- 私、~するよ、あなた、~するよ、彼女、~するよ‥
[GROUP-B] 否定形
-- 私、~しないよ, あなた、~しないよ、彼女、~しないよ、‥
[GROUP-C] 疑問形
-- 私、~するの?、あなた、~するの?、彼女、~するの?‥
[GROUP-D] 否定疑問形
-- 私、~しないの?、あなた、~しないの?、彼女、~しないの?‥
※本では[GROUP-D]が含まれていませんが、ON LINE講座では扱います。
また、「私、~するよ、あなた、~するよ」などの日本語を付記したのはまったく便宜てきなものです。
一般動詞系列というものは、be動詞以外のすべての動詞の総称であることを知っておいてください。
さて、「 [九九]のように覚える英会話」に「ドリルNo.3 (時々)ケーキを作るよ」にあります。
大切なことは、いつも言っていることですが、日本語訳から英作するのでは「イメージしてください」というフレーズを使って行うことです。これが、私の言う英語を「そのまま理解する」ということなのです。
(1) make some cakes ケーキを作る
(2) make some coffee コーヒーをいれる
(3) make some hand roll sushi 手巻き寿司を作る
(4) make a doll 人形を作る
(5) make a doghouse 犬小屋を作る
(6) make a model plane 模型飛行機を作る
(7) make a dress ドレスを作る
(8) make a meal 食事を作る
(9) make breakfast 朝食を作る
(10) make sukiyaki すき焼きを作る
上にあげたmakeの動詞フレーズは、トレーニング用なので簡単ものをとりあげています。
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このmakeの基本的な意味は「現実化させる」というのが本質的な意味です。
日 本語の「する」に当たることばは、do, take, haveなど様々な動詞が対応する。makeの「する」は、その後の名詞がだいたい、動作・行為の結果を表していると言える。例えば、make a doll(人形を作る」、make a discovery(発見する)では、人形も発見も結果として生じるもので、これまでになかった何か新しいものを生じるようにすること、つまり「現実化す る」「~を現実化させる」というのが、makeの本質的な意味だ。
(一定の行為を現実化させる)
make a change 変更する make a plan 計画を立てる
make a promise 約束する make an excuse 言い訳する
make an inquiry 問い合わせをする make a mistake 間違いをする
make a bed ベッドメーキングする make a bow おじぎする
make a call 電話をする
省略
※オンライン講座専用のブログ(http://lisning.seesaa.net/)にある「ナビゲータルーム」に続きのmakeの動詞フレーズをとりあげています。さらにsomeとanyの使い分けは副教材の「話すためのたったこれだけ英文法」の該当するページをあげておきます。ぜひご覧下さい。
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さてこの動詞フレーズを使った発想トレーニングは以下のように行います。実際の本や動画では(1) から(10) までのトレーニングとなっていますが、すべてをあげることができないのでサンプルをあげておきます。
[GROUP-A] 肯定形
I make some cakes.
She makes some cakes.
[GROUP-B] 否定形
I don't make any cakes.
She doesn't make some cakes.
[GROUP-C] 疑問形
Do you make any cakes?
Does she make any cakes?
What do you make? ※
What does she make? ※
[GROUP-D] 否定疑問形
Don't you make any cakes?
Doesn't she make any cakes?
注意していただきたいことは2つあります。
1つは、動詞makeの現在形が使われるのは[GROUP-A]の肯定形だけということ。
2つめは、基本的に否定、疑問、否定疑問表現ではsomeではなく、anyを使います。
このトレーニングは34ページから35ページに。またこれからのトレーニングでは※印をした疑問詞のつく疑問表現も登場します。
次回は、一般動詞過去形の系列表現について述べます。
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当オンライン講座を構成する各3つのステップはそれぞれ1ヶ月間の構成であり、3ヶ月(90日間)がワンクールとなっています。
当講座は3ヶ月単位となっていますが、講座はくり返し続きます。
登録料の意味は、「くり返し受講」ができるということです。
以下は、次回からのオンライン講座開講中のブログです。
英会話通信講座 STEP1 [九九]のように覚える英会話』
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