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50代娘と92歳父(要介護3)のゆる~い介護生活

今迄は健康情報のブログでしたが、父親の介護のブログになりました。別居で、頑張りすぎない介護をめざしています。

勉強するなら朝起きてすぐがいい

2016-11-14 19:01:30 | 日記
東京大学の研究チームが、マウスを使った実験をさまざまな時間に行い、マウスの体内時計と短期記憶、長期記憶の関係を調べたそうです。その結果、長期記憶をつかさどる脳の「海馬」という部位も体内時計に関係があることが明らかになりました(論文が9月30日に、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ電子版に掲載されました)。

短期記憶では、いつ学習させても変化はなかったそうですが、長期記憶では、マウスの活動時間帯の前半で成績が良かったそうです。、
マウスはもともと夜行性ですから、夜が活動時間帯なわけですが、夜の活動開始直後の学習効率が最も良かったということです。
ということは、人間の場合は朝起きた直後に学習したことが、長期記憶に残りやすい可能性がある、ということになります。
 
 さらに、海馬内の体内時計だけを働かなくしたマウスでは、長期記憶ができなくなること、長期記憶に必要な脳内のたんぱく質の分泌は、海馬の体内時計のリズムに関連していることもわかったそうです。

高齢者は昼と夜が逆転したりする、というじゃないですか。体内時計のリズムが狂うことも、長期記憶に関連しているかもしれませんね。

アンチエイジングの日と老親への魔法の言葉

2016-11-14 15:08:40 | 日記
11月14日は、いいとし(1114)ということで、アンチエンジングの日なんだそうですよ。
だからと言って、全然めでたいとは思えず、何をしたらいいのか、よくわかりませんが(笑)。

今日はうちの老親を笑顔にした、魔法の言葉を紹介します。

老親はどういうわけだか、たまに会う私に、自分の失敗を報告するんです。
こんなことがあって、こんな失敗をしたと。
それに対して私は「気をつけてよ」「ぼけないでね」みたいな言い方をしていたのです。
眉間にしわを寄せて。
困ったもんだ、みたいな感じで。
他人様のことだったら、「そうなんですかー」で済みますが、自分の親のこととなったら、気をつけてほしいからこそ、厳しく言っちゃいますよね。
これがいつものパターンでしたが、年々私が注意する機会が増えてきて、ムードが悪くなり、なんか違うなぁと思っていたし、なんでこんな会話してるんだろうと自分でも嫌だったんですよ。

それで、高齢者に接する方法について、私なりに勉強したんです。
本を読んだり、ある心理カウンセラーさんのセミナーに行ったり。
それでわかったことは、高齢者はぼけてるふりをする場合があるってことです。
思い出したくないこと、忘れたいことがあったり、居場所がないと感じていたりすると、高齢者はぼけたふりをすることがあるそうな。
接し方としては、そのまま受け入れること、発言を否定しないこと、話をよく聴くことが大事らしいです。

それで、この間、いつものよう失敗の報告をしてきたときに、かける言葉を変えてみました。
「うちは、ぼけないでよかったね」と言ってみたのです。
そうしたら、ものすごくうれしそうな顔をしたんですよ。二人とも。
そうです、うちの両親が言ってほしかったのは、「ぼけてないよ。大丈夫だよ」って言葉だったんです。
本人たちにとっては、確認する作業だったようです。自分がまだぼけてないってことを。

不思議なことに、その一言で両親の私への対応が優しくなりましたよ。