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ロイズ 『ポテトチップスチョコレート』

まったくネーミングそのままの、ロイズ『ポテトチップスチョコレート』。

この商品を見たときに、あ!!!!!やられた!!!!!
と、びっくりしてしまった。
何をやられた!のかと言うと、この商品のアイデアである!

小学生のとき。私は小さい時からお菓子が大好きで、特にポテトチップ
とチョコレートの組み合わせが大好きであった。
高学年になって、少しおこづかいを持ち合わせているときには、コイケヤ
ののり塩のポテトチップと、明治の板チョコを買い、ぽりぽりと食べて
いた。

この甘いのしょっぱいの攻撃が、たまらなく好きだった。
ポテトチップのしょっぱい味が口の中に残っている間に、甘いチョコを
口に放り込む。絶妙な味のバランスがたまらない。
とにかく、この組み合わせが大好きだった私は、どうこの2つを食べる
と一番おいしいのか、というような事を考えた。

ポテトチップ数枚と、板チョコひとかけらを、一緒に食べる。
ポテトチップとチョコを別々に時間差で口に放り込み食べる。
ポテトチップに溶かしたチョコをつけてみたときには、ポテトチップ
がしけってしまい、あまりおいしくなかった。

という具合に、子供ながらに試行錯誤をくりかえし、・・・結局は
結論が出ないまま、ポテトチップとチョコを交互に口に放り込む、という
一番イージーな作戦で、欲望を満たすこととなった。

けれど、どこかで納得のいかない私は、ことある毎におともだちに、
ポテトチップにチョコのついてるお菓子があればいいと思わない???
と訴えていた。まわりの友達は、えええ??それって絶対においしくない
よー。えええ、やっぱりそれって別々でしょ?と誰も相手にしてくれな
かった。そのうち、これはいつか商品化されるべきだ!と、ネーミング
まで考えた。その名も「チョコチップ」(そのまんまかい!)

やがて中学生になり、高校生になっても、相変わらず、友達に、この
夢の「チョコチップ」の話をし、この食べ方を無理やり教えてあげたり
していた。中には「おいしいじゃーーん」という人ももちろん居て、
そんな人と会うと、気分よく、でしょ?でしょ?となったものだ。

そういう幼少時代???を送ってきた私。
この商品を見たときの驚きったらなかったわけだ。
そして、私が成し遂げられなかった、ポテトチップにチョコをつける、と
いう「技術」にひたすら感心し、そのまんまのネーミングにも頭を垂れた。
大げさに言うと、夢が形になった!というような感覚。
そして、やっぱり、これはおいしい!私は間違っていなかったのだ、と
自分をほめてあげました。ははは。言いすぎ。

きっと、何年にも渡り、私が伝え続けてきたこのレシピ?を、誰かが聞き
つけ耳にし、商品化したに違いないのだ!!!

・・・・と、好き勝手なことを言っていますが、とにかく、このおいしい
組み合わせ。口の中でのハーモニー。ふふふ。至福の時である。

しかし、やっぱり「発想、アイデア」というのは思っているだけでは
そのままであり、それを「形」にしないと何の意味もないのだなああ。

このロイズのポテトチップチョコレート。大人になっても夢の「チョコチップ」
を語ってる私に、会社のお友達がくれました。
ありがとう!
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