[お知らせ]
今月中に当研究会の教材をご購入の方への「電子出版本」無料進呈を復活しました。
「コミニカ中学英語基礎編」は、全国の多くの塾やフリースクールで続々採用されています。
最近では,社会人グルーブの方々のための英会話講座などで使われるが目立ってきています。
録音CDは、同一教室では自由に複製は可能です。(団体使用に限る)
プリント1枚に基本的に11の英文の生産ができプリントを一枚、一枚こなす毎に、生徒たちは達成感を持ち、次のプリントに向かっていきます。
問題シート(プリント)の総枚数は1,152枚と膨大なものとなっています。
この具体的な内容については以下のブログをご覧ください。
ブログ「書いて聞いて覚える中学英語学習」
また以下のアドレスは「コミニカ中学英語基礎編>」の教材内容です。
ただし、中1配当の第20級・19級,18級は除いています。
「コミニカ中学英語基礎編>」もくじ
[今日の学習]
今回も中2配当の学習です。
個別の説明は過去記事でご覧ください。
中2配当第3級「5つの動詞フレーズのパターン」で学ぶこと
[総合的な解説]
ここでは動詞フレーズのパターンについて学習します。ファンクションメソッドでは、教育文法のように主語(S)と結びいたものとしてとらえていないことに注目してください。単に動詞フレーズだけの分類となっています。
日本人はなぜ英語が自由に話せないのか?
五文型については多くの文法書で以下のようにまとめられているのが多いです。
(1) S+V(「~は・・・する」
He runs fast. (彼は速く走る)
(2) S+V+C(「~は・・・である〔になる〕」) 〔S=C〕
He is an English teacher. (彼は英語教師です)
He became an English teacher. (彼は英語教師になった)
(3) S+V+O(「~は-を・・・する」) 〔S ≠ O〕
He teaches English. (彼は英語を教えている)
(4) S+V+O+O(「~は-に-を・・・する」)
He game me a ring. (彼は私に指輪をくれました)
(5) S+V+O+C(「~は-を〔が〕-と〔に〕・・・する」) 〔O=C〕
We call him Taro. (私たちは彼を太郎と呼んでいる)
今回は,(3) V+O(動詞+目的語) 感覚の動詞フレーズについて述べます。
早速ですが,五文型理論での英作はどのような思考経過で行われるか見ていただきましょう。
[1].私はケーキを作ります
① 主語(S)は? 私は → I
② 動詞(V)は? 作る → make
③ 目的語(O)は? ケーキを → a cake
(完成文) → I make a cake.
[2].私はケーキを作りません
① 主語(S)は? 私は → I
② 動詞(V)は? 作らない → don't make
③ 目的語(O)は? ケーキを → a cake
(完成文) → I don't make a cake.
[2].私はケーキを作ることができます
① 主語(S)は? 私は → I
② 動詞(V)は? 作れる → can make
③ 目的語(O)は? ケーキを → a cake
(完成文) → I can make a cake.
[3].私はケーキを作りたい
① 主語(S)は? 私は → I
② 動詞(V)は? 欲する → want
③ 目的語(O)は? 本を読むことを → to make a cake
(完成文) → I want to make a cake.
私たちはそう教えられてきたし,今の生徒たちもこのように教えられています。
さあ、こんなことで自由な英作ができるでしょうか。
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(1) V(動詞)感覚の動詞フレーズ
go, come, rainなどがありますが、多くの場合副詞と結びついて様々な表現となります。
(2) V+C (動詞+ 補語)感覚の動詞フレーズ
補語によって主語(主体)を補って説明するもの。S=Cの関係となり、 be動詞(am・are・is) が典型です。一般動詞では、become,look,seemなどがあります。
make sure 確認する
make a good tennis player 上手なテニスの選手になる
get hungry 空腹になる
(3) V+O(動詞+目的語) 感覚の動詞フレーズ
代表的な動詞はhaveですが、 get, do, take ,make. give, keep, put, see, send, sayなどがあります。
make cakes ケーキを作る
get a taxi タクシーに乗る/見つける
(4) V +O +O( 動詞+目的語+目的語)感覚の動詞フレーズ
目的語を2つとる動詞は、show、tell,give,teach,ask,make,sendなどがあります。
make me cakes 私にケーキを作る
get me a taxi 私にタクシーを見つけてくれる
(5) V +O +C(動詞+目的語+補語)感覚の動詞フレーズ 目的語を補語によって説明するもの。O=Cの関係となり、このパターンとなる動詞には、get, make, call, nameなどがあります。
make me happy 私を幸せにする
get everything ready すべてのことを準備する
(5') Two Word Verbsの動詞フレーズ
make away, make off,
take out, take it out, take it out of the house
get off, get off the grass 芝生から出る
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さて、以下のファンクションメソッドによる英作をご覧ください。
教育文法はS+V+Oという文型と,動詞の変化ばかりに重点が置かれていることに気づかれると思います。さらに3つの段階を経て英作がされることも。
ここで重要なのは,5文型理論では「ケーキを作る」というひとまとまりの行為や状態がとらえられないことです。
これが「ケーキを作る」「本を読む」「手紙を書く」といった日本語と英語の意味が一対一に対応する場合はさほど問題はありません。
しかしそうではない場合,「散歩する」「買い物をする」「ベッドメーキングをする」「電話する」などでは「~する」が多く使われます。
この動詞は何か。doかplayか、takeかmakeか、動詞はフレーズとして覚えなければ英語脳には蓄積されていかないことになります。
これについては次回に。
(2) V+C (動詞+ 補語)感覚の動詞フレーズ
【一般動詞フレーズ5段活用】 make a cake
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(1) make(s) a cake 現在形動詞フレーズ
(2) made a cake 過去形動詞フレーズ
(3) make a cake 原形動詞フレーズ
※助動詞やto(to不定詞)に導かれます。
(4) making a cake ing形動詞フレーズ
※進行形や動名詞になります
(5) made a cake ed形動詞フレーズ
※完了形になります
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[コミニカ英作法]
[1].私は、(ふだん)ケーキを作っています
「~は ドウする文」
① 私は → I
② ケーキを作る → make a cake
(完成文) → I make a cake.
