梅雨入りって言葉を忘れそうな気候が続いている。
梅雨がきて、雨が降って、明けたら暑い夏がきて、時々台風がきて、そのうち風が涼しくなって秋がきて・・・
終わらない四季の物語を見続けている。
急激な変化は望まず、常に平穏無事な毎日であれと願いつつ、ちょっと先の未来が明るくあれと期待しつつ
自分と言う怠惰な役を演じている。
巡る四季の物語を、あと何回見届けられるのだろうか、
この役を演じきったときに、何を残せたのか確かめる術はあるのだろうか?
ここに、ある小さな物語が結末を迎えようとしている。
・・・・・・まぁ、なんだ、焦れるような擦れるような、それなりに厳しい現実をちょっとだけでも忘れさせてくれるから
こう言うのが好きなんですよ。
自分の場合。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/dd/3ab57b12459f5c18f7bd06d88e3360d5.jpg)
俺の妹がこんなに可愛いわけがない12巻 を読みました。
いよいよ最終巻でしたが、この作品、1巻を読んだ時から、
最後は作者さんがどうやって納得させてくれるのかな・・・? って、ずっと気になっていた訳です。
何と言っても、メインヒロインは実の妹ですからね、
現実的には結ばれることの許されない、兄妹の切ない物語の結末は果たして・・・
と言うわけで一気に読み終わりました。
さて私の拙い感想ですが、
先にも述べた難しいテーマに真っ向から挑み、退路をほぼ断った上で、上手くまとめたなぁ! と。
擬似超展開とでも言うのか、今までの流れからすれば予定調和でもあるのか、
京介と桐乃の落とし所としてはスッキリしました。
「俺たちの戦いはこれからも続く」的な終わり方でも良かった気がしますが、あえて避けたのでしょう。
・・・んで、同時にモヤモヤ感も残っていて、
やっぱ、サブヒロインたちへの補完というか、救済というか、フォローを12巻上でやって欲しかったんっすよ。
これやっていれば結末は同じでも個人的なモヤモヤは、かなり少なかったはずなんだけど。
ここもしかして何かの伏線なの? と思うしか無いねぇ。今の所。
繰り返しちゃうけど、別の媒体でも良いから、原作の流れの中でなんとか補完して欲しいっす。
それとも、サブヒロインルートや桐乃の義妹ルートはゲームで補完して下さいって事ですかね?
あ~BD1巻の特典が気になる(苦笑)
ともかく、今日の所は楽しい物語を描いてくれた作者さんに感謝です。