[2].私は、(ふだん)ケーキを作りません
「~は ドウする文」
① 私は ~しない → I don't
② ケーキを作る → make a cake
(完成文) → I don't make a cake.
[3].あなたは、(ふだん)ケーキを作れますか?
「~は ドウする文」
① 私は ~するか? → Can you
② ケーキを作る → make a cake
(完成文) → Can you make a cake?
[4].(私が)、ケーキを作りましょうか?
「~は ドウする文」
① 私が、~しましょうか? → Shall I
② ケーキを作る → make a cake
(完成文) → Shall I make a cake?
[5].私はケーキを作るつもりです
「~は ドウする文」
① 私は、~つもりだ → I am going to
② ケーキを作る → make a cake
(完成文) → I am going to make a cake.
[6].私はケーキを作らなければなりません
「~は ドウする文」
① 私は、~つもりだ → I have to
② ケーキを作る → make a cake
(完成文) → I have to make a cake.
[7].私はケーキを作りたい
「~は ドウする文」
① 私は、~したい → I want to
② ケーキを作る → make a cake
(完成文) → I want to make a cake.
[8].私は(今),ケーキを作っているところです
「~は ある・いる文」
① 私は ~いる → I am
② ケーキを作りながら → making a cake
(完成文) → I am making a cake.
[9].私はケーキを作るのが好きです
「~は ドウする文」
① 私は、~好む → I like
② ケーキを作る → making a cake
(完成文) → I like making a cake.
[10].私はケーキを作るのが得意です
「~は ドンナだ文」
① 私は、~得意だ → I am good at
② ケーキを作る → making a cake
(完成文) → I am good at making a cake.
[11].私は(ちょうど)、ケーキを作ったところです
「~は ユウする文」
① 私は、~ユウする → I had just
② ケーキを作ったことを → made a cake
(完成文) → I had just made a cake.
※高校範囲
I should have made a cake.
(今,考えると)私は,ケーキを作るべきだった
She may not have made a cake.
(今,考えると)彼女は,ケーキを作らなかったかも
【一般動詞フレーズ5段活用】 get a taxi
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(1) get(s) a taxi 現在形動詞フレーズ
(2) got a taxi 過去形動詞フレーズ
(3) get a taxi 原形動詞フレーズ
※助動詞やto(to不定詞)に導かれます。
(4) getting a taxi ing形動詞フレーズ
※進行形や動名詞になります
(5) got a taxi ed形動詞フレーズ
※完了形になります
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何度も指摘して申し訳ありませんが,動詞フレーズのパターンが変わっても表現の基礎はまったく変わらないということです。
ファンクションフレーズと補語・動詞フレーズとの順列組み合わせで英文が生産されます。
言うまでもありませんが、「コミニカ英作法」では①にはファンクションフレーズ、そして②で補語・動詞フレーズと二段階のステップを経て英文を生産するのはこの英語発想を身につけるためなのです。
英語の言葉としてのしくみを知ること、それに加えて英文を生産するトレーニングが不可欠だということです。
この英語という言葉を紡いでいくトレーニングが日本の英語教育にスッポリと抜け落ちているのが大問題なのです。
ことばの表現というものは、小から大へと進んでいきます。
これをしっかりと支えていく教材が日本にはなかったと言えるでしょう。文法用語でバラバラにされた英語を人間の言葉として蘇らせる、これがこの教材のコンセプトです。
一日一日、プリントをこなすことでできるようになります。
英語の回路はこのようにして着実に生徒たちの頭に仕組まれていきます。
現在、先進的な塾やフリースクールにこの教材が導入されたり、英会話学習者が購入されているのは、日本で始めての世界水準の英会話学習法を展開しているからです。
Your click makes me happy!
ファンクションメソッドによる市販の本も、あるいはすべての教材がファンクションフレーズと動詞(補語)フレーズの二色刷りになっているのは、そんな英語発想を身につけていただきたいからです。
☆「コミニカ中学英語基礎編」を社会人向きに改訂した、「英語の九九 英会話発想トレーニング」という教材があります。
対応ブログ英語の九九 英会話発想トレーニング
ファンクションメソッド英語研究会発行の電子出版本
●「速修一週間英語脳構築プログラム」PDF版1,200円(税込)
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●「たった16の動詞で英語が話せる瞬間英作トレーニング」 PDF版800円(税込)
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